ライブレポート

3月17日(日)

 

ナツノコエ

South Wind Orchestra【オープニングアクト】

スターダスト☆レビュー

阿部真央

ゴスペラーズ

渡辺美里

德永英明

Nagie Lane

Neighbors Complain

怒髪天

ウルトラ寿司ふぁいやー

夜のヒットスタ☆レビ

夜のヒットスタ☆レビ

夜のヒットスタ☆レビ

夜のヒットスタ☆レビ

フィナーレ

 

 

ナツノコエ 晴天だった初日に対し、2日目は「もしかして雨?」と心配になる曇り空。そんな雲を吹き飛ばすような、伸びやかな歌声を披露してくれたのが2日目のトップバッター、ナツノコエだ。野外に設置されたSHOWCASE STAGEに登場した名古屋出身のシンガーに対し、開場間もない時間でありながら温かい声援が送られる。 ナツノコエ

South Wind Orchestra【オープニングアクト】 屋内のGAISHI HALL STAGEへ移動すると、今日もオープニングアクトの演奏の前に、スターダスト☆レビューの根本より今公演の趣旨説明が行われる。「12回目を迎えた『音市音座』。ガイシホールがある南区の皆さんと一緒に作っていこう、ということで前回からキッチンカーも来てますし、今回はオープニングアクトも地元の皆さんです。昨日はホールの隣の名古屋南高校の吹奏楽部の高校生、今日は南区を活動拠点としている、小学生からシニアまでが在籍するSouth Wind Orchestra。『音市音座』は楽市楽座の考えのもと、音楽を通して活性化させたり、みんなが自由に楽しめたらいいなと思ってます。ゆっくりと皆さん自身の楽しみ方で過ごしてほしいです!」 South Wind Orchestra【オープニングアクト】

スターダスト☆レビュー 地元からやってきたSouth Wind Orchestraが、スタンダードナンバーでホールの空気を温めると、根本の「ピンポンパンポ~ン♫」の歌声と共についに本編が開演。昨日に続き、恒例の歌いながら長めの挨拶が始まる。「長めに歌っているのは~発声練習~♫最後まで~楽しんでね~♫」。しっとりとゆったりと『めぐり逢えてよかった』から始まり『Get Up My Soul』『オラが鎮守の村祭り』と、テンポよくノリよく一瞬にして会場をひとつにする。
観客側もスターダスト☆レビューと共に歳を重ねてきた方が大半なので、合間合間の「皆さん座って!」の声にありがたく座らせてもらいながら、歌いたい歌は歌い、踊りたい歌は踊り、ただ音に合わせて体を揺らしたり、自分なりに自由に体で表現する楽しさを一瞬にして作りあげるスターダスト☆レビュー。さすがの熟練度を見せる。 スターダスト☆レビュー

阿部真央 そして阿部真央から始まるゲストとのコラボレーションステージへ。まずは『貴方の恋人になりたいのです』『Keep Your Fire Burning』をアコースティックギター一本で歌い上げ、観衆をうならせつつスターダスト☆レビューとのコラボレーション『ロンリー』と根本とのトークで観客を盛り上げる。次のゲスト、ゴスペラーズは掛け合い漫才のようなテンポでトークが進む。『星屑の街』『ひとり』をアカペラで披露した後、スターダスト☆レビューとのコラボレーション『Charming』、揃いの振り付けがあるソウルナンバー『1,2,3 for 5』を歌い、渡辺美里を呼び込む。今回で4回目の登場となる彼女は、無観客配信で開催した時の様子や、コラボの楽しさを気付かせてくれたのがこのイベントだという逸話も披露。そして変わらぬ歌声で観衆を魅了し、コラボレーションステージ最後となる德永英明へとバトンタッチ。根本が「やっと出てくれることになって、コラボする曲は自分たちからこれをやりたい!って言ったらOKで。選曲がすごいよ!」と披露したのが『レイニー ブルー』『壊れかけのRadio』『I LOVE YOU』の3曲。感謝を込めつつ歌う德永英明と抱き合う根本。とても幸せなコラボレーションステージだった。

阿部真央ゴスペラーズ渡辺美里德永英明

休憩時間には、SHOWCASE STAGEでコーラスグループNagie Lane、R&BバンドNeighbors Complainが登場。休憩の合間にも音楽に飢えたオーディエンスが、食い入るようにステージを見る。その他にも、グッズを購入する人、食市食座のキッチンカーへ向かう人など、それぞれに70分を過ごす様が印象的だった。

