記事詳細

「ありのままの自分を見せることで、人に寄り添うことが出来る。 そう思うようになってからは、本来の自分を出せたらと歌っています」

2019/05/17 14:30


話題の最新曲「ウタコク」がLINE MUSICで最高位2位を記録、MVとCM動画が計100万再生を超えるなど若者から絶対的な支持を得ている足立佳奈。
そんな彼女の自身5枚目となるシングルは、あらたな魅力を咲かせた「little flower」(4/24発売)。
この春、初のワンマンツアー「FUN FAIR」を駆け抜けたばかりの足立佳奈さんにインタビュー!



――初のワンマンツアーはいかがでしたか?

今回のツアータイトル『FUN FAIR』は遊園地という意味なんですが、そう付けたようにみんなに伝わるものになったのかな?と思いつつ、私自身は各会場、雰囲気が違う中を新鮮な気持ちでその日だけのトークをしたり、ライブバージョンの楽曲をやったり、とても楽しめたツアーになりました。

――ファイナルは4/4、名古屋クアトロでした。終演後SNSではファンからHAPPYなコメントが次々寄せられていましたね。

ありがとうございます。でも実は、前日の大阪公演が終わった時、「ああ、もう次のファイナルでこのツアーが終わってしまうんだ」と寂しい気持ちが押し寄せて、同時に「みんな楽しんでくれていたのかな?」「私の気持ち伝わっているかな?」と、いろんな想いで不安定になったりもしたんです。

――そんな時は、どう気持ちを持っていくんでしょう。

すごくパワーになったのが、ファンのみなさんがひとりひとり書いてくださった手紙やメッセージ。ライブ直前に読んで、頑張ろう!とファイナルに臨むことができました。やっぱりファンでいてくださる方の言葉は偉大です。とても大きな存在ですね。

――そのライブでも披露されたシングル「little flower」はカップリングも含めて、それぞれの彩りを持つ素敵な一枚ですね。一曲一曲、その想いをお聞かせください。

ありがとうございます。「little flower」は恋する気持ちを花で表現している素敵な歌で、作家さんに作詞・作曲してもらったものなんですが、自分が経験したことがある内容だったので、スッと心に入って来ました。誰かにお花を贈るように、“好き”って言葉も素直にプレゼントのように伝えてもいいんじゃない?というエールを込めて歌っています。

――カップリング「ウタコク」はソフトバンク×AbemaTV『今日、好きになりました。』コラボCMソングで注目を集めている楽曲。

この曲は『今日、好きになりました。』の出演者の高校生の子たちがリアルに口にした言葉だけで作られた歌なんです。だから新鮮でもあり、歌うのが難しい言葉もありました。

――でも一年前は佳奈さんも高校生でしたよね?

もちろん、「めちゃ」とか「やばいもう」とか、私もふだん話す言葉ではあるんですけど(笑)、歌にする時は自分なら「めちゃ」だったら、どれだけすごいのかを具体的に書くと思うんですね。今回は発した言葉をそのままということで、とはいえ歌に入れていいのかな?という疑問や葛藤がありました。でもいざ歌ってみると、意外にも歌うごとにしっくり来るんです。これは発見でしたね。

――佳奈さんは、恋に限らず人に対して、伝えるもどかしさを感じたりすることはありますか?

駆け引きなんて出来ないけれど、どうしよう?と迷うことは今でもありますね。タイトル「ウタコク」は“歌って告白する”という意味だと私は捉えているんです。私自身、好きな人には歌って告白するタイプなので、「わかるなぁー」って、とても共感しながら歌っています。

――「WE CAN!」はジュビロ磐田2019シーズンタイアップソングとして生まれた、パワーに満ちた楽曲。

私は昔から野球をやっていたので、サッカーをする機会はなかったんですが、ジュビロ磐田のシーズンソングアーティストに選んでいただいたことは、とても嬉しいです。ルールもあまり知らない自分に何が出来るだろう?と思った時に、このご縁への感謝はやっぱり歌で届けるのが最大の伝え方だと、初めてスタジアムでサッカー観戦させていただきました。その日の夜に、思ったことを一気にギターと共に仕上げたのがこの曲です。

――観戦して一番強く想ったことは何でしょうか。

歌詞の中にたくさん出てくる言葉“繋ぐ”です。サッカーは、この“繋ぐ”というワードがすごく感じられるスポーツなんだなと。もちろんそれはTV中継を見ても、ボールを次々パスで繋げていく様子にそういうイメージはわかると思うんですが、スタジアムでは、プレーだけに限らないと感じるんです。サポーターの方たちの声援がすごいんですね。チームリーダーの方の声かけがサポーター全体に繋がって、その応援が監督・コーチ・選手に繋がり、選手同士の繋がりから、ボールが繋がり最後にゴールに向かい、得点に繋がる。それを肌で感じることが出来たのは、間近で見たからこそ。みんなの“繋ぐ”という輪が描かれた光景が印象に残ったので、このワードを一番に伝えようと思いました。

