記事詳細

この春、Hankが卒業! 「最後のライブは今までのことを精一杯ファンに見せたい」

2019/03/26 13:00


「日本・台湾で活躍できるスター」を発掘すべく開催されたオーディションにより結成されたボーイズバンドnoovy。
日本での活動が3年目に突入した矢先、Hankが卒業することを発表した。
そんな折りに発売されたシングル「スピードアップ」は、アニメ『ゾイドワイルド』のエンディングテーマに起用され、台湾バンドとして初のタイアップにして、Hankの卒業ソングとなった。
俳優を目指すHank、バンドを続ける残りのメンバ−。
彼らはどこに向かってスピードアップするのだろう。

メンバー/Shawn(Vo.)、Hank(Gt.)、JK(Ba.)、Mark(Dr.)



――いきなりですが、Hankさんの卒業にビックリしました。1/18に発表されましたが、Hankさんの中ではいつ頃、気持ちが固まっていたんですか?

Hank:昔から俳優をやりたい願望はあったんですけど、1枚目のアルバム発売後の定例会議でそういう話になって、その時に初めて正式に言いました。

JK:日本にいる時は共同生活だからよく夢の話もするし、昔からHankには俳優になりたいという夢があるのは知っていたし、そこまで驚いてはいないです。そろそろ決断の時期じゃないかと思ってました。

MarkShawn:同じです(頷きながら)。

――流れとしては自然なんですね。

Shawn:淋しい気持ちはありますが、自然ですね。みんな20代になったので、もっと自分の目標が明確になって、責任をとれる年齢になってきてるし、両立は難しいし、みんなで話し合った結果です。

――HPではHankさんから日本語でメッセージが綴られていて、あれは気持ちが伝わってきますね。

Hank:ああ。

Shawn:上手ですね。

――ほんとに字も文章もとても上手でした!

Hank:難しい言い回しはスタッフさんに手伝ってもらいましたけど、手紙はとても大事にしてるので、自分からファンに伝えたいと思い手書きにしました。

――ファンの反応は?

Shawn:思ってたよりみんな応援してくれてます。すごい責められるんだろうなって思って心の準備をしていたけど、意外とみんな優しくて、すぐに応援というカタチで返してくれてとても感動しました。

――いいファンばかり。

Shawn:メンバーは前からHankの気持ちを察していたし、関係性は全然変わりはないので、一番心配したのがファンの気持ちだったんです。でもそれが思ってたより大丈夫だったんで、とても安心しました(胸に手をあて)。

――今回のシングル「スピードアップ」はアニメのタイアップになってますが、Hankさんの卒業と絡んでたんですか?

Hank:偶然です。運命のいたずらです。アニメのタイアップだったので、曲は前もって提出しなくてはいけなくて。

――タイアップはもともと決まってたんですね。

Shawn:9月のアルバムのリリイベの時にタイアップが決まったんです。

――曲自体はアニメのイメージに合わせて作られたんですか?

Shawn:そうですね。まあ、何曲か提出して、「スピードアップ」を選んでいただいた感じです。

Hank:MVはアニメのイメージとはちょっと違うんですけど。

――アニメのタイアップとしては台湾人のバンドとしては初!

Shawn:嬉しかったです。ゾイドのおもちゃで遊んでましたし。

――実際にアニメをチェックしましたか?

Shawn:実際に自分たちの曲が流れてくる映像を観ましたし、ファンからもたくさんメッセージを頂きました。不思議な感じでした。

――さきほどMVの話も出ましたけど、皆さん白い服を着て神聖な雰囲気ですね。Hankさんが持っていたものはなんですか? 発煙筒みたい。

Hank:カラースモークです。ジャケ写にも登場していて、ピンクのカラースモークが足もとに広がっているこの写真は、200枚撮った中の奇跡の1枚です。なんでピンクかっていうと、卒業シーズンだし、僕も卒業なので、桜色にして卒業を祝福という意味です。MVでは、それぞれメンバーカラーの煙を上げてて、“空が青すぎると 僕ら好きなペンキを塗りたくった”っていう歌詞に合わせてるんです。

――4人最後のレコーディングはいかがでしたか?

