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11/20に3rdアルバム「プレーンバニラ」をリリース! ライブは12/22 APOLLO BASEにて!

2019/11/18 15:30


「ツアーのファイナルは名古屋!必ず最高のパフォーマンスをお見せしますので、ぜひ、来てください!」(吉田理幹)


11/20に3rdアルバム「プレーンバニラ」をリリースするThe Super Ball。佐々木陽吾と吉田理幹の今をパッケージした本作は、ふたりの呼吸が間近で聞こえそうなくらい真っ直ぐにリアルに響く。生きていること、出会ったひとたち、悲しい過去さえ愛おしく感じさせてくれる。自分の人生と重ね、深く温かく染みていく……。

お待ちかねのライブは12/22 APOLLO BASEにて!

アルバム制作について、ライブについてインタビュー。



「今やりたいと思うこと、これまでやってきたこと、好きなものを全部詰め込みました」(吉田理幹)

「結局、プレーンなものやバニラがいちばん美味しかったり、いちばん力を持っていたりする」(佐々木陽吾)


――11/20にリリースの3rdアルバム「プレーンバニラ」のタイトルの意味を聞かせてください。

吉田理幹(以下、理幹):「混じり気のない」「飾り気のない」という意味の金融用語です。昨年リリースした2ndアルバム「Out of Bounds」は「自分たちの殻を破ってはみ出そう」「まだ開けたことのない引き出しをどんどん開けて新しい挑戦をしよう」をテーマに作りましたが、今回は、そのときに入ってもらった作家さんから学んだこととか、自分たちが「今やりたいと思うこと」「これまでやってきたこと」「好きなもの」を全部詰め込みました。そういった意味もあっての『プレーンバニラ』です。全曲自分たちで作詞・作曲しました。

――絵具で顔を消したジャケットもインパクトがありました。今年リリースしたシングルのジャケもそうでしたが、最近は顔出し少なめで……そんなに……顔が……じゃまですか?

佐々木陽吾(以下、陽吾):じゃまっていうわけじゃないけど、「いつもより耳に集中して聴いてくれ」っていう。衣装は「飾り気のない」をイメージしての白です。

――このジャケから「僕たちの存在は置いといて、曲をあなたの人生と重ねてください」「曲を聴いて、あなた自身がなにかを感じてくれたらうれしいです」みたいなメッセージとして受け取りました。

陽吾:まさしくそう。変な先入観なしで聴いてほしくて。聴いたひとがいろんな受け取り方が出来る曲ばかりだと思うから。

――7月にリリースした6thシングル「花火」は、やはりアルバムの中でも存在感がありました。ほかの曲とバランスを取るのは大変だったのでは?

理幹:確かに。アルバムの制作に入った最初のほうに2曲目のちょっとジャジーな「blue」が出来て、「花火」とは遠いところにいるような曲がどんどん出来上がっていったときは「これ、バランス取れるのかな?」って不安になったんですよ。だけど、「バランスを取ろう」とかそんなに意識しないで「ふたりでいちばんいいもの」「いちばんこれが好きだ!」って思うものを突き詰めて作っていった結果、自分たち的に「ぜんぜん違和感ないな」と。それは良かったですね。

――どの曲も歌声とともに忘れられないフレーズがあって、まるで、アルバムの中に住んでいるひとたちと一緒に生きているような、呼吸しているような気持ちになりました。6曲目「LOVE」の歌詞「生きてみよう」がアルバムの全体を表すキーワードになっているのかなとも思いました。

陽吾:俺はサラリーマンのように安定した世界からかけ離れたところで生きていて、楽しいことも多いけど、楽しいこと以上に不安とか、うまくいかないこともあって、毎日闘っているんですね。その中で制作期間にめっちゃ詞を書いていると、ず〜んって落ち込むときもあれば、「やっぱり音楽って楽しいな」って思うときもある。今回、そんな日常が反映されたアルバムになったんじゃないかな、すごいまとめちゃうと。最後に曲順を決めるときに「このアルバムの世界観はシンガーソングライターがふたりいるからこそ出来たんだな」って思ったりもして。「LOVE」は5〜6年前に出来た曲で、ず〜っと歌ってきたんですよね。かなりストレートな表現が多いけど、アルバムではなんの違和感もないクオリティの詞だな、いいなぁって。理幹の詞です。

理幹:今「これを書け」って言われたら書けないかも。真っ直ぐすぎて、もう少し詩的に書き換えたいなって思っちゃうかもしれませんね。5年経った今、「これを大きな声で言えるのってかっこいいかもしれない」って思えるようになったから、音源にしました。歌詞に対して考え方がすごい広がったんです。粗い表現をきれいに書き換えようとすると、「これ、ちょっと嘘ついてる」とか「薄っぺらくなった」って違和感が出てきて、歌詞の正解ってないんだなと思いました。心の底から湧き上がってきたものをそのまま書いた詞って、たとえ文章っぽかったとしても、詩的じゃなくても、「より伝わるんだよな」って感じられるようになりました、ここまでやってきて。


「今回はかなりアレンジに入り込みました。リズムパターン、コード感とかを自分たちで打ち込んで。そこにいちばん時間がかかったと思います」(陽吾)


――曲作りをする中で、ついつい同じようなフレーズに傾きそうになることはありますか?

