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「ぜったい掴んだ手を離さないから、ぜん君。といっしょに生きて欲しい」(一十三四)

2020/01/08 15:00


2015年結成した如月愛海(きさらぎめぐみ)、ましろ、一十三四(ひとみよつ)、征之丞十五時(ゆきのじょうおやつ)、凪あけぼの(なぎあけぼの)の5人組アイドル「ぜんぶ君のせいだ。」。
キャッチフレーズは「病みかわいいで、世界征服!!」。

12/18にリリースした5thアルバム「或夢命」は、病みかわいさ全開でカラフルに散りばめられた遊び心いっぱいの言葉が要所要所で胸に刺さり、「そのままでいいんだよ」って寄り添ってくれる。

そう、病みかわいいは依存心で出来ているのではなく、たくましくてポジティブであったかくて面白い周波数。それを共振する楽しさといったら!

メンバー全員にアルバム「或夢命」について、ライブについてなど話しを聞いた。ファンを「患いさん」と呼ぶ彼女らの愛に包まれて、とてもリラックスしたしあわせな時間になった。



12/18に5thアルバム「或夢命」をリリース!

「“夢が目標に変わった” って言えるのも、やっぱり患いさんがずっとついてきてくれたことがすごく大きいです」(ましろ)


――アルバム「或夢命」。どう読むのかな?

全員:「あるむめい」です!

如月愛海:結成してすぐに「夢は武道館ライブ!」って決めて、武道館に向けて一歩一歩進んでいく中で、「たぶん、自分たちは武道館のステージに立つ」みたいな確信に近いものに意識が変わっていったんです。「夢」だったのが「武道館にたどり着くまでの道を自分たちは歩いてる」に変化して、「そこに命かけて進んでいきます!」って意思表示したタイトルになりました。

ましろ:夢に向かう中で、自分たちの音楽を聴いてくださる方とか応援してくださる患いさんが本当に必要不可欠で、患いさんがいるから歌える曲がずっとあって、「夢が目標に変わった」「夢に向かう道のりになった」って言えるのも、やっぱり患いさんがずっとついてきてくれたことがすごく大きいです。アルバム「或夢命」は、患いさん一人ひとりにやさしく手を差しのべたり、両手を広げて抱きしめるのをいつでも待ってる「自分たちの今」とリンクして、「想いがちゃんと出せてるな」っていう印象です。

――ぜんぶ君のせいだ。(以下、ぜん君。)から“病み”というよりも包容力を感じます。

如月愛海:例えば嫉妬とか憎悪ってあるじゃないですか、生きていると。「なんであいつが?」っていうような誰しも思ったことがある気持ちを吐き出した曲を、攻撃力強めで鋭い感じでずっと歌ってきたけど、今回は「こういう想いもあるよね、そういう想いもあるよね。わかるわかる。でもさ……」みたいな表現に変わったというか。病んでないけど病んでるみたいな。

ましろ:うちらが病んでるんじゃなくて、実は世間みんなが病んでるのかも。今までみんなそれぞれ隠してきたことがちょっとずつ公になってきた世の中じゃないですか。「みんなが病みかわいい」っていう世の中になってきた可能性もあります。

――時代が追いついてきましたね。

如月愛海:時代に追い越されたのかもしれない(笑)。

全員:爆笑!

――アルバム「或夢命」を聴いていくうちにどんどんみなさんのことが愛おしくなりました。そして、「ぜん君。がわたしの心の中を歌ってくれている。ということは、自分自身も愛おしい存在なんだ。自分で自分を抱きしめよう」って気づかせてもらいました。

一十三四:今回のアルバムは聴いたひとの心に寄り添えるような曲がたくさんあるので、そう感じてもらえるのはすごいうれしいです。

――打ち込みと生音のちょうどいい組み合わせのサウンドもカッコ良いし、作詞をされているGESSHI類さんは想いを言葉にする天才。言葉に対する新しい価値観を提示してくれました。

如月愛海:小学1年生の男の子、思春期の女子中学生、さらに50代60代の女性が思うようなことも全部歌詞にあてはめられるんですよね。ぜん君。のメンバーそれぞれの表情……例えば子どもっぽい部分とか……ちゃんと見て歌詞に反映してくれるので尚更いろんなひとに刺さるし、しかも言葉で遊び散らかしてる(笑)。GESSHI類さんは天才ですし、ぜん君。の唯一無二の存在です。

一十三四:それに加えて、いろんな層に刺さるのは、ぜん君。は音楽のジャンルが幅広いこともあると思います。

――最初に歌詞をもらったとき、どのように自分の中に入れて表現していきますか?