――この歌で鼓舞される人も多いと思います。

調子が良くない時は“繋ぐ”が途切れる瞬間もあるんですね。この歌を通して、そんな時もあえて繋ごう、高めていこう、と感じてもらえたら嬉しいです。

――「私へ。」は、孤独感とそれでも空を見上げる想いが描かれていて、佳奈さんの歌声が始まりに導いてくれる楽曲。どんなふうに生まれたものでしょうか。

昨年ドラマ『チア☆ダン』に出演させていただいたんですが、女優さんという道をプロフェッショナルに歩いている方がたくさんいらっしゃる中の自分に対して、いろんな想いが湧いたんです。撮影が朝とても早いので、この歌のように薄暗い道を歩きながら、「私は歌を歌いたいんだよな…いろんな経験をさせていただくことはありがたい。でも、ブレているんじゃないのかな?どこに行けばいいのかな?誰に言えばいいんだろう」と苦しくて。それでもちゃんと向き合っていかなくちゃ、と感じた想いから生まれた歌です。

――『個人指導学院フリーステップ』のCMソングにも起用されていますね。

みんなにエールを込める前に、私だったら?と考えたんですね。自分とみんなのこれからの姿を照らし合わせて作った自分自身の曲でもあるので「私へ。」となっていますけど、将来どうしたらいいかわからなかったり、悩む時期を過ごしている人に聴いてほしいです。

――この曲をライブで歌ったことはありますか?

はい。大阪で歌った時、みんなは気づいたかわからないんですが、歌い終わってから泣いてしまって…。やっぱり思い入れが強いんですね。自分が経験したことであり、みんなにもこれから頑張ってほしい想いがあるので。

――初回生産限定盤には2018年12月24日に行われた自身初のワンマンライブ『Yeah!Yeah!』に密着したドキュメンタリー映像及びライブ映像2曲を収録。ドキュメンタリー映像では、どんな佳奈さんが見られるのか気になります。

ライブって、とても輝かしいものだから、この世界にいる私をみなさんはキラキラしているな、楽しいことをしているように見える方が多いと思うんですけど、そうじゃないところもあって。さっき「私へ。」でもお話ししたように、私だってつまずくし。だからこそ伝わることがあるといいなと頑張っているんだよって、そんな姿が映っていると思います。このドキュメントを見たみんなが、明日から頑張ろうって思ってもらえる映像ですね。ありのままの私がいます。

――2018年の目標は「愛を返すこと」、と話してらっしゃいましたね。

はい。ありがとうの気持ちを伝えたいと思って、やってきた一年でした。映像ドキュメントにある、初ワンマンライブは東京と名古屋で行ったんですが、愛を返すという言葉通り、みんなからもらった愛をありがとうと返して締めくくれたんじゃないかと思います。

――デビュー当時に抱いていた想いから、変化したところはありますか?

デビューした頃は、歌を歌う上で、笑顔でいなくちゃ!明るくしていなくちゃ!みんなに元気を届けるんだ!私が頑張るんだ!という気持ちだったんです。でも最近は、もっと人間らしさというか、みんなが思っていることを私も思っているのだから、それを隠さずに歌を通して見せてもきっとみんなは受け入れてくれる、かえってもっと寄り添うことが出来るんじゃないかと思えるようになりました。包み隠さず本来の自分を出せたら、と歌っています。今回のシングルもデビュー当時とは変わっていると思うんです。意識したのは“芯のある強さ”。ラブソングだとかわいらしいイメージがあると思うんですけど、恋するとかわいらしさだけでなく、真剣になるからこそ何も見えなくなる怖さがある。そういう一生懸命さを歌で表現できているんじゃないかと。「little flower」を聴いて、素直に想いを伝えていいんだなと、一歩踏み出してもらえたらと思います。

――デビュー2周年記念LIVE(東京・8/30)を前に、名古屋では6/2東海地区最大のオムニバスライブサーキット『SAKAE SP-RING 2019』に出演。どんなライブになりそうでしょうか。

『SAKAE SP-RING』は私が高1の時に、友達と楽しんできた思い出があるんです。その時、いつか私もこのイベントに参加できるんだろうかと未来をよぎらせて。念願叶ってというか、いろんなアーティストさんが集結するイベントに自分の名前も載ることがとても嬉しいですね。自分のカラーを出せたらと思います。そして、8月は2周年記念のライブ!今までのどこよりも大きなライブ会場でやるので、正直、現段階では想像がつかないんですが、いい時間になるようプランニングしていくのでぜひ来てほしいです。場所が東京なんですが、名古屋の方も一緒に過ごせたらすごく幸せです。よろしくお願いします!


インタビュー・文/早川矢寿子



New Single 「little flower」 Now on sale

足立佳奈 Official Website https://www.adachikana.com/
記事の一覧へ
関連情報