記事詳細

TAKE「ライブに出かけるめんどくささ、それも愛だと思うんですよね」/KO-ICHIRO「スキルではなく元のパッションを大事にしたから、このアルバムで再デビューした感じ(笑)」

2019/08/06 14:00

セクシーな歌声とメロディアスなサウンドで、大人のラブソングを届けてくれるS.O.S.(Skoop On Somebody)。
1年9ヶ月ぶりにリリースしたアルバム「What is love?」では、さらに愛を深く掘り下げ問いかける。
しかも収録曲3曲をテーマにした映像作品も生まれ、大谷亮平や余貴美子をはじめ豪華キャストが熱演!
1曲ごとに愛と向き合った彼らに、インタビューでも愛をどっぷり語ってもらった。



――7/3にアルバム「What is love?」がリリ−スされましたが、今回、愛をテーマにしたのはなぜですか?

TAKE(Vo):前作「State of soul」で大好きなAOR基調に集大成的なアルバムを作ったんですけど、20周年を迎え次の第二投入としては、我々の真骨頂であるラブソングの集大成のようなザ・ラブソング、そんなアルバム作ろうよって始まりました。

――まさに大人なラブソング集になりましたね。

TAKE:最初にこのアルバム作ろうよって言ってくれた人が、Skoop On Somebodyを見出してくれた人で、彼と久しぶりに、いや、もしかして初めてかもしれないですね、こんなにがっつりアルバム一緒に作るのは。その時に、君たちにはディープな、上っ面ではないラブソングを歌って欲しい、愛とがっつり向き合って欲しいと言われたんです。

――いくつかの章に分かれているような流れですね。

TAKE:そう言ってもらえると嬉しいですねえ。

――個人的には禁断の愛の章にぐっときました。とてもドラマティックで。

TAKE:濃いですよね。今回シネマティックにもすごくこだわって、1本の映画を観たような満足感と、それぞれが主人公になっていろんな絵を浮かべて楽しんでもらえるっていう風にしたかったんです。

――だから曲順に物語性があり、もうこれ以上ないっていうくらいそれぞれの曲がハマってますね。

TAKE:でもけっこう曲順は悩んだんです。それを想定して曲を作ってたわけではないし、1曲1曲愛とは何かということをがっつり向き合った結果、出来た曲たちですから。今回ひらめきとか偶然とか、降ってきたそういうものも大事にしたんですね。曲順に関してはたまたま僕が考えた曲順と、30代のマネージャーが考えたものとほぼ一緒だったんです。

――世代を超えていたわけですね。その流れの中で短いインストの曲「〜Prologue〜」にはどういう役割を。

TAKE:これは曲が先でしたね。

KO-ICHIRO(Key&Cho):「Blue Moon」という曲をまず作ったんですけど、最初ピアノと歌だけで表現しようか迷ってたんです。ちょうど僕たちのツアー『Coming 2 you 2019』が3月末から始まって、7月の金沢の美術館でライブした時に、バックヤードでTAKEが自分の声を重ねて「Blue Moon」のコーラスアレンジをしてくれようとしてくれてて、天井が高くて響きのいい場所だったんで自分のiPadで録音したんですよね。それがインタールードというか、「Blue Moon」の前に付けるイントロダクションのようなカタチで発展したんです。

――確かに「Blue Moon」の導入として「〜Prologue〜」があるのはとても自然ですね。

TAKE:そうっすね。それもふっと沸いてきたもの、メモしたものが最後に残った。

――とくに愛と向き合わされた曲はなんでしょう。

TAKE:ん〜、歌詞的には「The Door」ですね。

――その曲にはっとさせられました。“どんな報いでも受け止めてみせる”ってすごい覚悟。

KO-ICHIRO:はははっ。

TAKE:なかなかそこまで踏み込めないですよね。たまたま歌詞作りに煮詰まってる時に映像チェックで送られてきた初回限定盤に収録される特典映像の大谷亮平さんの演技を見て、発想して書いたんですよ。だからいい男目線で書いてみたんですけど。

――この曲はピアノのリフもすごく印象的ですね。

TAKE:アレンジも一番時間かかりましたよね。

KO-ICHIRO:はい、あれはアルバムの中で一番最後に完成した曲です。

――難しかった曲なんですね。途中、曲調が切り替わる場面もあり、引き込まれます。

KO-ICHIRO:このアルバム1枚が映画のように、シネマティックになればいいなという思いが、結果的にこの曲のアレンジができ、この曲がこの場所に来てくれたお陰でアルバム全体がシネマティックにドラマティックになった感じはあります。

――KO-ICHIROさんの思い入れのある曲は?

