SPECIAL COLUMN

第14帝國 楠本柊生帝國元帥の書けるか?新作!

楠本柊生帝國元帥 Profile


楠本柊生帝國元帥 SHUSEI KUSUMOTO

演出家・脚本家・劇作家・俳優であり第14帝國の主宰。
パズルのように張り巡らされた伏線と緻密なストーリーに定評がある。
愉快な軍人の國の一番愉快な偉い人。

[OFFICIAL HP]
http://www.gensui.net/

vol.4 さて、時が過ぎるのは早いもので、そのうち書けるだろうと思っていた新作。
現在の進捗状況→「新作だよ、おっかさん」のタイトルのみ決定…。

うむ、これでこそこのコラムを「書けるか?新作!」にしたかいがあったというもの!面白くなってきたじゃないか!傍から見てる分には…。

まあ「新作だよ、おっかさん」なのだから、仕上がったものが「新作」でさえあれば、ノルマの半分をクリアしたことになる。残りの半分は「おっかさん」ね…。先月も書いたが、実の母親の登場だけは避けたいものだ。何て言うか、その…やっぱりそういうのって卑怯じゃないか。でも、こと自分じゃなければ、私はそういう卑怯な手が大好物なのだな。帝國外でもコラボレーションなんかする際は、ステージ上でコラボ相手の親と電話を繋いでみたり、隙があればこっそり実家までロケに行ったこともある。
昔、天野鳶丸くんとコラボした際は、ラストの曲が軍歌調だったので、曲に合わせて鉢巻締めて国旗を振る母親の映像を大写しにしたんだが、なんか崩れ落ちて歌えなくなっていたな…ま、きっと感動したんだろ。

昔から、誰にでも書ける小説がひとつだけあるとしたら、それは自らの人生だと言う。人は掘り下げれば誰しも面白く、そして人生は何よりも興味深い。その最高傑作を生み出した存在こそ他ならぬ母親なのである。

そんな偉大なる「おっかさん」を主題にした、軍人たちの夢の世界を、4月ラフォーレ原宿に生み出して見せようじゃないか!そろそろ詳細も発表される頃だろうしな。

人生は物語であり、物語は面白いほうがよい。これを読んでいる君が、自らの人生を描くとき、「帝國」もしくは「元帥」が何ページか割いてもらえる存在になれたらよいなと思うのだ。

元帥よりコメント 日本で誕生日と言えば「おめでとう」の日だけど、イギリスで誕生日と言えば「ありがとう」の日。
「誕生日おめでとう」ではなく「産んでくれてありがとう」と母親を讃える日なのだよね。

いや、この数ヶ月サットンや自分や星丸さんDAISHIとバースデーイベントが立て込んでて…
誰だかわからない?じゃあ検索かけてみよう。便利な時代だ。
上記のコラムでは天野くんとのことをネタにさせてもらったけど、あ、電話で繋いだのはドレミ團の零華くんだったかな。
まあ、みんな母親には感謝しときましょう!ってのが「新作だよ、おっかさん」のテーマなのではないかと。

ちなみに今は先日バースデーイベントを終えたばかりのDAISHI(SIX/ex.Psycho lu Cemu,The ROMEO)と「if」のツアー中でして、彼の出身地である姫路に到着した所なのだ。
ツアーで出身地となれば当人のテンションがあがるのも当たり前で、「めちゃくちゃ美味いとこ連れてきますから!」となるのだけど、
思うに、この地元の美味いもの食べ歩きこそ、その人が子どもの頃食べて美味しいと感じたもののオンパレードであって、思い出巡りなのであり、一緒に過去を追体験することなんだよね。
正に、母なる故郷のお袋の味なわけだ。
なんか、姫路では「赤心」「三木」「いわしろ」「えきそば」「たこ焼き風明石焼」は行っとくべきと言われている。そんなに何泊もするわけじゃないんだが…

姫路に行く機会のある人は、私の代わりに立ち寄ってみてください。

この文章を皆さんが目にするのは、「if」が終わったか、名古屋での最終日を迎えている頃ではないかな?

この「if」というのは、なんとも説明が難しいのだけど、2人で出来るエンターテイメントを集約させたようなステージで、まあ面白いので2/10に運良くここを見たならばell.FITS ALLへ来るとよい!

