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「お客さんと一緒に成長していくことが恩返し」(志村)/「本気でガイシホールに立つ気でいます!」(安井)

2019/03/13 15:00


近年、勢いを増すボーイズグループシーンの中で異彩を放つXOX(キズハグキス)。
ファッション誌から飛び出したイケメン・ボーイズグループとして2015年にデビューし、昨年、新体制となって新たに加速した。
その勢いに乗って待望の1stアルバム『THE ONE』が2月20日にリリースされた。
”だお”こと癒やし系の志村禎雄と、メンバーに加わった愛知出身の安井一真に今の心境を訊いた。
(メンバー/志村禎雄、バトシン、田中理来、木津つばさ、安井一真、大隅勇太)



――安井さんと大隅さんが加わり、6人体制となって約1年。そもそも加入にあたって安井さんはどんな心境でしたか?

安井:もともとXOXのオーディションを受けていたし、仕事でも一緒になることが多かったので、入る時には「よろしくお願いします」(ぺこぺこ頭を下げる)って感じではなかったんです。

志村:自然でした。ほんとすんなり、すーっと入ってくる感じで。

――志村さんは受け入れる側でした。何が変わりましたか?

志村:断然、大人になりました。全員が二十歳越えて、音楽に対する姿勢とか、ライブに対する思いだったり今までと全然違って、どんどん追求していくところが大きく変わりました。

安井:やっぱり最初は緊張したんですけど、ほぼ毎日メンバーと一緒にいるので、関係性がどんどんよくなって、言いたいことを言い合える仲になりました。入ってすぐにリリースした「OVER」でファンの人ともすぐにコミュニケーション取れましたし。

――「OVER」は歌詞が意味深いですよね。”終わりから始まりを探そう””それでも続けよう僕らのストーリーを”。なんだか決意表明みたいな。

安井:そうです。新体制になって、今の僕たちを現した曲になっていて。

――そして、ここに来てようやくファーストアルバムなんですね。

志村:3年2ヶ月の時を経て。

――それだけに内容が実に濃い。

志村:そうなんですよ、詰めて詰めて(笑)。

――タイトルは「THE ONE」。今までの全シングル曲、ライブで人気の曲など網羅していて、ベスト盤のような重みですね。

安井:今までのシングルも全部入ってるし、初めてXOXを知ってくれた方も、これ1枚手に取って頂ければ、今までの僕たちを全部知ることができる。既存の曲も全部録り直しているので、今まで応援してくれた方にとっては昔の音源と聴き比べることができるから、すごい面白いアルバムだと思います。

――個人的に思い入れのある曲はどれですか?

安井:僕は「Ex SUMMER」ですね。XOXに入る前からこの曲は大好きだったんですけど、XOX入る前に一緒にレッスンした時、「Ex SUMMER」で踊ったってこともあって。

志村:そうだねえ、懐かしい。

安井:だからこの曲にはすごい思い入れがあります。

志村:既存のメンバーが一真と勇太(大隅勇太)に振りを教えて、一緒に踊って。

――全曲イチから覚えなければならなかったので大変でしたね。

安井:メンバーみんな優しく教えてくれました。大変でしたけど、今思えば楽しかったですね。

――フォーメーションが変わるので、志村さんは志村さんで大変。

安井:むしろ既存のメンバーは歌詞割りとか変わってるので、今まで踊ってた所で歌ってたりとか。

志村:そう、身体に馴染んでるんで、新たに覚え直すっていうのも確かに大変ではありました。でも新たに覚えることで新鮮な気持ちで挑むことができたから、すごく楽しかったです。

――改めて曲の良さを感じたり。

志村:そう!そうなんですよ。改めてこういう気づきができるんだって。2人が入ってくれたおかげでそういう発見ができたんです。

安井:それは嬉しい。

志村:僕が思い入れあるのは、デビューシングルでもある「XXX」。6人で歌い直して、再出発っていうカタチだったし。6人で初めて歌った歌は「OVER」なんですけど、それとはまた別。「XXX」はキスハグのファッション性も含め、全部詰まってるし、これこそ新たな気持ちで挑むことができました。僕が歌ってたパートを勇太が歌ってくれたり、一真が歌ってくれたり、大人になったキスハグとしての曲として出せたのは大きかったと思います。

――苦労した曲は?