一十三四:歌詞が自分たちの性格や生き方にあてはまるので、最初に歌詞を見たときは「あ、自分ってこういうときある」ってすっと胸に入ってきます。遊ぶ系の曲だと「ライブではこの部分を患いさんたちがこんなふうに遊んでくれるかも!」とか考えると楽しくなってきちゃって、「歌詞を覚えなきゃ」っていうよりは「早くライブで遊びたい!」っていう気持ちになります。遊びながら楽しくレコーディングしています。


「ライブの本数が多いので、ライブをしている間に歌詞が身に沁みていく部分がすごいあります」(如月愛海)


――歌詞がぎっちりあるからライブまでに覚えるのが大変そう。

如月愛海:大変なときもありますね。例えば十五時(おやつ/征之丞十五時)のパートで、Aメロ歌って、次の2番のAメロも歌うときは歌詞がごっちゃごちゃになる(笑)。

全員:爆笑!

征之丞十五時:そうなんです(笑)。

如月愛海:だけど、自分たちはライブの本数が本当に多いので、正直、ライブをしている間に歌詞が身に沁みていく部分がすごいありますね。

ましろ:ライブは週2は当たり前で、多いときは週3とか4とか。

如月愛海:すごく多いときは年間300本。それぐらいライブをやっているので、入ったばかりのぼの(凪あけぼの)とか十五時でも、ステージから見た患いさんの表情を読み取って、歌詞に乗せられるようになるんです。

凪あけぼの:うんうん。

如月愛海:そのときの患いさんの表情を見て、「次の歌詞のこの部分に、この患いさんの気持ちをあてはめて歌える」っていう“気持ちを入れるポイント”がメンバーそれぞれにあるんですけど、例えば「四(一十三四)がこう歌うなら、わたしはこう歌おう」って四の歌い方に合わせると、曲全体にすごい深みが出る。メンバ一人ひとりがお互いのことをわかっているから出来ることだと思います。

征之丞十五時:めちゃめちゃありますね、それ。

――歌詞のパートはメンバーで決めるの?

如月愛海:上の方々が決めてくれます。たまに再録があると「どこどこ歌えるよね」って交代することもあるし、「この部分、今は四に合うんじゃない?」って、その都度歌詞割を決めてくれます。上の方々はぜん君。のことをよく見てくれていて、いつも愛を感じています。

ましろ:上の方々は「自分たち以上に自分たち」なんです。自分たちはもともとおしゃべりが上手なタイプでもなくて、思ってることをなかなか言葉に出せなかったりするけど、それをGESSHI類さんがやっと言葉にしてくれて、ぜん君。が表現しやすいようにいろんな方がうまくあてはめてくれる。そこではじめて「やっと自分が思っていることが言えた!」っていう感覚になります、いつも。

――「ちぬ」とかのぜん君。語も面白いです。

一十三四:「ちぬ」って響きはかわいいけど、言ってること物騒ですよね(笑)。

――「ロマンスセクト」の歌詞♪Kiss me no say.(君のせい)もしびれたし、「革鳴前夜」の♪否。もカッコ良くて。GESSHI類さんは作詞にどれだけ時間をかけているのかな?

如月愛海:それが、すぐに上がってきます。2ヶ月に1回ぐらいはシングルを出していて、そのテンポに合わせて曲が早く上がってくるので、1日で歌詞を書いてもらうときもあって。

――みなさんの存在からインスピレーションが湧いて、言葉が溢れ出してくるのかな? 同じパターンの曲がないこともすごいです。

ましろ:ぜん君。も患いさんもライブで自由に遊ぶことを大事にしているので、作詞のGESSHI類さんも、作曲の水谷和樹さんとsyvaさんもライブをイメージして「今までにやったことがないこんな感じの曲にしてみよう」とか、「使ったことがない言葉もぜん君。が歌ったらかわいくなるんじゃないか」みたいなチャレンジを毎回してくださるんですよね。だから、アルバムを出すごとに曲の振り幅も増えるし、造語もどんどん増えてきて。今回はいちばん遊び心のあるアルバムになりました。


「未夢命 TOUR 2020」3/28(土) NAGOYA ReNY limitedにて!