理幹:ありますね。自分の場合、手癖にいっちゃいそうになったら、そのコードにあてはまる音はぜったいに使わないメロディを探します。「今まで使ったことのないm7(♭5)とかにいってみよう」とか、敢えて不安定なコードにいって当てはまるか試したり。あと、プロデューサーさんに教わったことだけど「レとファとラをまったく使わずに曲を作ってみる」とか、そういうのがすごい面白いし、手癖にいきそうなところを回避できますね。

陽吾:俺はもうぜんぜんメロディは変えずに、コードをいやというほど当てはめていくほうが多いですね。手癖、出ちゃうんですよね、やっぱり。でも、見つからないときはそのまま最後までやって、そこから変えるとか……ですね。

――ほかにこだわったところや苦労されたところは?

理幹:1曲目の「キャンバス」は時間がかかりました。自分たちが夢を追いかけている中で、抱いた感情をぶつけようと書いた曲で、さっき陽吾さんも言ってたけど、まわりと比べて「あ〜、うまくいかないな」「くっそ、もっと届けたいのに」とか思うときがあって、この気持ちをどう表現しようか、表見方法に悩みました。

陽吾:今回は、ふたりでかなりアレンジに入り込みました。最後にはアレンジャーさんたちにきれいに整えてもらうけど、リズムパターン、コード感とか、いろんなうわもののメロディも自分たちで打ち込んで。俺はそこにいちばん時間がかかったと思います。10曲目の「涙の色」は以前からある曲で、いつもライブではアコギの弾き語りで演っているすごい思い入れのある曲だから「どんなアレンジにしよう」って、ドラムとベースを理幹が打ち込んでバンドっぽくしたら「ふつうすぎるな」と思って。そのあと、木琴みたいな音とバイオリンだけのパターンを作ったら、それもちょっと行きすぎていて違ってて。で、その3つのパターンをアレンジを担当してくださるGAKUさんに送って、そこから詰めていったんですよね。GAKUさんは知り合いで、歌もめちゃくちゃ歌えるひとで、今回「このひとにやってほしい」と思って初めて入ってもらいました。

――「涙の色」もつらい曲ですね。

陽吾:本当につらい経験をしたひとをそばで支える曲です。後押しするっていうより、支える。「つらい曲」っておっしゃっていただいてとてもうれしいです。この曲のMCをするとき、泣きそうになるんですよ。

――4曲目の「泣かないで」は失恋したときの空気感をリアルに思い出すほど、迫ってくるものがありました。

陽吾:10年前にふられた彼女に結婚式でたまたま会ったのをきっかけに、ふられたときの気持ちを一生懸命に思い出して作りました。当時は高2で、俺、女々しくて、長文のメールを送ったりとか、本当に気持ち悪かったなと思うんですけど、自分の中での大失恋っていうのはそのくらいなんですよ。本当に女々しいから、まんま俺の言葉で書いたら「やばい奴になるな」と思って、女性の言葉にしてみたらけっこう良くて。

――先ほど「サラリーマンからかけ離れたところで生きていて……」とおっしゃっていましたが、サラリーマンやOLさんはもちろん、年齢性別問わず幅広いひとたちの胸に響く曲ばかりだと思います。歌詞のアイデアはどこから生まれたのでしょう?

理幹:SNSで悩みを聞いたりしますね、ブログとかで。「最近ムカついたことを教えて」って聞いたり、ファンからいただく手紙に日常の悩みが書いてあったりするから、読んで「普段みんなはこういうことがあるのか」って思ったり。それだけじゃないですけどね、想像したり、いろんな角度から考えたり。

陽吾:上京したてのころは週5で塾講師をしながら音楽活動をしていて、保険会社では契約社員みたいな感じで午後3時に終わる勤務形態で1年間働いたし、毎日同じ時間に通勤していた経験もあるんです、うん。


「The Super Ball ONE-MAN TOUR 2019 〜バニラって何色?〜」名古屋は最終日の12/22 APOLLO BASEにて!


――12/22のワンマンライブはどんな感じになりそうですか?

理幹:今回はバンドスタイルです。納得のアルバムが出来て、これを生で演奏できるのが楽しみでしょうがない。自分たちが全力で楽しんで、それがみんなに伝わるようなライブにしたいし、「花火」のような曲では、歌で会場の空気を一瞬にして変えられる場面があったり、1本の映画を観ているみたいに、いろんな景色を感じてもらえるストーリー性のあるライブが演れたらいいなと思います。

陽吾:ツアーのバンドメンバーを昨年より平均年齢15歳ぐらい下げて、俺たちと同年代のひとたちで構成しました。バンドメンバーも曲に共感してくれて、ライブをすごい楽しみにしてくれて「いい曲の引き出し、まだこんなにあるんだ」って思ってもらえたんです。だから、加わった3人のバンドメンバーと俺たちふたりとの化学反応もまたすごい大きい気がしています、このツアーは。初参加のギターは親友で同じ青森出身の人間です。

――では最後に、東海地区のみなさんにメッセージをお願いします。

陽吾:アルバム「プレーンバニラ」は金融用語で「飾り気のない」という意味だけど、結局、プレーンなものやバニラがいちばん美味しかったり、いちばん力を持っていたりする。そういった意味でふたりの作詞・作曲の部分でいちばんいいところを詰められたと思っています。多分、東海地区のみなさんにぴったりくるアルバムです(笑)! あと、めっちゃ個人的に塩釜口に住んでいる兄に最近2人目が生まれて、もう〜、ほんっとかわいいんですよね。ただもう、いっぱい会いに来たい!

理幹:ツアーのファイナルは名古屋! ツアーって、まわっていくうちによりグルーヴ感が増していくものだから、必ず最高のパフォーマンスをお見せしますので、ぜひ、来てください!


インタビュー・文/早川ひろみ



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[初回盤]

[通常盤]

The Super Ball Official Website >> https://supabo.com
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