安井:「君じゃなきゃいけないって知ったら僕じゃなきゃいけないって思えた」(以下、キミボク)は、今までやったことのない振りだったんですよ。

志村:初めてキスハグに携わってくれた振り付け師の方だったんですけど、すごく経験を積んでらっしゃって、いろんなダンスの仕方を教えて下さるんですよ。だからキスハグがやってこなかった振りを付けて下さって、キャッチーだし、見てて心にくるような。

――これとか(振りを真似て、顎に手をあてて頷くポーズ)。

二人:ああ、そうです(笑)。

安井:だから振りにはけっこう苦労したかな。

――この曲、魅力ありますね。切り取る部分によって表情が違う。

安井:最初はラップが入ってヒップホップ調で、サビはけっこうキャッチーで。

――入りは安井さんの美しいソロから。

安井:ありがとうございます。

志村:美しい歌声で。

――「Chroma」という曲ではメンバーで歌詞を書かれてるんですね。

安井:まずみんなで歌詞を書くってどういうこと?って思いますよね。「Chroma」って色彩って意味で、色をテーマにした歌詞でいこうと思い付いたんですけど、まずこの曲を出す時にみんなが二十歳を越えてたんで、ちょっと大人の恋愛の曲を書こうってなったんです。いろんなイメージをかき立てられる曲にしたいなって思った時に、色をテーマにしようってなったんです。ほんとにみんな好きな色をぽんぽん言ってて(笑)。この歌詞になる前までに何回かあったんだよね。

志村:何回かあった。

安井:すごいいろんなテイクを重ねて、出したものを僕たちが引き算したカタチです。テンションが上がってる時ってクサイ歌詞を書きがちで(笑)。これちょっとやり過ぎじゃない?っていうのを抜き、残してもいいかもねっていう箇所を議論しながら仕上げました。

――上手くまとまりましたね。

安井:最初はぶつかりまくってましたけど(笑)。

志村:最初はまとまらなかったんですよ。最終的にこれがベストだって。

――色って言えば、以前はメンバーそれぞれにイメージカラーがありましたね。

志村:だいぶ昔ですね。でもやっぱバラバラに見えちゃうというか、個性はあっていいと思うんですけど。

――XOXのテーマカラーは桜ピンクですよね。

志村:ライブでファッションショーを取り込んだりしてランウェイを使うことが多くて、僕たち側からするとステージと客席が桜の木みたいに見えるんです。桜は日本の象徴だってことで、前のリーダーが考えてくれたんです。ピンクって男の子とかはあまり使わない色だけど、それをもっと広めて行こうって。

――元リーダーのとまんさんですね。

志村:そうです。とまんが考えてくれました。

――これだけ名曲ばかりだと曲順とか迷ったのでは?

志村:ライブのイメージがあったと思います。『THE ONE』というツアーをやらせていただいた時に、アンコールの一番最後も「Homie!」で。

――「Homie!」のMVは実際のライブ映像ですよね。まさに会場は桜の木のようにふくらんでいましたね。

安井:めちゃめちゃ緊張しましたけどね。本番中に撮るってなかなかないですからね。

志村:お客さんには何回も撮るっていうのをお伝えしてて、だからお客さんも一緒に制作に携わってる感じで。

安井:お客さんにカメラ持たせたりもして。

志村:お客さん目線から。

安井:なかなかないじゃないですか。

志村:面白いMVになりましたね。

――そのツアーのタイトルをアルバムタイトルにしたんですね。そもそも「THE ONE」にはどんな思いが込められているんでしょう。

安井:初めてのアルバムってこともあるんですけど、メンバーそれぞれまったく違ったことで秀でてるものがあって、前回のツアーはそれを全部活かすっていう意味があったんです。6人の良さを一つにまとめるっていうイメージで、アルバムとしても今までのシングル一つひとつが集大成となって、「THE ONE」で一つになってるっていう、ちょっとドラマチックなんです。