KO-ICHIRO:僕の思い入れは「evergreen」ですね。さっきTAKEが話してましたけど、最初にジェネラルプロデューサーの方と、僕たちがいまデビューするなら、世に問いかけるなら、という話をしていたんです。その人と出会ったのはデビュー前にSKOOPとして頑張って曲をいっぱい書いてた時期で、23、4年前ですかね。その頃のことを思い出しながら、Skoop On Somebodyがいま世に出て行くなら、自分がやりたいことを楽曲やメロディに表現するなら、ということで最初に生んだのが「evergreen」。

――音がシンプルなだけに、より世界観が伝わってきますよね。

KO-ICHIRO:そうなんです。メロディも自分が覚えられる範囲内でしか構築しないと決めて、カタチに残したんです。カタチを紡いでよりゴージャスにお化粧してみせるというのは、もうスキルとして23年間やらせてもらってるとカタチにはなっちゃうんです。だからやっぱり元のパッションの方を大事にしたんです。自分で覚えられる範囲のメロディで楽曲の流れを構成して、それに歌詞をつけてもらいました。

――最後は「Clap!!」で大きな愛を歌いあげています。

KO-ICHIRO:曲も詞もTAKEが書いたんですけどね。

TAKE:僕自身はいつぐらいかなあ。いっとき引きこもってた時期があるんですよ。

KO-ICHIRO:そうなの?

(スタッフ少しざわつく)

KO-ICHIRO:僕も知りませんでした。初めて聞いた(笑)。

TAKE:半年くらいですかね。同世代のみんなは大学行ったり就職したりしてる時期に、音楽目指そうと思っていて、なぜかゴスペルのビデオばっか観てたんですよ。部屋で曲作ったりとか、歌の勉強したりとかしてたんですけど、その時すっごく救われたんですよ、ゴスペルに。

――ゴスペルのビデオですか。

TAKE:ライブの教会音楽です。歌ってる人が歯の抜けたただのおっさんだったりするんですけど、命かけて歌ってて、そういうものに触れたくなったんですよね。それでそういう歌声を生で体感するしかないっていうことで1人でニューヨークに行ったりして。

――一時期行かれてましたね。

TAKE:世界との接点みたいなものを見つけるきっかけが僕にとってはゴスペルだったんですよね。宗教的なことはまったくわかんないんですけど、この人は何をモチベーションに歌ってるのかなって知りたくて。KO-ICHIROは当時、大阪でまだゴスペルって言葉さえ浸透していないなか、2つあるゴスペルバンドのうちの1つをやってたんですよ。KO-ICHIROにとってはゴスペルはライフワークのようなものだった。

――接点がありますね。

TAKE:だけどもSkoop On Somebodyの中でここまでがっつり出せたことないよねって。フレーバーとして取り入れたことはあるけど、ここまでストレートに教会に連れて行く曲はなかったので、じゃあ僕が詞と曲を書いて、KO-ICHIROのピアノで、指先で、教会に連れてってくださいと言って出来上がった曲です。

KO-ICHIRO:結果、映画のエンドロールのような。

――まさに! 今回はさきほど触れていましたが、映像作品を作ってるんですよね。大谷亮平さん、布施博さん、余貴美子さん、横山めぐみさん、豪華な顔触れですね。

TAKE:だから自分の恋愛のボキャブラリーが思ったより大したことないんだなって思いました。

――そうですか?

TAKE:ほんと、そうなんです。がっつり向き合って思ったんです。どっか今まで自分の体験談でないとダメだとか、自分が実際に見たものでないとダメだとか思ってたんですけど、いや、そうじゃないんだと。とりあえずいろんな主人公を演じるように書いてみて、だから女性目線の曲も多かったりするんですけど、Skoop On SomebodyのTAKEから一瞬離れて、役者として1曲1曲演じるように歌えたらバラエティにも富むし、楽しいんじゃないかって。けっこうそれが最近クセになってる。

――実際に役者経験もありますし。

TAKE:そんな風に思ってたら、たまたまMVをお願いした監督が映画を撮ろうと。どんどん構想がふくらみ、広がり過ぎて、ええ〜っ!大谷亮平さんにそんなオファーまでするのかっていうくらい切り込んで。彼の本気度合いに僕は感激したし、これは音楽負けてる場合じゃないぞと。いい作品を作るために、誰とぶつかろうが、誰と喧嘩しようが、もしかしたら誰かに嫌な思いさせるかもしれないけど、でも貫くっていう。やっぱパッションってすごく大事じゃないかなって。逆に僕、パワーを頂きました。

――役者の方々とはお話されましたか?