「名古屋公演はセミファイナル。1回ライブを見てくれたらぜったいハマると思います」(征之丞十五時)「全力で楽しんでほしい!」(凪あけぼの)


――それをライブでどう料理するかはみなさん次第。3/28のNAGOYA ReNY limitedが楽しみです!

ましろ:ReNYはなかなか立てなかった場所。今回、立たせていただけるのですごいうれしいし、患いさんはもちろん、初めての方にもめちゃめちゃ来ていただきたいです!

――この日はましろさんの生誕SPですが、なにか特別なことをするのですか?

如月愛海:いや、普通に。

全員:爆笑!

ましろ:ただ「しあわせだよ」っていう(笑)。こういう曲好きだよね、似合うよね、みたいなセットリストに少しなりつつも、いつも通り、

征之丞十五時:全力でライブします!

――バンドスタイルなんですよね!

ましろ:常に8人、たまにキーボードも入って9人になります。

如月愛海:後ろのバンド隊が一瞬でもミスると、自分たちもたたたたって引っ張られるから本当にリアルなんですよ、8人で作ってる感が。見ていて飽きないと思います。

一十三四:うちのバンドってぜん君。に負けないぐらい熱いし、すっごい前に出てくるんですよ(笑)。だから「自分たちも負けらんないぞ!」っていう気持ちでやってるから、お互い上に昇りあっていけるのが毎回すごい楽しいです。

ましろ:打ち込みの曲にギターを入れてアレンジしてくれるからライブ感が増します! CDとはちがうアレンジで聴けます。

――それにしても、こんなにクオリティの高いアルバムが2000円(税抜)とは、安すぎませんか?

如月愛海:よくそう言っていただけるんですけど、自分たち的にはどんな形でもいいから届いてほしくて。

全員:うんうんうん。

如月愛海:安いかどうかいまいちわからないし(笑)。

一十三四:手にしやすいのであればそれでいいんです。

ましろ:歌詞カードもすごいこだわって作ってるから、ちゃんとCDを手に取ってほしい気持ちが強いです。

征之丞十五時:歌詞を見ながら聴いてほしいな。中毒性もありますし!

凪あけぼの:中毒性て!

――では最後に、東海地区のみなさんにメッセージをお願いします。

ましろ:名古屋の患いさんって、ライブではおのおの好きに遊んでくれるんですよ。楽しむひとはすごい盛り上がるし、隅っこで真剣に聴いてくれるひともいれば、きっとなにかを思って涙してくださるひととかさまざまで、自分の好きな感情を持って遊びに来てくれるのがすごいうれしいです。まだ見たことがないひとも、自分の好きなテンション感で遊びに来てほしいな!

凪あけぼの:アルバム「或夢命」をいっぱい聴いて、ライブで全力で楽しんでほしいです!

一十三四:ライブ中の身振り手振りとか、目とか、声とか全体で、目の前にいるひとのことを「ぜったいに包み込んで、いっしょに上まで昇り詰めて行こうね」って、結成して約4年間、ずっと変わらない気持ちでいるので、毎日生きていく中で「ひとりぼっちだな」って思っちゃったりするひとも、そのままの姿で飛び込んで来てくれたらぜったい掴んだ手を離さないから、ぜひ、ぜん君。といっしょに生きてほしいと思います。

征之丞十五時:ぜん君。の曲を聴いたことがあるひともないひとも、1回ライブに足を運んで見てくれたら、ぜったいハマると思います。名古屋公演は「未夢命 TOUR 2020」のセミファイナルなので、ぜひ遊びに来てほしいです! よろしくお願いします!

如月愛海:名古屋はずっといたこともあって大事な地域だし、東海地区のひとたちには本当にたくさんお世話になったんです。だから、愛されている実感もあるし、「愛している」と心から言える。ぜひ、愛をまた伝えたいので、ライブに来てくれたらうれしいな!


インタビュー・文/早川ひろみ



New Album 「或夢命」 Now on sale

ぜんぶ君のせいだ。 Official Website >> https://kiminosei.com
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ライブ情報

ぜんぶ君のせいだ。
ぜんぶ君のせいだ。未夢命TOUR 2020

2020/02/11(火)
静岡Sunash

ぜんぶ君のせいだ。
未夢命TOUR 2020

2020/03/08(日)
松阪M'AXA

ぜんぶ君のせいだ。
未夢命TOUR 2020

2020/03/28(土)
NAGOYA ReNY limited
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