Nagie LaneNeighbors Complain

怒髪天 休憩を挟み、バンドアクトの怒髪天がステージに登場。「アツく真っ直ぐでダサくないとロックバンドとは言えない!」と語り、『酒燃料爆進曲』『HONKAI』『令和(狂)哀歌』『ひともしごろ』とド迫力の歌と演奏で、初見の人も多かったであろう観客を圧倒しテンションを高める。同い年だと言う渡辺美里とのデュエット曲『ハートに火をつけて~シーズン2~』も披露し、同世代の共感を呼ぶ『ザ・リローデッド』を力強く歌い上げ、後半の部へとつなげた。 怒髪天

ウルトラ寿司ふぁいやー 40分の休憩の間、SHOWCASE STAGEでは昨年に続き出演の、ウルトラ寿司ふぁいやーがメンバー病欠のため音市音座2024限定編成、しょーりん・尚也・翼の3人編成のスーパー寿司ふぁいやーとして登場。半分の人数編成ながら観客も一体になって盛り上がる。 ウルトラ寿司ふぁいやー

そして後半戦。音市音座写真館コーナーで、根本がクールな德永英明の意外な一面を引き出す一幕がありながら、『夜のヒットスタ☆レビ』がこの日も開幕する。
夜のヒットスタ☆レビ 本編は初日同様にスタ☆レビ『夢伝説』『木蘭の涙』から始まり、ゴスペラーズの『永遠とわに』へと繋いでいく。阿部真央はデビュー当時からの代表曲『I wanna see you』で会場を心地いい空気に包む。根本のギターソロとのなんとも豪華な共演だ。その後に登場した怒髪天は、『オトナノススメ』で<オトナはサイコー!青春続行!人生を背負って大ハシャギ>と、まさにこの2日間の光景とリンクする楽曲を大合唱。さきほどのバンドアクトステージ同様に増子(怒髪天)が渡辺美里を呼び込むと、もちろん歌う楽曲は『My Revolution』だ。ステージに上がるアーティストとオーディエンスによるコーラスで、まさに会場がひとつになる。そして最後に呼び込まれるのは德永英明。決して派手な登場でもなく、パフォーマンスやMCでなにか特別なことをするわけではない。しかし、真摯に丁寧に歌い上げられる今日だけの『夢を信じて』に、会場がこの日一番の幸せな空気に包まれていく。そして2日目の大トリももちろんスターダスト☆レビュー。德永英明からの曲紹介は「『夢伝説』を一緒に歌いたいとリクエストしたら断られたので(笑)。第二候補の『今夜だけきっと』」と参加アーティスト全員で大合唱。観客も負けじと声を上げる。最後は全員のアカペラで圧巻のハーモニーを奏で、根本の「星に~なあった~♫」の独唱でテンションは最高潮に。本編を終えた。

夜のヒットスタ☆レビ夜のヒットスタ☆レビ夜のヒットスタ☆レビ

アンコールでは1日目と同様に、長年の大親友KANに捧げる『愛は勝つ』。SHOWCASE STAGE出演アーティストも含めての大合唱で、1日目とはまた違った『愛は勝つ』が会場に響き渡った。「音楽を通して幸せになってほしい、音楽が背中を押してくれる、KANはいつも支えてくれた。あいつに届くように!」とステージも客席も一つになり、2日間に渡る『音市音座』を締めくくった。

アンコール会場の様子会場の様子

集合写真 大規模会場での2日間開催という規模感だけでなく、豪華でバラエティ豊かなゲストアーティスト、キッチンカーブース『食市食座』の充実、SHOWCASE STAGE出演アーティストも含めた一体感など、よりイベントとしての完成度を高めた感のある今年の『音市音座』。地元吹奏楽団の出演など、この場所で開催しているからこその試みは、将来に繋がっていく予感もありとても印象的だった。10年以上にわたり、さまざまな試行錯誤を繰り返しながらファンを増やしてきた『音市音座』。今年はひとつの完成を見た年だったように思う。次回の『音市音座』にもご期待ください。
集合写真
text: 川口愉生
photo: 新澤和久・Inokoshi Zenta(Liveyou)・うえむらすばる(Liveyou)
※德永英明の「英」の正式表記は、草冠の間が空きます。

3月17日セットリスト

3月17日セットリスト

3月17日セットリスト

音市音座オフィシャルサイト