――アルバムもこのタイトルしかないと。

安井:そうですね。すぐ出てきました。これしかないって。

志村:タイトルに全部詰まっています。

安井:僕らの曲って面白いタイトルナンバーもあるから、僕たちを知らない人は、面白いと思ったタイトルから聴いてみてもいいんじゃないかな。どんな曲なんだろうって。

――確かに。「キミボク」みたいにタイトルがやたら長い曲もあれば、、

安井:Xが3つのタイトル「XXX」とか。

――これを”キスキスキス”と読む、それさえわからないナンバーもあります(笑)。

志村:難しいですよね(笑)。

安井:タイトルからバラエティに富んでる。

――昨年は新体制となって初めてのツアー『OVER&OVER』があり、名古屋では昼・夜公演でした。安井さんの地元です。

安井:すっごい盛り上がりましたね。地元ということでたくさんの方に来ていただいて、凱旋ライブというのが初めてだったので、凱旋ならではのドキドキとかもありながら楽しかったです。

志村:ツアーで1日2回やるっていうのが初めてだったので大変でした。僕たち自身もどうなるかわからなくて、それがあったからこそ経験として次に繋げて生かすことができたと思います。

安井:『OVER&OVER』のツアーの時は、大隅勇太がバラエティパートを作って、それがほぼ日替わりで。

――大隅さん、引き出し持ってますね。

志村:もう芸人なんじゃないかって。

安井:いや、芸人です(笑)。XOXのイケメン芸人です。今回のツアーでも企画のコーナーがあったり、勇太を軸に考えたりしてます。

――キスえもんでしたっけ。

安井:そうです、そうです!

志村:覚えてくださってる。

安井:この場で聞くとちょっと恥ずかしいですね。セリフとかは全部、勇太が考えてくれて。その中で変えられる所は変えていこうかって。

――要は寸劇ですよね。

志村:地方とか行ったらその土地のオリジナルのネタを盛り込んで。

――今年の1/19 SPADE BOXでのライブの時はどんな感じだったんですか?

安井:あのお(苦笑)。僕がメインでやらせてもらったんですけど。

志村:やっぱ地元なんでね。

安井:ちょっと裏話をすると、ライブの前日に勇太から「けん玉できる?」って訊かれたんですよ。俺、一言も得意だとか言ったことないのに、そう訊かれてできないって答えたくなくて「いけるっしょ」って返したんですよ。

志村:強がってね。

安井:そしたら、けん玉を全面のせるっていうのにチャレンジすることになって、そん時はなんとかギリギリでクリアできたんですよ。だから勇太が特技ってカタチでファンの人に広めたんですよ。そしたら楽屋で、だおがけん玉やってるんですよね。それがめちゃめちゃ上手いんですよ。

志村:(笑)。

安井:もういろんな技やってて。まさかの本物がいたっていう(笑)。

――なんで僕にやらせないって思いませんでしたか?

志村:一真も得意だと思ってたんですよ。メンバーには言ってなかったんですよ、得意だってことを。

安井:だから若干、気まずそうにしてて。

志村:ステージ上で自分がやるのも変だと思ったから。

安井:それを見るまでは、俺、けん玉やったぞっていう気持ちだったのに、泣きそうになりました。あんなに誇らしげに俺、けん玉得意だよねって思ってたのに。

――もしかして志村さんはステージ上で安井さんが四苦八苦しているのをみて、じれったい思いをしてたとか。

志村:あ、思いました(笑)。

安井:腹黒いの出てるね(笑)。

志村:だからそれ以来、一真がけん玉やってるとこ見たことない。

安井:もうらやない(笑)。

――そうそう、ラジオでは「XOXに叱られたいドM女子集まれ〜」なんかもやってて、ユニークですね。

志村:メンバーの田中理来がコーナーでやってて。

安井:最近までやってました。そういうキャラなんですよね、アイツ。

志村:なんか理来に怒られたい女の子が増殖してて、それがニュースになったりとかして。

安井:いろいろできるのがXOXの強みなのかなって思ってます。

――そういう部分をライブではダイレクトに見せられますね。

志村:キスハグはギャップのあるグループで、トークになった瞬間おちゃらけたりとかするので。それこそ一真とかもけっこうボケたりするんで。

安井:ボケてツッコミます。

志村:どっちもできる万能タイプなので。

安井:僕ら6人いろんな角度から見てるんで、どうありたいかはそれぞれあっていいと思うんです。見せたいものは6人それぞれのやり方で、一つにしなくてもいい。わざわざ統一しなくていいと思ってて、6人それぞれのいいところが一つになればいいのかなって。

――ファンからもらった言葉で印象的だったのは?

