September 14, 2007
Posted at : 11:28 AM | Comments (10) | Trackbacks (0)
9/1(土)豊田スタジアム〜stormy stadium〜 ライブレポート!
2007年夏のグランドフィナーレに相応しく、
スタジアム級ビッグアクトを豪華6連発!
8月3日から始まり、9つの会場で連動的に行われてきた全11公演のTREASURE 05X with ZIP-FM。いよいよ、泣いても笑ってもこの日がファイナルとなった。豊田スタジアムをジャックした最終日は〜stormy stadium〜と題し、さまざまな感動の嵐を巻き起こすであろう選りすぐりのロックバンド全6組を迎えて開催。天気も雨との予報を蹴散らし、申し分ないフェス日和に。先日の落雷で開かなくなってしまったという屋根が、むしろちょうどいい日除け役を果たしてくれた。約2万人もの熱き音楽ファンたちを動員したこの夏最後のビッグイベント、ついに開幕だ!
≪UVERworld≫


トップバッターは滋賀県が生んだ5人組ミクスチャー・ロック・バンド、UVERworld。ラテンのエッセンスが散りばめられた夏気分を加速させるナンバー、<シャカビーチ>でスタートだ。彼らが鳴らす、ロックからヒップホップまでをミックスアップしたヘヴィーなサウンドが、約2万人というオーディエンスの歓声と相まって、スタジアム独特の地を震わすようなうねりを生んでいく。これには、のっけからウーバーも観客もアガらずにはいられない! そして、飛ばしまくりの前半戦から一呼吸おき、TAKUYA∞(Vo)が静かに歌い出したのは<君の好きなうた>だった。その瞬間、スタジアムは“キャ〜!”と歓喜の悲鳴。TBS系「恋するハニカミ!」のテーマソングにもなった名バラードに、誰もが聴き入った。「イベントはまだまだ続きます! 今日はパーッとやろうぜ!」とのTAKUYA∞のMCからラストナンバー<ゼロの答>へ。“旅立ち”をテーマにした歌詞とメロディが、これから続いていくイベントへの期待を膨らませた。
≪マキシマム ザ ホルモン≫


続いては、トレジャー@トヨスタへ2年連続の参戦となるマキシマム ザ ホルモン。まずはナヲ(ドラムと女声と姉)が現れ、メタルポーズでスタジアムに宣戦布告! それに応え、ホルモンTシャツに身を包んだ腹ペコ諸君たちは、“やったっぞーっ!!!”とばかり、自分のポジションを目指して猛突進! かくしてこの日も、壮絶バトル・ロワイアルの火蓋は切って落とされた。ホルモンが強烈な磁場嵐を巻き起こすかのような轟音で<What’s up, people?!>から仕掛ければ、アリーナも負けじと大暴れ。ナヲは「まだ夏は終わっちゃいねえぞー!」と煽りを入れつつも、「いきなり汚いバンドでスミマセン。ある意味(本日のラインナップ中)唯一のビジュアル系です」と笑わせ、会場の心をかっさらっていく。彼らの音塊エンターテインメント・ショウは、コアなヘヴィーロッカーからポップなメインストリーマーまで、丸ごと飲み込みながら進んでいく。最後の締めは、スタジアムが一体となった“ヤッター・ウェーブ”から恒例の“恋のおまじない”、<恋のメガラバ>へと雪崩れ込み、夏の終わりを惜しむかのように全員で踊りまくった。
≪SHAKALABBITS≫


トヨスタが熱しきったところで“シャカーラビッツ!”コールに迎えられ、SHAKALABBITSがステージへ。先のコッテリ濃厚なパフォーマンスの直後だけに、清涼剤ようなUKI(Vo)のカラフルな可愛らしさが眩しい。ライヴハウスから叩き上げ武道館ワンマンまでを経験し、ついに結成10年目のアニバーサリー・イヤーへと突入の彼女たちが、このスタジアムで一体どんな音を響かせてくれるのか?! ワクワクで胸がいっぱいになったところで、UKIが「Are you ready to jump?」と一言。それを合図に一斉に飛び跳ねる名古屋兎たち! 「思い思いに音楽と遊んでいってください」というUKIの言葉通り、後方でサークルを作ったり、<MONSTER TREE>で手を繋いで大合唱したりと、自由なスタイルで盛り上がった。そして、TAKE-C(G)、KING(B)、MAH(Dr)の鉄壁トリニティによる骨太なパンク〜ロックサウンドと、そこにのっかるUKIの突き抜けたキュートな歌声でスタジアムを魅了した4人は、晴れやかな余韻を残し去っていった。
≪ORANGE RANGE≫