TAKE:実際にお会いしたことはないんです。布施博さんにもこんなセリフを言わせて大丈夫なのかなって最初思ったんですけど、男のカッコ悪い部分も演じるのに、布施さんカッコイイなって。逆にカッコつけたり、作品に遠慮したり、予定調和なことやってる方がカッコ悪いんじゃないかなって。だんだん自分たちの感覚も覚醒してきて、2人でここまでの景色を見られたことはないよねっていう作品に仕上がりました。

――MVにとどまらず、短編映画『愛と契約の檻』にまで発展し、ショートショートフィルムフェスティバルで上映されることになりました。

KO-ICHIRO:うっふふふっ。

TAKE:内容はかなりこの時代に踏み込んだものになっていて、実際僕らも観ました。いや、絶句しましたね。何かを問いかけられる。今回のアルバムも、みんなに好かれたいと思ってないんですよ。めっちゃ好きか、めっちゃ嫌いかでよくて、もしかしたら嫌悪感を持たれる方もいるかもしれない。でも、そこに正直な愛に対する考え方とか世界観が描かれてないと、このアルバム作る意味がないということだけはわかっていたので。だからなあなあになりがちなものを自分の中で禁じて、とにかく貫く。たまたま降りてきたフレーズに恥ずかしさを感じても、KO-ICHIROやスタッフがよしとするならば、それは作品として残していこうと。

――辛い恋愛をしている人ほど響くかも。

TAKE:そうですよね。ほんとに綺麗なだけがラブじゃないんだとすごくわかったし、カッコつけてる場合じゃないんだと。そこに対しどこまで踏み込めるかが挑戦ではありましたね。

――前回のアルバムはゼロに戻る作業だとおっしゃってました。今回の制作は?

TAKE:新たな一歩ってことだと思うんですけど。

KO-ICHIRO:再デビュー。はははっ。

――再デビューですか。

KO-ICHIRO:一歩目ってことかもしれない。

――男女2人のシルエットが浮かぶジャケットは、見る人それぞれにイマージュされると思います。ちなみに私は「Another Day」のような“出逢った頃のような 透明な想いで”“何度でもふたりで 恋を始めようよ”。そんなカップルであったらいいなと。

TAKE:まさに見る人によって違いますね。さっきの若い某DJさんとかは、絶望を感じましたと(笑)。

――絶望ですか(笑)。

TAKE:曲でいうと「ラビリンス」とか恋愛に対して迷子になってる人が好きっていう人は、別れ話をしてるんじゃないかと思うし、でもそれも正解なんですよね。最終的にこのジャケットを選んでくれたのはスタッフなんだけど、すごくよくわかってくれている。たとえば、Love is なんちゃらって言ったら、二人の行方をはっきりさせないといけないと思うけど、でも『What is love?』、探してる2人なんで、ものすごく幸せでまどろんでいる風にも見えるし、別れ話をしているようにも見える。それは買ってくれた人の感覚。その日によって見え方が違ったりもして。そういう風に見てくれたらいいなと。

――なるほど。

TAKE:誰かの曲でLove isで止めてる曲。

KO-ICHIRO:あ、ありますよね。確か洋楽であったと思います。

TAKE:そういうタイトルも考えてたんです。やったー!と思ったら、めっちゃあって(笑)。

KO-ICHIRO:ふふふっ。

――最近では「愛がなんだ」という映画も流行ってましたけど。

KO-ICHIRO:ああ、あれね。観ようか迷って、たぶん世代的に共感できないかなと思ってやめました。

TAKE:KO-ICHIROは割と永遠の愛の歌を作るの得意なんですよ。手前味噌なんですけど、今回はシネマティックって言葉に負けない本音のラブストーリーを描けたと思います。

――先日は福岡で女性限定のイベントもありましたね。いかがでしたか?