Hank:4人は台湾に帰っても同じ事務所にいるので、4人というより、一番淋しいのは、今までお世話になったスタッフさんとの関係でした。プロデューサーやエンジニアさんが相変わらずとても丁寧にレコーディングしてくださる姿を見て、これが最後のシングルだなって実感が湧いてきて、こういう素晴らしいスタッフさんと一緒にお仕事できないなって思うと、そっちの方が淋しかったです。

――この曲の歌詞がまた、Hankさんの卒業を後押ししているようで。“全然止まんないストーリー”“光る向こうへ”とか。皆さんもそれぞれ好きなフレーズがあるのでは?

Shawn:僕はサビの手前で“突風に倒れそうでも きっと行き止まりなんかないんだ Round and round Round and round追い風にするよ”って諦めない感じが好き。

Mark:歌詞だけというよりメロディが合わさって、一歩ずつ踏み出す感じがあって、今の一歩一歩がとても大事だと思えるメロディと歌詞がとても気に入ってます。

――全体を通して機械音みたいな音が入ってるのも効いてますね。

Shawn:近未来感があふれてるサウンドになってます。今回いろんなシンセ使ってて、浮遊感のある音に仕上がってると思います、雲の上にいるような。そういう機械音とかはゾイドワイルドの世界にも合うんじゃないかなって。

――カップリングの「Fade to Black」はまたガラリと印象が変わり、「スピードアップ」が“明”ならこちらは“暗”。

Shawn:今回は20代になって初めてのリリースですし、前回のアルバム「LION」の時もいろんなジャンルに挑戦していこうってコンセプトになっていたんですけど、今回も2曲目は今までやったことのないジャンルをやってみようと。今まで一生懸命ポジティブにがんばる少年を主人公にした曲が多かったと思うんですけど、今回はダークなnoovyというか、ちょっと大人の世界観を演じた曲をやってみようという気持ちで、1曲目とは対照的な曲を入れてみました。

――演奏的には始まりからドラミングがすごい迫力ですね。

Shawn:一番大変(Markを指さしながら)。

Mark:暗闇の中で舞い上がるために、模索しながらも必死になってる、そういう気持ちで演奏しました。とても疲れました(笑)。

――他の楽器は?

JK:ベースはそれほど苦労はしなかったです。

Hank:たぶんドラムが一番大変だったと思います。

Shawn:ヴォーカルの部分は、ちょっと「スピードアップ」との歌い方と対照的で、力強く歌うことがとても大事でした。難しいというより、今までの楽曲とは違う演じ方だったので、その部分では新しいですね。

――もう一つのカップリング「In My Dreams」はポップですね。

Shawn:2曲目で今までのnoovyどこにいったの?ってなるけど、3曲目で、あ、これは私が知ってるnoovyだって。

――歌詞の内容は、男心がキュートで。

Shawn:僕たちイケメン4人組で、バンドマンで、モテモテなんでしょっ?てよく言われるんですけど、ほんとはこの曲の主人公のように奥手な一面があるんですよ。とくに恋愛に関しては、恥ずかしがり屋で、そんなに女の子にグイグイいくのが苦手という意味では、この曲の世界観は僕たちと似てます。Mark以外はね。

3人:(爆笑)。

Mark:そんなことないです、僕も奥手です!

Shawn:お、く、て。

――おっ、最近、覚えた日本語ってありますか?

Shawn:あります、、、、。ちょっと待っててください(笑)。

JK:僕は“ごぞんじ”。

――その言葉をよくご存知で。

Hank:たぶんないです(苦笑)。

Mark:“はげしい”。

Shawn:あ、“シルバー!”“ようせい!”。ファンの方に今の僕のイメージは妖精だって言われたので。

――髪の色をシルバーに変えましたもんね。

Shawn:痛かった。6回ブリーチしたので。これ以上ブリーチしたらバカになりそうです(笑)。

――今度のツアーはHankの日本卒業ツアーになりますね。名古屋は4/6 名古屋SPADE BOX。

Mark:卒業にまつわる要素も入れる予定なんですけど、noovyらしくあんまり悲しい卒業ではなくて、新しいスタートを切るという意味で、みんなに楽しんでもらえるツアーにしたいなって思ってます。

Shawn:今回、現体制4人での最後のツアーになりますので、今までのことを精一杯ファンに見せたいなって。新しい挑戦も含めて、楽しみにしてください。

――名古屋の印象はその後いかがですか?