よし、宣伝はできた。

母なる故郷の思い出巡り
確実にスガキヤとあんかけスパは行くと思う。
vol.3 謹賀新年!
皆、今年の抱負は考えたかな?「第14帝國全式典参加」?…それは是非叶えていただきたい!
前回は、作品のタイトルについて書いたから、じゃあ今回はプロットで。
「タイトル」とは、謂わば年頭に掲げる“抱負”のようなもので…例えば「10kg痩せる!」と宣言すれば、次は痩せる方法を考えねばならなくなる。その“計画表”に当たるものが「プロット」なのだ。

以前「サーカス」という言葉が入ったタイトルで、ステージ上の演出が「綱渡り」だったことがある。これがなかなか困りもので、ステージ上のサーカスのセットに最初からしっかりと綱が張ってあったりすると、観ている側も「ああ多分ラストにあの綱を渡るんだろうな」と予測がついてしまい、物語に意外性がなくなってしまう。

映画の「タイタニック」だって、観客は観る前から沈むことがわかってるからこそ、恋愛物語を強くして一瞬でも沈むことを忘れさせようとするわけで…。

この場合も、綱渡りの綱を隠すか忘れさせるかせねばならない。そこで、吊り橋が登場するシーンを作り、吊り橋が崩れ一本の綱だけが残るような仕掛けにし、その綱を渡らねば帰れないストーリーにするわけだ。
すると次は、不自然なく吊り橋を登場させねばならず…

と、ああでもないこうでもないとストーリーをこねくり回す“計画表”というかストーリーの設計図がプロットである。具体的に作らないと、あとで結構苦労するのだよ?

4月の新作タイトルは「新作だよ、おっかさん」か…。どんな設計図になるのやら。とりあえず実の母親を出すのだけは避けたいな…。

如何かな?年頭に「10kg痩せる!」と抱負を掲げるのは簡単だが、実践となるとなかなか難しいってことだ。
あ、本当に10kg痩せたい人は、うちのリッター(出演者)になってはいかがだろう?4月からはラフォーレ原宿連続式典だ。10kgぐらいすぐに落ちるぞ?

元帥よりコメント 上記のサーカスネタは、昔NHK教育でやった「ボリボリ大サーカスの奇跡」ってやつだね。

脚本を依頼された時にこのタイトルだけは決まっていて、まあ単純に「ボリショイ大サーカス」をもじったんだろうなーと思いつつも、「ボリショイ」ってロシア語で「大きい」って意味だから、「ボリショイ大サーカス」は「大大サーカス」って言ってることになるわけで…
あの…あれだ「フラダンス」を直訳すると「ダンスダンス」になるようなもんだ。
ま、そんな話はいい。

これ「天才てれびくん」という番組の公演だったので、出演者に脚本手渡すところからTVカメラが入ってるわけです。
本番の3週間くらい前だったかな?こっそりサーカス団の方々が隠れてて「今回は皆さんにこれをやってもらいま〜す!」で、サーカスの方々が登場!芸を披露して脚本を渡すと。

これはとても面白いし、番組の演出としても素晴らしいんだけど、ただ…この時点で初めて綱渡りをやることを教えるわけで…。

本番までに、綱渡り習得できなかったらどうするのか?

案の定、綱渡り合宿の収録先から電話があり「ラストの綱渡り…三人から一人に変更できませんか?」と。
急遽、脚本を頭から書き直すことになったのでした…。

その時、綱渡りを断念した二人の少年のうちの一人が、誰あろう後の第14帝國千秋レイシー大尉なわけですから。

人生、何がきっかけになるかわからないってお話でした!
vol.2 さて、新作を書くとき、何から考え始めるか…?
ストーリープロット、メインテーマ、キャラクター設定、人物相関図、命題、解決手段、ルール…云々。
いや、最も早く決めねばならないのが「タイトル」である。
タイトルを先に決めておくとストーリーを書きやすいのか?
いや、チケットの発売告知やら諸々の事情で、タイトルが何よりも先に求められてしまうのだ。
故に、適当にひらめいたフレーズをタイトルとして決め、その調理を未来の自分に託すことになる。やがて、未来の自分が過去の自分に対し恨みつらみを述べる状況が、ほぼ例外なく訪れるというわけだ。
我が帝國の作品に過去と未来を行き来する物語が多いのは、過去の自分に一言文句を言ってやりたい気持ちが表れているのかもしれない。ステージ上では、どれほど過去へ遡っても、過去の自分と対面できないのがもどかしいのだけれど…。

そんな感じでつけられてしまった過去のタイトルたちが、いかにして本編のストーリーに活かされたか検証してみるとしよう。
「元帥のドンとやってみよう」→元帥府の執務室がドーンと爆発する話。「8時だョ!全員元帥」→夜8時に全員が元帥病と呼ばれる病にかかる話。「元帥の耳はロバの耳」→元帥が耳を生やして登場。でもこれ猫耳だった。「お魚になった元帥」→亡くなった元帥の骨壺から本物の金魚登場。…と、書いていくとキリがない。何にせよ昭和な香りの漂うタイトルたちである。

ちなみに、タイトルをつけるのをやめたことが一度だけあったのだが…結局それは「題名のない第14帝國」というタイトルになってしまったのだ。

やはりタイトルは大事であるな。さあ、4月のラフォーレ原宿は新作だ!とりあえず新作らしいタイトルを決めねばならん!
ふと、頭に浮かんだのが

「新作だよ、おっかさん」

……。ふむ、新作らしい。これ再演するときどうしたらいいんだ?何か大変そうだからこれに決定!
未来の自分が文句言うこと間違いなし!