TAKE:僕ら以外全員女子でしたから。勝てるわけない。

KO-ICHIRO:いろんな恋愛相談されるんですけど、やっぱり報われない人たちとか、気持ちを伝えられない、どうしたらいいでしょう、みたいな話がたくさんきてまして、それに対し笑いを交えながら丁寧に答えていったつもりです。

TAKE:いくつになっても恋愛を求めてる。我々の大したことない経験を踏まえて答えるんですけど、女性には勝てない(苦笑)。

――勝てないですか。

TAKE:だから今回は素直に愛ってなんなの?ってタイトルにしたし、その中であがいてるカッコ悪い男の姿も描き、なんとなく永遠を夢見てるんですけど、永遠なんてあるのかないのか見たこともないし、そこも正直に描けたと思うし。

――結局、愛ってなんでしょう。答えに近づけましたか?

TAKE:まったく遠のいた気がします。

KO-ICHIRO:(大笑)。

TAKE:1つ思うのは、考えちゃいけないんだなって。考えるよりかは感じるもので、やっぱり考え出すとより難しくなるから、感じてればいいんだなって。音楽やってる時もすごいラブだし、今は周りの人たちに恵まれてるし。自分たちのレギュラー番組で、愛はなんだって宿題にして、リスナーさんからの答えで僕が一番気に入っているのが、恋は非日常、愛は日常。深いなあって。

――哲学ですね。

TAKE:恋っていうのはたぶん非日常を求めるんですよね、叶わない恋、ありえないような人を好きになっちゃうとか。それは非日常を求めるから。でも家に帰ると旦那さんがいたりするわけですよ。でも日常には愛がすごくある。それをひっくるめて恋愛なんて呼んじゃうわけで。そこがなかなか謎ですよね。

――愛には情がつきもので、愛情という言葉はよく使われても、恋情という言葉はあまり使われないとか。

TAKE:ああ、それもまた深いですね。恋愛観って皆さん深いものをお持ちで、それに対して愛とはこういうことだよって一生言えないんだろうなって。ただ音で感じて欲しいし、シェアはできる。ストーリーの中で何かを感じてもらうことはできる。

――名古屋では6/14、15とツアーがありました。反応はいかがでしたか?

KO-ICHIRO:まず初めてのホールで、円形で、ステージと客席とが同じフロアって、僕らけっこう楽しいんですね。お客さんに取り囲まれてる感じで、90年代かな? MTVアンプラグドは。

――アメリカの音楽専門チャンネル“MTV”の大人気ライブ番組ですね。

KO-ICHIRO:マライア・キャリーだとか、ジョデッシーとか出演していて、僕らからすると、会場がプチMTVアンプラグドだなと。音も包まれるから気持ちよくって。お互いの距離も近いですし、お客さんもすごく楽しんでくれて。

TAKE:結局ね、ツアー終わってから、一番盛り上がったのどこやろって言われたら必ず名古屋って。

――それは嬉しい。

TAKE:名古屋の人たちには半年とか1年、お待たせしても、いっつもその距離を感じさせないんですよね。待ってたで、お帰りって、お客さんの方が割とリードしてくれるぐらい。ぶっちゃけ、だから開演前の会場、一番うるさいです(笑)。すでに楽しむぞっていう気持ち。

KO-ICHIRO:ホール響きますからね。一番わあわあ言ってました(笑)。

――現代ネオソウルの源流とも言われていることに対してはどう捉えていますか?

TAKE:源流なんて恐れ多いですけど、源流が鈴木雅之さんだったり、久保田利伸さんだったり、彼らが切り拓いた道なんだとしたら、その道の上で、さらにその先へ進み、若い人たちにも音楽の楽しさを伝えていくのが僕たちの使命だと思う。そういう意味ではゴスペラーズや鈴木雅之さん、最近ではケミストリーたちとSOUL POWERっていうイベントもやりますし、ま、名古屋には来られてないんですけどね。

――残念ながらゴスペラーズの村上てつやさんとのボーカルデュオ、武田と哲也のイベントも名古屋はないんですよね。

TAKE:すみません。あれは僕とてつやの部活なんで(笑)

――部活ですか。実は武田と哲也として7/10に限定配信された曲にも愛が絡んでます。タイトルは「愛をさがして feat. G.RINA」。

TAKE:これ、たまたまなんですよ。世の中が求めてるんでしょうけど、口に出していかないと、今は人と会わなくてもコミュニケーションとれるじゃないですか。SNSの繋がりも素晴らしいけど、でも結局はライブに皆さん来てくれるんですよね。じゃあライブって何かって言ったら、その現場、空気感。やっぱりめんどくさいけど出かける。そのちょっとめんどくさいことって、それも愛だと思うんですよね。