志村:いっぱいあります! それこそ勇太と一真が入った時に、今まで応援してくれたファンの子の中には気持ちが追いつかないって子も多くて、でも今回のツアーを通して、自然とこの6人がXOXだと思えるようになりましたっていうコメントをもらった時、やっててよかったって思いました。最初自分たちも不安だったし、再出発っていうカタチになるのは誰しもが難しいことではあったと思うんですけど、それを僕たちなりに伝えていったらちゃんとお客さんに届いたんだって。そういうお手紙を読むと、ぐう〜っと心を掴まれますね。

安井:僕が嬉しかったのは、一真君かっこいいっていう(笑)。

志村:こういう所があるんですよ〜。

安井:ウソウソ。だおが言ったこともそうですけど、やっぱ実際に僕たちのことを見て、それを言葉にしてくれるのって嬉しいなって思うし、やっててよかったって思います。これからも面白いことを続けられるように、そう言ってもらえるようにやっていきたいですね。

――XOXとしては何に向かっているんでしょう。

志村:アルバムをきっかけに初めて聴く方が増えて、リリースイベントで初めて見る方もライブ観に行きたいなって思わせられるようにして、お客さんの輪を広げていきたいです。

安井:最終的に僕たちって、自分たちで言うのもおこがましいんですけど、おっきいステージが似合う。

志村:似合う(笑)。

安井:自画自賛してしまうんですけど、こんなにおっきいステージが似合う6人はなかなかいないと思うんで、どんどん音源を出していって、いろんな人に聴いてもらって、アリーナツアーしたいですね。

志村:お客さんと一緒に成長していきたい。それが僕たちの恩返しだと思うんで。

――現在各地で開催中ですが、リリースイベントではどんなXOXが見られるんでしょう。

志村:久しぶりなんですよね、リリースイベント自体が。半年以上経ってるんじゃないかな。成長した僕たちをしっかり見せたいと思ってます。

――リリースイベントは通常のライブとは違いますよね。

志村:僕たちがセットリストを考えてやってるので、その時にしか見られないステージになるとは思うんですが、ミニライブなので、いいとこ出しをして、残りの美味しい所をライブで味わってもらいたいです。

安井:リリースイベントは親近感がありますね。もちろん既存の方に向けても感謝の気持ちを込めてライブはするんですけど、せっかくベスト盤のようなファーストアルバムが完成したので、知らない人もいっぱい聴いてよって。

志村:聴いてよ。立ち止まって。

安井:だおとかよく言うんですよ。

志村:はははっ。

安井:「もうここから出ちゃダメだから」って(笑)。

志村:「みんな、止まって止まって!」。

安井:誰にでも話しかけるんですよ。「そこにいる男の子、ありがとう!」って。

志村:恥ずかしい。

――でも声掛けてもらった方は案外嬉しいのでは?

安井:そうなんですよ。手を振ってくれたりします。

志村:一緒にライブを盛り上げてくれる仲間を探してます。

安井:とにかくXOXは常に成長し続けるグループだと思います。本気でガイシホールに立つ気でいるので、そうなった時に知るんじゃなくて、今のうちに知っておいた方がいいと思うんで、是非「THE ONE」よろしくお願いします。

志村:名古屋でお仕事させていただく機会も増えているので、名古屋の皆さん、愛知の皆さんに常に感謝の気持ちを届けられるアーティストでいたいなと思います。


インタビュー・文/深見恵美子



1st Album 「THE ONE」 Now on sale

XOX Official Website http://www.xox-tokyo.jp/
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