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「パーソナルな部分をテーマにすることで、自分だけが書ける歌詞にしたかった」

2019/08/06 14:00


8月14日に6thシングル「My Answer」をリリースする、Cellchrome。2015年11月に結成され、愛知・名古屋を拠点に活動する4ピースバンドであり、2018年に発売した4thシングル「Aozolighter」は、TVアニメ『名探偵コナン』のエンディングテーマに起用され、各チャートにランクインした。表題曲「My Answer」はCellchrome初のロックバラードとなり、カップリング曲「打ち上げ花火」と並んで、恋愛をテーマにした曲が今作には収録されている。Mizki(Vo.)とニワケン(Ba.)に今作で描きたかったこと、そして8月21日に控えるZepp Nagoyaでのデビュー2周年記念ワンマンライブについて話を聞いた。



「言葉を大事にしたいから、恋愛を描くのは自然な流れだった」


――今作は表題曲「My Answer」とカップリング曲「打ち上げ花火」、恋愛をテーマにした2曲が揃いました。

Mizki:夏にシングルを出そうとして進む中で、夏の激しさや切なさから想像を膨らませていったら、たまたま恋愛へ行き着いたんですよね。狙ったわけでもなく、いろんなテーマがあった中で最終的に恋愛になったんです。

ニワケン:特に「My Answer」は歌詞のテーマを決めるのに時間がかかっていた印象ですね。

――どのようにして恋愛を描いた歌詞へと変化したんですか?

Mizki:自分しか出せないような雰囲気に特化したくて、恋愛というパーソナルな部分にフォーカスしたら求めているものが書けるんじゃないかと考えたんです。僕らって歌詞のテーマについては書く側の一存で決めちゃうところがあるんですけど、僕は特に応援歌だろうと恋愛の曲だろうと、どの曲も言葉をすごく大事にしたい。だから同じような言葉や聞いたことあるようなフレーズにも寄せたくなくて、自分だけの言葉で書きたかったんです。その想いもあって、自然な流れで恋愛をテーマにしようと変わっていきましたね。

――最初の〈別れる方がで出会うよりもずっと簡単だ〉というフレーズでグッと心が掴まれます。

Mizki:その切り出しは重要でした。どういうフレーズから始めようかと考えて、3パターンぐらいあったんですけど決まらなくて。はじまりが一番大事で、そこさえ決まればあとはスッとかけるのに、ずっと悩んでました。かなり意識しましたね。

――この歌詞で綴られていることは、ご自身で思うことですか?

Mizki:そう思うこともあります。恋愛って人と出会うことで価値観が変わっていきますよね。自分にはどういう人が合うのか、今回はああいう人とがダメだったから次はこういう人と付き合うとか、色々考えるじゃないですか。その中で気付いたこともストーリーとして描いていきたかった。この人に出会えたからこう思えるようになったという、その人との出会いの大切さ、一人だけじゃ気付けなかったこともテーマになってます。楽しさやノリというライブでの盛り上がりに関するキーワードを常に意識はしていたんですけど、今回はそれを残しつつ、ストーリーを大事にして歌詞にしました。

――ちなみにニワケンさんがMizkiさんの歌詞で好きなところって、どんなところですか?

ニワケン:Mizkiの歌詞はストレートな言葉が多くて、歌詞に想いをどのように込めるかを意識して書いてると感じていて。だからストレートにグッとくるとこは多いんですよね。Mizkiが表現したい気持ちが伝わってくるんです。

Mizki:そうなんだ……初めて聞きました。歌詞を書いてもリアクションがなくて、何にも言われたことなかったから(笑)。サウンドに関してはよく話をするんですよ。でも歌詞のことにコメントは一切ない、口を出さないバンドなんです。だからこそ、歌詞は書く側にすべてを任せてるんだろうなって受け止めていたんですけど、本当はあんまり興味ないんだろうと思ってました。

ニワケン:確かに任せているんだけど、触れにくいですよね。歌詞って一人で書き上げる個人的なものだから難しいなというのが、本当の気持ちで。

Mizki:でも俺はコメントが欲しいタイプだから、今この場で聞けて良かったです。嬉しいです。


「楽しみをもっと膨らませていきたい」


――8月21日(水)にはZepp Nagoyaにてデビュー2周年記念ワンマンライブを行います。“価格自由設定”という入場方式を取り入れた新たな挑戦となります。どのような想いのもとで決められたんですか?

Mizki:一つ目としては、入り口を広げたかったんです。Cellchromeの知名度も、デビューしてからはそれなりに上がってきましたけど、知ってるけどライブに来たことない人も、あとまだ僕らを知らない人もいる。いろんなかたちで届いていない人は、まだまだたくさんいると感じたんですよね。そんな中でチケットというものが一つの障害としてワンクッションあるんだったら、そこはオープンにして、まず入ることができる状態を作ろうと思ったんです。そしてもう一つの理由としては、ロックバンドとしてのチャレンジ精神ですね。どれぐらい価値のあることを僕らはこの大きいステージでできるのか。でも正直、お金に関しては100円でもタダでも、いくらでもいいって思ってはいるんです。重要なのは、かたちとして覚悟を持ってやること。このことへの気持ちが強いんですよね。

――ライブをする上で大事にしてるのは何ですか?

ニワケン:僕らはモールでのライブが多くて、普通のロックバンドのように思いをぶつけてしまうと初見の方が引いてしまって、曲がちゃんと届かずに間違った方向にいってしまうんです。だから、こちらから想いを全部ぶつけていくよりも、一緒に楽しもうぜというウェルカムな雰囲気でのライブを心がけていますね。その点においては、他のバンドとはちょっと違うかもしれません。

Mizki:ライブハウスとモールでの違いはあるので、そこでしかできないライブも意識しつつ、変に勘違いされたくなくて。例えばロック調でライブやっていたら、ちょっとうるさいなと思われたりとかしたこともあったんです。ただ僕らは楽しんでみんなといい空間を作りたいだけなのに、それがなかなか作れないというのを今まで感じてきた。そこはすごく意識するようにしています。音楽はもっと楽しんでいいよね、そういう気持ちがあります。

――Cellchromeにはどんどん間口を広げていきたいというスタンスが、バンドの核としてあるんですね。

Mizki:そこが一番これからの課題であり、常に考えていきたいことでもあります。だから今回のようなZepp Nagoyaのライブはファーストステップという意味で今回だけだと思いつつやっていますけど、みんなには一つのイベントとして楽しんでもらいたい。苦労もあったし、悩んだこともたくさんありました。今回も“できるのか?”という不安はあった。でも、やってみないとわかんない。やらずに終わってしまうよりは一回やってみて、楽しみをもっと膨らませていきたいんですよね。


インタビュー・テキスト/菊池嘉人  文/笠原幸乃



New Single 「My Answer」
[初回限定盤]

[通常盤]

[セルクロ盤A]

[セルクロ盤B]

Cellchrome Official Website >> http://www.cellchrome.com
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