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October 27, 2011

高橋 瞳 インタビューUP!

Posted by:Sundy at: 1:49 PM

そうそうたる大物プロデューサー陣が色とりどりの花を添えた、
高橋 瞳NEW ALBUM、今ここに完結!!

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2009年に“高橋 瞳×BEAT CRUSADERS”名義でリリースした『ウォーアイニー』以降、数々の大物プロデューサー陣とタッグを組み、ようやく自分の足元を確認しながら、突き進みたい方向性を見据えて加速してきた高橋 瞳。
Chara/ヒダカトオル/Koji Nakamura(iLL)/ROLLY/H ZETT M/BEAT CRUSADERといった各プロデューサーとのコラボレーション作品である3rdアルバムは『PICORINPIN』(9/28発売)。

「ドキドキものでした。やっぱり、いろんな方とご一緒するとなるとアルバムの統一性とかは一瞬不安になったんですけど、声が私自身のものだから、そこは串が一本ささるかなと。本当に歌い手としての間口を広げてもらって、いろんな方に感謝なアルバムになりました」

New Album
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「PICIRINPIN」 Now on sale


かわいらしいタイトル。

「ありがとうございます。去年ぐらいに響きや音がかわいいなと思って、いつか何かに使えたらとなんとなく頭の中に入れていた言葉なんです。それに言葉の響きが音的にいいっていうのは今回のアルバムに通ずるものがあって。音を楽しんだり感じたり、音楽ってそういうものだよねっていうところが。タイトルに深い意味があるわけではないんですけど、ファーストインプレッションっていうか、最初に『いいな』って思った響きでつけました」

2ndアルバム『Bamboo Collage』から4年、ものすごく表情豊かな歌声を手に入れたことを知るアルバムでもある。

「いろんな人にすごく預けていたので。やりたいことを貫くというよりかは、全部『プロデュースしてください』って委ねていたので、そのお蔭でカラーが変わったんだと思います」

ライナーノーツ的に全曲について想いを話してもらった。

1. Fire Ball(Charaプロデュース曲。初回生産限定盤にはMusic Videoも収録)

「Charaさんからいただいたデモの中に“Fire Ball”という言葉が入っていて、響きがすごく良いなと思ったんですね。だから歌詞も音を一番大事にしながら、かわいらしい言葉て埋まればいいなって。書いているうちに女の子の恋心、胸の中に宿っている火みたいなものを感じたので、そのまま“Fire Ball”を使おうかなって、タイトルになりました」

“完全なくらい 未完成いっぱい”ってところがグッとくる。

「私もそのフレーズ大好きなんです。恋愛にも通ずるところがあるし、自分自身にも。いつも終わらずに進んで行けるその1フレーズが印象的で、お気に入りの所です。コーラスもたくさん入れさせていただいて、曲の広がりがすごく出ました。今回Charaさんとご一緒させていただいて、コーラスワークを考えるだけでこんなにも曲の奥行きが全然違ってくるんだなって勉強になりました」

前アルバムとはアプローチが違う世界。

「なんか頑張りたくなかったんですね。もちろん別の意味では頑張った方がいいんですけど、マイクの前に立つと、すごい力んじゃうなっていつも思っていて。力まず自然に歌えるようになりたいと常々課題にしているので、それに近づくための曲になったと思います」

2. MUSIC(元SUPERCARで現在iLLのKoji Nakamuraプロデュース)

「ナカコーさん(Koji Nakamura)さんとご一緒する時は、わりと・・・あー、このアルバム全曲に言えるのかな?今回は。最近、歌詞を書く時はテーマとかはなくて、色とかをイメージするんです。この曲は特に『こんな色だ』っていうのがあったので、メロディーがキレイだし、絶対キレイな言葉で埋めたいっていうのがありました」

3. walkin' (Charaプロデュース曲)

