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4/10に3年ぶり11thアルバム『TRIBALYTHM』をリリース。ツアーは6/29 名古屋ダイアモンドホールにて!

2019/05/24 15:00

「最終的に楽曲が輝くのはライブ。みんなといっしょに完成させてもらおうと思ってます!」(TAKE)


 2003年にシングル「ブラスター」でメジャーデビューし、アニメ『NARUTO -ナルト-』のオープニングテーマ「GO!!!」をはじめ、ツインヴォーカルで繰り広げる多様なサウンドで聴くものを魅了し続けるFLOW。メンバーはKOHSHI(Vo)、KEIGO(Vo)、TAKE(G)、GOT’S(B)、IWASAKI(Dr)の5人。

 4/10にリリースした3年ぶり11thアルバム「TRIBALYTHM(トライバリズム)」は、ワールドツアーやこれまでの活動から得たスピリッツそのものを表現した意欲作。世代もジャンルも国境も超えたパワーあふれるバイブレーションが、気持ち良く耳を駆け抜け、熱くハートに届く。FLOW LIVE TOUR 2019「TRIBALYTHM」は6/29(土)名古屋ダイアモンドホールにて。

メンバーのKEIGOとTAKEにインタビュー!



国境を超えて世界をつなぐアルバム『TRIBALYTHM』

「いろんな垣根とか壁を取っ払って音楽でひとつになれることを“このバンドだったら体現できるんじゃないか”って」(TAKE)


――アルバム「TRIBALYTHM(トライバリズム)」は、まるでテーマパークに遊びにきたような楽しさがあって、ひとつひとつアトラクションをめぐるみたいにそれぞれの曲のストーリーに入り込めました。1曲目から14曲目までつながっていて、その先にある未来も感じさせてくれて。

TAKE:作品に参加していただいて、ありがとうございます!

――伝わってくるバイブレーションがとてもフレッシュで、新人バンドかと錯覚したほどです。

KEIGO:気づいたら16年目なんですよね(笑)。

TAKE:全員40歳超えてた(笑)。

――このまっすぐさ、ピュアさはどこからくるものですか?

TAKE:音楽の作りかたもそうですけど、活動の中で新鮮味を保つことは意識していますね。やったことのないことにどんどん挑戦したり、新しい扉をどんどん開いて、音楽に関してもいろんなジャンルを取り入れて……みたいなところは、これまでやってきた歴史だと思います。

KEIGO:もともといろんなタイプの楽曲をやっているバンドで、それは好奇心が強いからだと思うけど、昔からビビらないで取り入れて「やりたいからやってる」感じが5人の中にずっとある。これが16年変わらず続いていることが、今やFLOWのひとつの武器になっているのかな。

――聴き手に媚びず、常に挑戦していく。

TAKE:そうじゃないと地球の裏側までライブしに行かないもんね。

KEIGO:あはははは(笑)!

――地球の裏側、昨年は中南米ツアーに行かれて。

KEIGO:2回目なんですよ。2015年にワールドツアーをやらせてもらって地球をぐるりとまわりました。海外ツアーって日本でのツアーと変わらなくて、行ったからこそその土地のひとと分かち合えるものがあるし、つながれる。それがライブなんだなって改めて思ったし、名古屋にずっと来させてもらって積み重ねていくのとなんら変わりなく、ブラジルも1回行ったときよりも2回目、2回目よりも3回目って、ちゃんと積み重なることを肌で感じました。

――歌は日本語で?

KEIGO はい。海外でライブをやらせてもらうきっかけはアニメなんですよ。アニメのイベントのライブ・アクトで呼んでいただいて、海外のかたはアニメが大好きなのでアニメを通じて日本語を勉強しているし、アニメを通じて自分たちの曲を知ってくれて、FLOWを掘ってくれる。アニメの曲はとうぜん大合唱だけど、アルバムの曲までいっしょに歌ってくれて、ほんと、うれしいです。

――話しは戻りますが、新しいアルバムのリリースまでどうして3年かかったのでしょう?

TAKE:大変申し訳ありませんでした! お待たせしたことを正式に謝罪したいと思います!

KEIGO:あはははは! どんな謝罪なんだ(笑)。

TAKE:謝罪取材。

KEIGO:やかましいわっ(笑)。

TAKE:(3年前にリリースした)10枚目のオリジナルアルバム(『#10』)を作るときもアイデアを出すのに時間がかかって、作り終えたところでやりきった感というか、燃え尽き症候群じゃないけど、アイデアの枯渇は多少はあって。で、今回のアルバムのテーマとか指標を見つけるのに時間がかかりました。

――3年間で録りためたのではなく、一気に制作を?

