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“新しいFlowBackを見せていく節目”、5周年を経たFlowBackが待望の2ndフルアルバムをリリース

2019/07/11 16:00


6月19日に2ndフルアルバム「do not hesitate」をリリースした、5人組ダンス&ボーカルグループFlowBack。夢を追いかけながらも、数々のオーディションで苦戦を強いられていた境遇の5人が奇跡的に出会い、2013年に結成。自らの手で新たな波を起こすべく、“逆流”いう意味を込めたグループ名を掲げ活動をスタートさせた。所属事務所もなく、ときには観客が0人という状況から地道に活動を重ね、近年ではメンバーがこだわり抜いた革新的なサウンドメイクや、セルフプロデュース力の光るライブパフォーマンスが話題を集めている。そんな彼らがアルバムとしては約2年振りにリリースする「do not hesitate」。「躊躇わない・躊躇しない」をコンセプトに、音楽的に新しいジャンルに思い切ってチャレンジしている印象を受ける。昨年、結成から5周年を迎え、グループとして一つの節目に差し掛かった彼らが打ち出す、待望の2ndフルアルバムについて、MARK、MASAHARUに話を聞いた。



未来が見えるような内容が込められている


――2月〜4月にかけて行われたLIVE TOUR 2019「The Answer」、自身最多となる全25公演の好演が記憶に新しいです。

MARK:今まで東京、大阪、名古屋を中心にライブをすることが多かったんですけど、応援してくれる方は他の地域にもたくさんいて、「一人でも応援してくれる人がいるならそこに会いに行きたいな」ということをツアーをやる前に考えていました。

――実際に初めての場所もライブで回られてみていかがでしたか?

MARK:もう場所によって全然カラーが違いました! ぐっと内に秘めたり、噛み締めたりして楽しむ人が多いところもあれば、見るからにハッピーにノッたり、すごく声を出してくれる会場もあって、本当に様々で驚きました。

MASAHARU:やっぱり関西は元気ですね。もともと元気なイメージはあるけど、いろんなところを回ってみて、やっぱりすごいパワフルなエリアなんだなと改めて思いました。

MARK:でも、じっくり聴いてくれるのもめちゃくちゃうれしいですよ。僕とMASAHARUも、音楽はわりとじっくり楽しむタイプなので。ちなみにREIJIは、ライブを観に行ったら出演者かと思うくらいはっちゃけるタイプなんですけど、そういう表し方って十人十色だと思うので、いろんなリアクションがあってうれしいです。

――6月19日にリリースされた2ndフルアルバム「do not hesitate」では、初回盤特典DVDで「The Answer」のファイナル東京公演の模様も見ることができるんですよね。改めてアルバムの制作はいかがでしたか?

MARK:僕らは5人組ということもあって「5」という数字には縁を感じていまして、去年結成5周年が経ったこともあり、ここが一つ“新しいFlowBackを見せていく”節目かなという思いは頭に置いていました。実際には「The Answer」のツアーをやりながらの制作で、ツアーをやっていて感じたことや伝えたいこと、出したい音が曲になったアルバムだと思います。

――伝えたいことというのは?

MASAHARU:アルバム全体のテーマは「躊躇しない・躊躇わない」です。これからのFlowBackの活動において、何があっても躊躇しないというのも勿論なんですけど、収録曲のジャンルもいろんなものに挑戦しているんで、音楽的な面でも未来が見えるような内容は込められていますね。結成して5年なんで、もうグループとしての軸はできた。だからそこからいろんな挑戦ができるようになったと思います。


出来たてホヤホヤ!リアルタイムの思いを投影


――25公演のツアーと並行していたということで、かなりタイトスケジュールな中での制作だったのではないですか?

MARK:そうですね、忙しかったです(笑)

MASAHARU:それこそ「きみのうた」という曲は僕が作曲、REIJIに歌詞を書いてもらったんですけど、締め切りに追われてツアーの移動中の車内で作っていました。もう死にそうな顔になりながら(笑)

――タイトスケジュールは勿論大変だったであろう反面、リアルタイムのテンション感が乗ったものが出来上がったとも思います。その点に関しては、新しいものを見せていきたいという思いと合致しているのでは?

MASAHARU:あー、そうですね!

MARK:特に「きみのうた」は応援してくれている人へ向けての曲なんですよね。だから、それが何年か前の曲だと、なんかちょっと嘘くさくなっちゃうじゃないですか。

――曲を作ったときのテンションが、微妙に変わってきてしまったり?

MARK:そうですね。勿論、ライブでずっと定番曲でやっていて満を持して収録している曲もあるんですけど、この「きみのうた」に関しては本当にほっともっと(Hot Motto)みたいな感じで出来たてホヤホヤです!

MASAHARU:(爆笑)もっと出来たてのイメージあったでしょ!?

MARK:えっと…コンビニの肉まん? ソフトクリーム、しぼりたての牛乳…?

――(笑)

MASAHARU:でも本当にステージ上でリーダーのTATSUKIが言った言葉を、そのまま歌詞に投影している部分もあります。例えば〈出会えたことに意味があるから〉という部分は、このままではないんですけどニュアンスは現れていて、きちんとリアルタイムで感じたことを投影できているなと思います。


デビュー当時の僕らだったら「絶対歌いたくない」って言っていた


――先ほどおっしゃっていた色々なジャンルに挑戦したという意味では、「Get you!!」がかなり振り切れた曲調になっていますよね。

MARK:ドPOPです。歌詞も〈君とchu chu〉って歌っていて。

MASAHARU:デビュー当時の僕らだったら、これがデモ音源できた瞬間「絶対歌いたくない!」って言っていただろうなと思うくらいポップです。でも軸ができたからこそ、今の僕らならできると思えて。

――デビュー当時だったら、もう少し格好良く、クールに見せたいって気持ちが強かったということですか?