「これは曲も私で、18歳か19歳ぐらいの時に書いたんですけど、その時はお散歩をしているような雰囲気の曲を作りたくて、歌詞はかわいくなればいいなと思っていたから、『こうだ!』って書いていたわけではないんです。でも、“雨になってはがすわ 神さまなんかいなかった あの子がそっと笑えば さめざめとレインボー”って言っている3行は、個人的な想いがすごくあるところなんです。あんまりこのことはお話してなかったんですけど、今年、日本はいろんなことがあったじゃないですか。私も初めて近しいお友達を亡くして、でもやれることが無かったり、みんな悲しんだりしている中でのレコーディングだったので、何か気持ちは残しておこう、と・・・。誰かのために曲を書くとかは自分にはまだ難しくて出来ないんですけど、その想いを残しておきたくて、友達を想って書いたんです。その3行の部分は歌詞をずっと悩んでいたところだったので、あらためて・・・。でも、とらえ方はみなさんにおまかせしたかったので、自分の真意は言わなくてもいいのかなと思っていたんですけど。ほんとに今年はいろんなことがあって、時々『神さまっていないんだな』って思うくらい悲しい気持ちになって。でもそれでも歩いて行かないといけないっていうところで、タイトルも〈walkin'〉。そこにスーッとおさまったというか・・・そういう意味合いがあります」

4. Le Theatre du Grand-Guignol (ROLLYプロデュース)

「ROLLYさんご自身、シャンソンのコンピレーションアルバムを出していらして、石井好子さんというシャンソン歌手の方を教えていただいたんですね。亡くなられてしまったんですけど、『すごく素敵な女性だな』って、CDもよく聴いていたんです。シャンソンは奥が深くて、私みたいなケツの青いコドモにはまだまだよく理解できなかったり、全然出来ないことがいっぱいあるんですけど、すごく魅力を感じて、ROLLYさんと、シングルだけじゃなくアルバムでももう一曲ご一緒できればなと話をした時に、『シャンソンに興味を持ってくれていたから』と、今回シャンソンぽい楽曲を収録させていただきました」

ひとすじなわではいかない女性を感じる歌声。色っぽくもあって、オトナになったんだなあと。

「イヤイヤイヤイヤ(笑)。昭和歌謡をROLLYさんから聴かせてもらって、弘田三枝子さんとか、『こういうふうに歌えるといいですね』とか、こまかいアドバイスをいただいていたんですね。そういうのがすごく反映されているかなと。これはすごく楽しかったですね」

5. 恋するピエロッティ (修学旅行 Ver.)

「ROLLYさんがやっている“すかんち”で、〈恋するマリールー〉って曲があるんです。それが大好きで、ピエロッティをお願いしたんですね。すかんちと言えば〈恋するマリールー〉なので、そこをリスペクトさせていただいて。かなりやりたかったことを120%させていただいた楽曲です」

イントロの“きゅーんきゅーんきゅきゅんきゅーん”ってとこがなんとも。

「ここはROLLYさんが『ぜひ!』と。『これを僕は流行らせたいんだ』とおっしゃってたので、じゃあガンガン行きましょう!と。ライブでもここはみんなに歌っていただきたいですね。野太い声でも嬉しいです(笑)」

6. プールサイド(H ZETT Mプロデュース)

「H ZETT Mのメロディーに私がイメージするものって、10代のせつなさとかいろんな青なんですよ。青い火って、ものすごく温度が高かったり、そういう情熱とか夏っぽさとか、儚いけど・・・っていうのは感じていたので、歌詞に書けたらいいなと共作をさせていただきました。プールっていうと、授業時間が思い浮かぶんですよね。プールサイドで三角座りして待っていなくちゃいけない時間。きゅんと来る青さが出たらいいなと思いました」

7. ウォーアイニー(BEAT CRUSADERSプロデュース)

「2年前くらいに制作したものなんですけど、あらためて聴いてもBEAT CRUSADERSはカッコいいなと。最初は違う歌詞を書いていたんですけど、ヒダカトオルさんがずっと『江戸っぽい言葉がいい』と言っていて、家に帰ってワーッと書き直した時に、30分で1コーラスが出来て、なんかそれが雰囲気が良かったっていうのは覚えてますね。言葉遊びが面白くて。ライブで盛り上がってほしい曲ですね!」

8. ジレンマ (ヒダカトオルプロデュース)

「これは〈ウォーアイニー〉を制作している時に原曲を聴かせてもらっていました。のちにTBSラジオでヒダカさんがレギュラーを務めていた番組のコーナーでプロデュースして頂き、レコーディングしたのは去年の終わりから今年の初めなんです。BEAT CRUSADERSの中でも、ヒダカさんの作で〈LOVE DISCHORD〉っていう曲があるんですけど、ものすごい大好きなんですね。ヒダカさんのファンの方なら絶対大好きっていうコード感とかメロディ感、ヒダカ節っていうのがあって、それがすごい炸裂している楽曲なので、『こんなおいしい曲をいただいてありがとうございます!』って気持ちです」