TAKE:今回のアルバムは活動のすべてがテーマになりました。15年以上やってると、おのずとライブ会場にお子さんを連れて来られたり、そのご両親もいっしょに3世代で来てくれますし、あとは、20曲以上アニメのタイアップをやらせてもらう中で、昨年『アニメ縛り』のツアーをしたときに、ロックとかアニメとかジャンル関係なくライブハウスで盛り上がれたこと、あと、何年間かの海外公演で経験した、いろんな垣根とか壁を取っ払って音楽でひとつになれることを「このバンドだったら体現できるんじゃないか」っていうことがひとつの指標として明確になってきて……。これまで自然にやってきたことだけど、そこまでメンバーで強く意識していなかったのがここ3年間でより濃くなってきたというか、自分たちも意識して口にするようになったので、これはアルバムのテーマとして軸になるんじゃないかって。「TRIBALYTHM」っていう言葉をつけてから、アルバム制作がさらに加速していきました。

――タイトル「TRIBALYTHM」の意味を聞かせてください。

TAKE:TRIBAL(トライバル)は種族、民族とか、仲間、家族っていうとらえかたをしてもいいと思う、いっしょになって楽しめる仲間みたいな。そういう仲間をどんどん増やしていきたいISM(イズム)、意志みたいなものと、我々の音楽のRHYTHM(リズム)を融合させて「音楽でひとつになろう」の意味を込めての「TRIBALYTHM」です。

――「こうでなきゃいけない」という固定観念を突き抜けて、いろいろなジャンルを取り入れて自由に表現する、その勇敢なスピリッツに心が揺さぶられます。

TAKE:無鉄砲な自由さ、やんちゃ感がフレッシュさにつながったかな?

KEIGO:かもしれませんなー(笑)。FLOWは16年間メンバー5人で変わることなく減ることなくやらせてもらって、「5人で音を出したらFLOWになる」っていうのが軸にあるから、面白がってやれるし、いろんなことに挑戦できるんだと思います。


「3年前に書いた言葉が、今、ちゃんと届けたいメッセージになってる。3年かかったけど、3年間があったからこそできたアルバムだと思う」(KEIGO)


――今年1月に行われた10年ぶりの日本武道館ライブで「TRIBALYTHM」からの作品を披露されたそうで、みんながまだ知らないリリース前の曲を演ることに不安はなかったですか?

TAKE:我々はけっこう発売前に演ることが多くて、「TRIBALYTHM」には3年前のツアーで披露していた曲「BELIEVER」と「アイオライト」を微調整、再構成して入れたものがあったりとか……メッセージが「TRIBALYTHM」の精神にそぐうものであって、3年間ずっとおぼろげに思っていたものが“TRIBALYTHM”という言葉を作ったことによって、明確になったというか……。

KEIGO:……そうなんだよね。さっきTAKEが言った「すべての活動が“TRIBALYTHM”になった」っていうのは、まさにそう。「BELIEVER」は自分が歌詞を書かせてもらったけど、3年前に書いた言葉が、今、ちゃんと届けたいメッセージになってるのは、そういうことなんだろうな。3年かかっちゃったけど、3年間があったからこそできたアルバムだと思う。

TAKE:思い返すと2曲目の「風ノ唄」はアニメ作品『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』とコラボレーションした曲で、ファンタジーをテーマの軸にしていて、作品の世界観が北欧の草原の広い景色だったりとかで、それに対して我々は音楽的に北欧、ケルト、バグパイプ、アイリッシュ……みたいなところで、はじめて民族楽器をフィーチャーしたことが今回のアルバムのサウンド構築に影響を与えてくれた。そこから世界の楽器をフィーチャーするアイデアにつながって、バンジョーやアコーディオンを取り入れたり……。アコーディオンの音色を聴くとヨーロッパの石畳が見えてきますね(笑)。

KEIGO:不思議だよね、音って。

TAKE:そういった楽器が持つ音色の特性だったり、空気だったり、イメージだったりっていうのは、音楽を作る上でひとつの面白い要素なんだなって再確認しました。

――民族楽器はすべて自分たちで弾いたんですか?

TAKE:弾けません(笑)。日本のアイリッシュ・パンク・バンドのTHE CHERRY COKE$(ザ・チェリーコークス)のギターのMASAYAさんにバンジョーとマンドリンとブズーキ、MUTSUMIさんにアコーディオンを弾いてもらいました。まさにパンクとアイリッシュを融合させた音楽を演られているから、今回の我々のテーマにすごくリンクしやすい、形にしやすかったので、ゲストミュージシャンとして参加していただきました。

――この部分のサウンドは緻密な構成で、吸い込まれてしまうくらい魅了されました。作品は主にTAKEさんが作曲、KOHSHIさんが作詞でご兄弟で制作されていますが、歌割りもふくめてどういった工程で完成させていくのでしょう?