――料理もちょっとの手間が美味しさに繋がったりしますもんね。

TAKE:我々もめんどくさいことを避けるようになりがちなんですけど、ちょっとだけめんどくさいことをやった後は、すごい楽しいことになるんだよって。それがライブだし。武哲の活動もSkoop On Somebodyとしてなかなかのスケージュールで動いているなか、休むよりは武哲でレコーディングしたりライブしたりする。やっぱ楽しいんですよ。てつやもそうです。部活ですから。

KO-ICHIRO:んふふふっ。

TAKE:それで武哲で得たものが、ゴスペラーズであったり、Skoop On Somebodyであったりに反映されるんです。

――ずばり、いいライブの条件ってなんでしょう。

KO-ICHIRO:僕が体感したのは、知らないアーティストの曲を聴くにしても、予備知識なしに行っても、すごく引き込まれる時があるんですよね。それはやっぱり客席の中に自分がいて、ステージと客席の熱量が一方的だとそうならないんだけど、いったりきたりする時。セットリスト的に思うのは、国内のアーティストはあんまりやらないんですけど、海外のアーティスト、とくにR&B系は、ダンスナンバーとバラードをけっこういったりきたり交互にやったりするんです。日本だと聴かせるコーナー、最後は盛り上げるコーナーみたいに、割とコーナーコーナーで作るんですけど。

――そうですね、波を作りますよね。

KO-ICHIRO:その波の作り方が予定調和じゃなく、1曲1曲の押し引きっていうかね、そういうのにやられたな〜っていうのがけっこうありますね。

――自分たちのライブでやられたことは?

KO-ICHIRO:実はそういうのって難しいんです(笑)。やる側としては。

TAKE:お客さんも立ったり座ったり。立つんかい、座るんかい、どっちやねんみたいな(笑)。

――Skoop On Somebodyはどこに向かってるんでしょう。

TAKE:どこに向かってるんですかね。ライブの話にちょっと共通するんですけど、自分たちがパーフェクトだったライブほど、どうだった?って訊くと「ま、問題ないですよ」と反応が薄くて、今日あかんかったなあ〜ってライブが楽屋行ったら「サイコーでした〜っ!」って。これラブの話にも通ずるんですけど、完璧にやったらいいってもんじゃないんですよね。その時のハプニングだったりとか、自分のダメな所とかカッコ悪い所もそうだけど、それを受け止めた時にほんとにいいライブになるんじゃないかな。

――意外に間違えた時に沸いたりしますしね。

KO-ICHIRO:はははっ、ありますよね。

TAKE:そうなんですよ。アメージングになる時って、例えば自分たちがステージの中でしかわからない事故があったりとかして必死になってる時なんですよね。ライブをやればやるほどわからなくなるし、何をやったらいいライブになるかなんてなかなか言えないです。

――アーティストとしてよりも、人間っぽさが垣間見えるほうが客席と近くなるんですかね。

TAKE:同じ会場で2回公演する時もあるけど、1人お客さんが違ったらライブが変わる気がする。だから観せたろ〜とか、感動させたろ〜とか、そういうものをいかに捨てて、シンプルに音楽と向き合う。これからの2人はそうなっていくと思います。

――では最後に東海エリアの方にメッセージを。

KO-ICHIRO:ツアー中にアルバム制作も同時進行してたんで、いつもライブでエネルギーを頂いてる、そのお陰でこのアルバムが出来たと思ってます。だからこのアルバムの世界をまた皆さんにライブでお届けしたいと思っていますし、そんな時はどっぷりとこの世界に浸って欲しいですね。

TAKE:いつも会えるわけじゃないんですけど、僕らが帰ってくるたびにほんとにウェルカムしてくれて、そんな皆さんに僕らからのプレゼントが『What is love?』になるのかな。最終的にKO-ICHIROとツアーを周りながらサウンドを仕上げたこともあるんですけど、今までの中でも最高にライブ感のあるアルバムになったと思いますね。ライブがない日はこのアルバムを聴いて楽しんで欲しいなと思います。


インタビュー・文/深見恵美子



New Album 「What is love?」 Now on sale

Skoop On Somebody Official Website >> https://www.skoop.jp
記事の一覧へ
関連情報