後半戦に突入し、ステージ上には沖縄在住の5人組、ORANGE RANGEが登場した。言わずと知れた国民的人気を誇るロックバンドの登場で、沸点に達するオーディエンス。初っ端からスタジアムはタオルを振り回しヒートアップしまくり! そのテンションのふり切れっぷりと言ったら、巨大なトヨスタを揺るがさんばかりの勢いだ。重厚なミクスチャーサウンドと、3MCから繰り出されるヴォーカルは、一切の隙ナシ。<ロコローション><イケナイ太陽>といった底抜けにキャッチーで無条件に楽しい“レンジの専売特許”的夏ソングなど、大ヒットナンバーを連発していく。そのなかにあり、この日の太陽が沈むころにしっとりと聴かせてくれた<花>では、飛び切りハート・ウォーミングな雰囲気に。メンバー同士が、そしてレンジとファンが、お互いの信頼を確かめ合うかのように声と心を重ねた、とても感動的な瞬間だった。
≪ASIAN KUNG-FU GENERATION≫


5組目は、前代未聞の夏フェスダブルヘッダーを敢行したASIAN KUNG-FU GENERATION。同日、山中湖で行われた“SWEET LOVE SHOWER 2007”への出演を終えた後、なんとタクシーをすっ飛ばして豊田スタジアムへとやって来てくれた。夕日もとっぷりと沈んだステージには、妙に夏っぽい香りを漂わせる4人の姿。リラックスしたセッションから、緩やかなカーブを描きボルテージが上昇! それに伴い、オーディエンスの胸の高鳴りも同様の弧を描いてアガっていく。そのまま<リライト>へ繋ぎ、後藤正文(Vo、G)がサビのシャウトを炸裂させた瞬間、スタジアムも“来たーっ!!!”と言わんばかりにエネルギーを爆発させた。この誰にもマネできない叫びとは打って変わり、MCをとつとつと語る後藤のテンションの落差に、会場は思わず笑顔。この日は夏にフィットする<夏の日、残像>のほか、秀逸なアレンジとスケールの大きな展開に心を奪われる<センスレス>、さらには新曲<ライカ>まで披露された! いきなりのヘヴィーなリフと“ウォー”という唸るヴォーカルから始まるこの曲は、暗闇のなか答えが見つからなくても前進し続けるというような印象・・・。彼らの新たなるシーズンが示される日が楽しみだ。
≪レミオロメン≫


とうとうラストアクトを迎えたTREASURE 05X 2007。クライマックスを飾るのは、レミオロメンの3人だ。1曲目の<粉雪>が鳴り出し、切なく壮大なメロディと歌詞、透明感あふれる藤巻亮太(Vo)の歌声が空に解き放たれると、トヨスタは息を飲むほどのイノセントに胸を射抜かれ、白く染まった。その後のセットリストも大ヒット曲のオンパレード! 途中、藤巻が自分のバンド名を噛むなど、ほっこりと和むMCも挟みつつ。それぞれの楽曲がもつ鮮明な歌世界を表現するために、藤巻は1曲ごとにギターを持ち替え、珠玉の旋律を伸びやかなヴォーカルで歌い上げていった。そして、「今、レコーディングをしております」と言って披露された新曲は<恋の予感から>。美メロが光るナンバーは、早くもオーディエンスの心を捕らえていた。後半は<南風><明日に架かる橋><スタンドバイミー>とポップチューンを連続し、スタジアムは心地よさそうに踊った。
サビへの展開がドラマチックな<アイランド>で本編を終了した3人は、熱いアンコールによってステージへと呼び戻された。彼らが選んだラストナンバーは、結婚する友人のために作ったという<3月9日>。藤巻は「もしも知っている人がいたら、一緒に歌ってください」と言って、やさしく静かに歌い始めた。スタジアムは、もちろん全員で大合唱! 藤巻プラス2万人の歌声は、秋の気配を感じさせるひんやりとした空気の中をどこまでも遠くへと伝っていく・・・。レミオロメンと会場全体が一つになり、スタジアムから溢れ出すほどの感動を共有したプレシャスなグランドフィナーレだった。
(9/1豊田スタジアム・安井幸代)
