元帥よりコメント 上記のコラムと、このTANK!向けのコメントを書く間には、結構なタイムラグがあるのだ。

うむ「新作だよ、おっかさん」ね…。

いや、何考えてたんだ…。
どうするんだ、これ…。

みなまで言わずとも、元は「東京だよ、おっかさん」なんだけれども。
長渕剛も「死にたいくらいに憧れた花の都大東京〜♪」と歌ってるように、
「東京」って単語は、色々な歌に登場するもので…

もう15年くらい前になるけれど
初の東京式典を発表する際のBGMに
「東京砂漠」を流した覚えがある。
「あなたがいれば〜あああなたがいれば〜♪」と、暗に東京まで見に来てねと、アピールしたつもりだったんだと思う。

2度目の東京式典は
マイペースの「東京」だったかな?
「東京へはもう何度も行きましたね〜♪」と…まだ2回目だったんだが。

で、その次「東京ラプソディ」か…。

ああ、わかってる。古いのだ。

とりあえず原宿新シリーズでは、
「名古屋はええよやっとかめ」を流して
原宿から名古屋式典へ誘導できればと思っている。

いっぺんよりゃーせ!
vol.1 臣民諸君、楠本柊生帝國元帥である。今月より始まったこのコラム、望まれようが望まれまいが、4月まで続くそうだ。うん、めでたい。めでたい上に丁度よい。
何故なら、4月と言えば「入学」シーズン。ならばきっと「入國」シーズンにも最適なはず!
実は、4月に引っ越し…じゃないや、遷都だ!「原宿遷都」と銘打って、【ラフォーレ原宿】に我が「第14帝國」が建國されることに相成った。新年度よりラフォーレ原宿の6Fは我が領土となるのだ!ゆくゆくは5F4F…と着実に占領し、諸君らの自宅まで到達…するには少々時間がかかるので…まあ、この入國シーズンに入國してもらえたら幸いだなと思うわけなのだ。
素晴らしい新作を用意して、諸君をお待ちしよう。いやはや、思い返せば、今年度は新作を書いていないことだし…。周りから散々「書かないの?」と訊かれる度に、「未だその時に非ず」と答え続けてはいたが…。あ、ちなみに「書けないの?」と訊いた者は、皆、銃殺した。一文字違うだけで大きく違う。「カゲのある人」と「ハゲのある人」は大違いなのだ!「バンビ」を観に行って「ゾンビ」が出てきたらビックリするだろうが!
このように言葉というのは大変難しい。その言葉を少しずつ、血の滲む思いで紡ぎ続けて「新作」なるものはやっと完成するわけなのだ。完成しなかった日には……このコラムに「書けん!」と一言書いて、私は亡命する…。
いや、大丈夫大丈夫、確かに0から生み出すのは辛いものだが、「辛い」と「幸い」だって一文字違い。棒を一本足すだけのこと。このコラムが、新作執筆時の様子を橋渡しする一本の棒となり、皆に新作を楽しみにしてもらえたならば、これ幸いである。

元帥よりコメント 東海地区に居を構える臣民諸君、楠本柊生帝國元帥である!
我が「書けるか?新作!」が、11/10よりTANK! the WEBに於いても連載開始と聞き、誠にめでたい!と、喜びつつも「あれ?随分と原宿のことを押して書いたような…」と、思い返していたりする。
まあ、あれだ。TANK! the WEBで盛り上がれば、それが発端となり名古屋式典が開催されることは想像に難くない。
ならば盛り上げるためにも、TANK! the WEBをご覧の諸君のためだけのコメントも、毎月掲載しようじゃないか。
今月よりよろしく!

さて、名古屋で「原宿」のポジションと言ったらどこになるのだろう?
ん〜、地下鉄「原」?…ちょっと字面が足りない気はするが、名前は似てるか…。「原」にラフォーレや竹下通りはないけれど、わらじカツの美味しい店があると噂で聞いたことがある。
じゃあ、東海地区での式典開催が難しいと判断された時は、みんなでわらじカツを食べにいくということにしてはどうだろう?
それで通常の式典以上の人数が集まるようであれば、わらじカツを我が帝國の当面のライバルと認め、それを超える味を追求せねばならない。

みんなに末永く親しまれ、楽しい上に美味しい第14帝國を目指そうと思う。