TAKE:曲とメロディが先で、そこに歌詞を当てていく感じです。ツイン・ヴォーカルは我々の強みで、ほかにはない魅せられる部分が音楽的にもあると思っていて、ふたりの声にはそれぞれ個性があって……この10年で個性がちがってきたよね、昔は「同じに聴こえる」なんて言われたけど。

KEIGO:そうだね、いちばん最初のころとかね。

TAKE:KEIGOくんはマイルドな甘いトーンが出る中域から中低域が強くて、KOHSHIはアタッキーなエッジのある高音が得意。それぞれの個性を生かせるメロディだったり、キーのラインがわかってきたからうまく表現できるんだと思います。敢えて逆にしたりね。

KEIGO:うん。レコーディング前のプリプロで歌ってみて「どうしようか」って歌い分けを決めるんですけど、メロディや歌詞によって「ここはKOHSHIのほうが似合う」「これはKEIGOがいいよね」って。

――KEIGOさんは歌詞をどのように自分のものにしていくんですか?

KEIGO:KOHSHIの詞は「今自分たちが思っていること」や「ツアーを通して感じたこと」を書くことが多くて、5人いっしょに動いてひとつのバンドだから気持ちはいっしょなので、自分の中で噛み砕いて転換しないと歌えないことはあまりなくて。

――10曲目の「Smells Like 40 Spirit」は、「これ作っているとき、すごく楽しかっただろうな!」って思いながら聴きました。

KEIGO:面白かったです。KOHSHIの詞が送られてきたとき、KOHSHIと俺は同い年だから、全部触れてきたものだから「おもしれぇな!」と思って(笑)。

TAKE:30年ぐらい前の、我々が学生時代に夢中になった好きなものたちを羅列して、2000年代のヘヴィ・ミクスチャー・ロックとラップメタルで曲を作りました(笑)。2008年のアルバム「アイル」に「Smells like thirty spirit」っていう曲があって、そっちはまったくちがう曲調でポップ・パンクっぽいもので「これから迎える30代の歌」だけど、今回は完全に40代ホイホイ!

KEIGO:引っかかる人は同年代!

TAKE:あと10年して「50 Spirit」ができるかどうか。このシリーズは40で終わるかどうか。

KEIGO:令和の時代を歌えるかどうか(笑)。


「FLOW LIVE TOUR 2019『TRIBALYTHM』」は、

6/29に名古屋ダイアモンドホールにて!


――アルバムはツアーを意識しましたか?

TAKE:最終的に楽曲が輝くのはライブ。そこは常に意識して作っていて、みんなといっしょに完成させてもらおうと思っています。例えば「火花」は中米の楚歌のリズムをフィーチャーしてて、みんなでタオルを回しながら盛り上がれたらいいなとか、「サンダーボルト」では「ヘイホー」の海賊コール&レスポンスで会場と一体化して盛り上がりたいなとか、「ONENESS」は今年1月の武道館公演のために書き下ろした曲で、今までの感謝やこれから進むべき道みたいなものを武道館でみんなと声を重ねることによって次に進んで行きたかった作品。今回のツアーでは全国のみんなと声を重ねられるのを楽しみにしています。

――FLOW LIVE TOUR 2019「TRIBALYTHM」。名古屋は6/29 にダイアモンドホールにて。名古屋のお客さんの印象を聞かせてください。

TAKE:ノリいいですね! 全体的に元気な印象。

KEIGO:ノリいいよね。よくしゃべるよね。俺がMCしているところでよくしゃべってくれる(笑)。名古屋のライブは楽しい!

TAKE:うん。あと、名古屋は激しい楽曲が好きなイメージがある。攻撃的なのが好きでドMなんじゃないかな(笑)。毎回ツアーでは場所によって曲を変えるときがあって、いつも「名古屋だからちょっと激し目の曲を」ってセットリストを組んでいます。

KEIGO:確かにそうかもね。昨年の『アニメ縛り』もそうだし、名古屋はツアーでぜったいに来させてもらっているので、インディーズのころから数えると16年以上ずーっと積み重ねてこれた場所なので、新しい作品を持って名古屋に帰って来られるのもうれしいし、FLOWをアニメで知ったりとか、いろんな入り口でライブに来てくれるお客さんがいっぱいいると思うから、楽しみです!

――では最後に、東海地区のみなさんにメッセージをお願いします。

KEIGO:3年ぶりのアルバム「TRIBALYTHM」はFLOWが進むべき意志と指標が詰まった作品になっているので、1曲目から14曲目までトータルでひとつの世界として聴いてもらえたらうれしいな。

TAKE:今年はオリジナル・アルバムを持って、やっとツアーをまわれますので、昨年の『アニメ縛り』以上に熱くドMな名古屋のみなさんと(笑)、盛り上がれたら……。

KEIGO:やめろ! ドMじゃないかもしれないだろう(笑)。

TAKE:あ、逆にドSなのか? 自分に対してSだ(笑)。盛り上がれたらいいなと思っています!


インタビュー・文/早川ひろみ



New Album 「TRIBALYTHM」 Now on sale

FLOW Official Website http://www.flow-official.jp/
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FLOW 2MAN TOUR 2019-2020 『VS NEXT GENERATION』

2019/12/21(土)
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