JK:名古屋のファンはとっても情熱的で熱いです。

Shawn:僕は一番住みたい街です。住みやすいイメージがあって、お洒落なお店が多くてカフェも居心地がいいです。テレビ塔の下にあるカフェが好きです。テレビ塔の下ではめちゃめちゃ4人でいろんな写真を撮りました。久屋大通公園が好きなんです。

JK:オアシス21も素敵です。

Shawn:あとソニーの名古屋オフィスに行く度に、メッセージが書いてあってめちゃくちゃ歓迎してくれるし、誕生日まで覚えててくれて、名古屋のスタッフはとても温かいです。

――ツアーの前にもいろいろイベントがありますね。3/2には日本と台湾の友好感謝際。

Shawn:そうですね。全国でやってるインストアライブのような感じで、僕たちの曲もカバー曲もやります。集大成のような感じです。中国語のカバーもやりたいです。

――3/9はサンリオピューロランドでもスペシャルライブがあります。

Shawn:いわゆるいろんなコラボがあります。コラボした特製ドリンクもありますし、限定グッズも販売する予定で、最後はハローキティさんもnoovyのライブに参加してもらって一緒に踊ります。

――皆さんで踊るんですか?。

JKMark:(頷く)。

Hank:(両手を交差させて「LION DANCE」のポーズをする)。

――すっごく楽しそうですね。

Shawn:僕の幼稚園の先生がハローキティ大好きでした。クラスの中もトイレも全部ハローキティで、車の中もハローキティの椅子とかハンドルでした。ハローキティがテーマの幼稚園みたいでした。もう潰れましたけど。

三人:(爆笑)。

Shawn:先生の車はトヨタのマーチ。

Hank:マーチは日産だよ(笑)。

――さて、皆さんはこれからどこに向かっていくんでしょう。

Shawn:Hankみたいなギタリストを探すのはたぶん大変だと思うんですけど、新しいメンバーを入れるかどうか決まってなくて、いろんな選択肢を考えてます。これからは自分たちが作った曲をリリースしたいと思ってます。

Hank:これから俳優の道に進みますけど、まずは演技を勉強しないと。

Shawn:noovyは日本と台湾、両方で活動してるので、日本の活動が長くなると、台湾でドラマのオーディションに受かっても出られない。そういう意味でバンド活動と俳優業を両立させるのは難しい。

――4人で動き出して5年間。どんな道のりでしたか?

Shawn:そうですね。

Hank:最初の2年間は練習。

――最初はオーディションに受かったものの、わけも分からずただ練習に明け暮れ、そんな生活を経てやっとデビューできたんですよね。振り返ってどんな時代でしたか?

JK:今思えばほんとに一瞬でした。5年間はとっても充実していて、考えてみれば日本での知名度ゼロからスタートして、今まで4枚のシングル、1枚のアルバムを出させていただいて、いろんなことがあったなあって思います。アーティストの大変さを改めて実感しました。

Hank:ほんとの素人からちょっとだけわかってきたアーティストになれたかなって。台湾でも日本でもたくさん経験をさせていただきました。最初はまだ高校生だったんですけど、いろいろ勉強させていただいた5年間でしたね。

Shawn:この5年間は僕にとって宝物でした。たとえ僕が70歳になっても、振り返ってこの5年間はきっと僕の人生の中でかけがえのない5年間だったと思います。先のことはちょっと分からないですけど、5年間のバンド経験は僕にとって貴重で、バンドはいろんなことを教えてくれた存在でもあります。だから周りの人に言いたいです、子どもが生まれたら、1回バンド経験した方がいいよって。人生において、人として、いろんなものを教えてもらえます。

Mark:とても不思議な5年間でした。日本の活動においては、知名度ゼロだったのに200本以上ライブを経験させていただいて、感謝しきれませんね。日本のメジャーな観光地でない所にもいっぱい連れて行ってもらい、日本のバンドマンと変わらないいろんな経験をさせていただきました。この経験はとても大事だなって思ってます。しかも4人は異国で共同生活してるので、一人の人間としても成長でき、たくさん学びました。

――最後に、3人はHankさんに、Hankさんはnoovyに期待することを教えてください。

JK:Hankはちょっと身体弱いから、健康に気をつけて。俳優業を楽しんで欲しい。

Mark:絶対いい俳優さんになれるからがんばって欲しい。

Shawn:後悔しないようにがんばれ!

Hank:noovyはバンド名のように初心を常に忘れずにがんばって欲しいなと思ってます。バンドが結成された当時、いつか自分たちが作った曲を1枚のアルバムにしたいなと話していたので、まずそれを叶えて欲しいです。


インタビュー・文/深見恵美子



New Single 「スピードアップ」 Now on sale

noovy Official Website http://www.noovy.jp/
記事の一覧へ
関連情報