MASAHARU:そうですね。

MARK:あと、他に曲がない中でやったら、これがFlowBackのイメージになってしまうじゃないですか。でもこれまで5年間、FlowBackは音にもこだわってやってきた。その上での「Get you!!」だったら、ギャップ萌えみたいな感じで楽しんでもらえるかなと思いました。

MASAHARU:だから、今回は俺らで望んだよね。こういう曲ないですか?って。

――今のみなさんは、楽しんで歌われているんですね。

MARK:多分高校生の男の子は、みんな通らざるを得なかったことを歌っていると思うので(笑)

MASAHARU:ライブで一回披露したんですけど、その時のオーディエンスの反応も良かったですね。

MARK:「あ、こういうのやるんだ!」って、ちょっとびっくりもしてましたけど、人気みたいです。


上手じゃなくても自分たちで作ることに意味がある


――今回、初回盤と通常盤の収録曲順には面白いアイディアが施されていますよね。

MARK:スタッフにも「なかなかないね」と言われたんですが、初回盤と通常盤で曲順を変えています。今の時代って音楽配信サービスとかで音楽が聴けて、1曲からでも買えちゃうじゃないですか。だから曲順、アルバムの流れを意識して聴いてもらえることが少なくなっていると思うんですけど、僕らは音にもこだわっているし、やっぱり一連の流れで聴いてほしいんです。通常盤はより多くの人の手に渡ると思うので、まずは1枚通して聴いて飽きない流れを意識して、逆に初回盤はある意味の僕らからの裏メッセージになっています。

――というと?

MARK:「OverDrive」という曲が最後になっていて、この曲は世の中に蔓延っているありふれた音楽や、中身のないものへのアゲンストが込められています。それを剥き出しにしているわけではないんですけど、FlowBackはもともと自分たち5人で作ったグループで、最初は誰にも振り向いてもらえなかったところから歩んできた。その心はずっと忘れないよという思いを込めて、初回盤では最後に入れています。

――バージョンによって曲順を変えるというのは斬新なアイディアですよね。

MASAHARU:本当は統一するつもりで、この初回盤と通常盤の2案ですごく迷っていたんですよ。どっちの曲順も思いは分かるしで全然決まらなくて。

MARK:そうしたらJUDAIが「こんなのは無理だと思いますけど…」って今回のアイディアを思いついて、確認したら出来そうだってことになって「じゃあ両方の案が取り入れられていいね!」ということでこの形になりました。

――今回のような発案も含めて、みなさんは結成当初からセルフプロデュースにこだわって活動されていますよね。

MARK:こだわっているというよりかは、単純に思いを込めやすいと思っています。上手じゃなくても自分たちで作ることに意味があるなって。それと最初は、セルフプロデユースもやりたくてやっていたというよりは、活動するのに曲や振り付けがないといけないじゃないですか。それでMASAHARUが「じゃあ俺、曲作ってみるよ」とか、TATSUKIが「振り付け考えないとねー」って言ってくれたんです。それから、グッズが欲しいって言われればREIJIが描いたり、ライブをやるのにみんなのステージ衣装を服が好きな僕が選んだりって感じで。

――各々がグループに対して得意分野で能力を発揮していらっしゃるんですね。そしてMARKさんが今言われたように、その込められた思いこそがみなさんの魅力に直結してるのかと。今回の曲順を複数案にするというのも、楽曲制作を作家さんにお任せってスタイルだったら出てこなかったアイディアかもしれないですよね。

MARK:僕らも提供してもらう曲はたくさんあるんですけど、ラップ部分のリリックは必ずJUDAIが書きますし、コンセプトや世界観も大切にしていて、提供曲すらも自分たち色にガラッと変えちゃうこともあって、それはいいとこだなと思っていますね。

――ご自身で、FlowBackにしかない魅力って何だと思いますか?

MASAHARU:やっぱりセルフプロデュース力は強みだと思います。あと、メンバーみんなの勢いがすごいです。例えばちょっと大きい会場があったとして、僕が「今の俺らのレベルじゃここで演るのは無理だよ」って思っても、あとのメンバーは「いや、いけるでしょ!」って勢いがあって、そういう勢いってすごく大事だと思うし、心強いです。

――7月末から「do not hesitate」を引っ提げたツアーが始まります。意気込みはいかがですか?

MARK:本当にいろんなジャンル、今までトライしてこなかったことをたくさんやるので、あまりアルバムを聴いていなかったり、FlowBackのことを知らない人も、軽い気持ちでライブに来てもらったら、きっと好きな曲が1曲でも見つかるような気がするし、そんなライブにしたいと思っています。

MASAHARU:前回のツアーで25公演回って、そこで得たものをフルに生かしたいと思っています。初めて来た人にも絶対に楽しんでもらえるライブを用意できる自信があるので、気になった方は是非気軽にでいいので遊びに来てください!


インタビュー・文/岡部瑞希



New Album 「do not hesitate」 Now on sale

FlowBack Official Website >> https://www.flowback05.com
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FlowBack LIVE TOUR 2019 「do not hesitate」

2019/08/03(土)
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