9. neon sign(Koji Nakamura (iLL)プロデュース)

「ちょうど〈MUSIC〉の制作をしている時に、ナカコーさんからいろんなデモをいただいていて、この曲もステキなデモだったので、『アルバムに入れたいです』って制作したんです。浮遊感がすごくあって、夜のネオンが光っている町の印象があったので、それを話したらナカコーさんも若者が夜を徘徊しているイメージがあるとおっしゃっていたので、そういう絵をあらわせたらいいなって。『ナカコーさんの曲はキレイな言葉で』、と私の中にあったので、小説みたいな感じで。だから、歌詞カードを開いた時にこの曲だけ違うんですよね。字の間隔を空けてキレイに見せたいなって、レイアウトも変えたんです。あとはボーカルですね。もともとSUPERCARっていうバンドはフルカワミキさんとナカコーさんが一緒に歌っている楽曲が多かったので、私はひとりなんですけど、リスペクトを込めて私の声でユニゾンで録りました」

10. お天気雨(H ZETT Mプロデュース)

「この曲はすごく大好きで、ぜひともアルバムの最後に入れたいと思ったんです。〈プールサイド〉の時もお話ししたんですけど、青とか水っぽさとか儚さっていうのが、いつもZETT先生の曲には含まれているなと思ったので、晴れているけど雨が降っているって風景が浮かんで書いていったんですね。夏に〈プールサイド〉をシングルリリースさせていただいた時に、インストアライブでこの曲も歌わせていただいて、アルバムのラストにした必然性があったんだなと感じたんです。このアルバムを作った意味――間口を広げたかった、引き出しが欲しかった、これからいろんなものを抱きしめて私は次に向かっていきたいんですって気持ちがとても出ているんだなって、あらためて歌って感じて」

アルバム制作を経て、得たものは。

「いろんなことをやることによって、自分がしたいことが見えてきましたね。いいこともあればくやしいこともあったんですけど、このアルバムを作って次に作りたいものがすごく明確になったというか。今まではタイムリーなものを作っていくのがものづくりだと思っていたんですけど、もっとそれよりも自分が書きたいものだったり、歌いたい感情、出したい声とかすごく見えやすくなりました。このアルバムを作っている時は、すごく探している時期で。いろんなヒントをもらったり勉強させてもらったりする中で進んで行ったから、このアルバム制作から次が見えるっていう流れはとっても健康的だなって思うんですね」

大きな瞳がいっそう輝いて見える。

「やっぱり、歌、好きだなって思って。歌が歌いたくなる歌を作って行けたらいいかなって思っているんです。これからは自分でも曲をどんどん書いていきたい。そこにちゃんとはまるかはわからないんですけど、歌心は大事にして作っていかなくちゃいけないんだってこと、今回ご一緒したみなさんから学びました。曲があってその世界にどう行くか、で変わって行けた。それが欲しかったので、このアルバムはほんとに大成功でした」

そして今、アルバムがどんなふうに届けばいい気持ち?

「以前から私の作品を聴いていただけている人には、なかなか聴きづらいところもあるかもしれないかなと思うんですけど、私が好きなミュージシャンとご一緒したのは、その人たちが昔やっていたこと、今やっていることが好きだから。だからたとえばCharaさんが好きな方だったら、少しでもそういう匂いを感じていただけたら嬉しいです。私がこういうものを好きなんだということを『理解して!』とまでは思わないんですけど、『高橋 瞳はこういう音楽が好きなんだ』って、ちょっとでも耳にしてもらえれば嬉しいです」

これからどんなライブしていきたいと思っていますか。

「んー!!! 昔はガチガチに考えてやっていたんで、ふらりと遊びに来たよ、くらいのニュアンスで歌えるようになれたら。さっきも言ったように、マイクの前に立つとすごい頑張っちゃうから(笑)。どんどんチカラを抜いて、自然に歌えるようになれたらって思います」

確かに今回のアルバムはチカラを抜いた方が届く歌が多いですよね。

「そうなんですよ、チカラを抜きすぎて反省するのもあったくらい(笑)」

では最後にメッセージを!

「ハイ! ニューアルバム『PICORINPIN』、ほんとにもう自分でも自信を持っておすすめできるCDになったなと思っています。そしてライブ! 名古屋でもライブできるよう頑張りますので、ぜひともよろしくお願いいたします」


(10/6 インタビュー・早川矢寿子)

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