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念願の大阪城ホールからさらなる“てっぺん”へ。全国16都市を巡るホールツアーが来春スタート。

2019/02/01 18:00


2018年10月にベストアルバムをリリースし、1月20日には念願だった大阪城ホールでのワンマンライブを行ったベリーグッドマン。チケットは全席ソールドアウト、立見席も出る大盛況となった。彼らの楽曲には、まるでリスナーと肩を組むような親しみやすさと、背中を押してくれるポジティブなメッセージが溢れている。結成から5年、彼らが絶えず歌い続けてきた“パワーソング”と“ラブソング”を集約したベストアルバム「BEST BEST BEST」。そのリリースまでの歩みと、アルバムを提げて繰り出す『“もっと てっぺんとるぞ宣言”ツアー2019「i AM the BEST」』の意気込みを、RoverとMOCAに語ってもらった。



ベストアルバムって正月みたいな爽やかな気分になれるから、毎年出せてもいいかな


――このタイミングでベストアルバムを出そうと思った理由を教えてください。

Rover:大阪城ホールのライブが決まったからですね。そこで歌いたい曲って、今までの結成から5年間で作ってきた曲なんで、それを一回まとめて発表しようという感じです。10周年で出すとかいろいろパターンはあると思うんですけど、僕たちの場合はずっと目標に掲げてきた大阪城ホールを一つの節目にしたかったので。

――大阪城ホールの話が具体化したのはいつ頃だったんですか?

MOCA:決まってたのは一昨年の冬くらいかな。

――結構前ですね。ではアルバムの構想もその頃から?

Rover:そうですね。「SING SING SING 6」というアルバムを2018年4月に出してからベストのリリースまで半年くらいしか経ってないんですよ。そういう中で次「SING SING SING 7」を提げて大阪城ホールって感じじゃないなと思って。

――ずっと「SING SING SING」というナンバリングでアルバムを作られてますが、今作に関しては、今までの流れではなくて、一度区切りをつけておきたいという思いだったんですね。また、そう思うくらい大阪城ホールは皆さんにとって特別な場所だと。

Rover:そうですね。大阪城ホールがゴールじゃなくて、そこからがまた再スタートって気持ちもあるんで、そういった決意の表れです。ベストアルバムって、正月みたいな爽やかな気分になれるというか、一回気持ちを新たにできるんで、毎年出せてもいいかなって思うくらいですけどね。まだ30曲くらい残ってますし(笑)。


単純でベタなテーマだけど1番ハマったと思う


――今アルバムは2枚組でそれぞれ「LIFE」と「LOVE」というテーマのDISCになってるんですよね。

Rover:はい。プロデューサーから「LOVE&LIFEがいいんじゃないかな」って提案があったんですけど、「確かにそうやな」って思ったし他の言葉も見当たらないし、否定する理由が何もなくて。すっごい単純でベタなテーマなんですけど1番ハマったと思います。込み入ったボケはいらんなって思って、あえてストレートな名前にしました。

――5年間に発表したたくさんの楽曲の中から、ベストアルバム収録曲を“選りすぐった”かと思うのですが、どういう風に選曲されたんですか?

Rover:僕の中の選考基準としては、タイアップがでかいですかね。テレビ番組やCMで使ってもらったことによって認知してくれた方が増えたと感じる機会が多かったので、そこは結構大切にした部分ではあります。

――そうすることで、今のところタイアップをきっかけに特定の曲だけを知っている人たちにも、ベストアルバムが手にとってもらえそうですもんね。

Rover:そうですね。なのでそれを選考基準の一つにはしましたけど、基本はやっぱり自分たちが入れたいと思う曲を入れました。

MOCA:実はメンバー3人の意見が最初から9割方一致してたんですよ。レーベルからも一任してもらってたんで、あとの1割は各々1曲ずつくらい入れたい曲を選んで綺麗にまとまりました。


アルバムとしてすごくいい形でまとまった


――「LIFE」、「LOVE」の各DISCに1曲ずつ新曲「プレイヤー」と「i」も収録されていますよね。

Rover:本当は新曲を3、4曲入れたいという気持ちもあったんですけど、もともとある曲が多すぎて。そんなに多くは入れられないなと…そういう事情です(苦笑)

――うれしい悲鳴ですね。どちらのDISCにおいてもラストナンバーとして収録されている新曲が、既存曲16曲で歌ってきたことを、バシッと総括しているようにも感じました。

Rover:どっちの曲も、まずは「5年間お世話になりました」って思いを込めてます。それに加えて、「プレイヤー」に関しては「5周年、6周年に向けて頑張ります」という決意、「i」は「これまでありがとう。そしてこれからもよろしくお願いします」という気持ちです。なので、実は1番伝えたいのはこの2曲なんですけど、でも他の16曲の過程があってこそできた曲なので、そういう意味では、新曲を最後に据えることで、アルバムとしてすごくいい形でまとまったんじゃないかなあ。

――「プレイヤー」は、ベリーグッドマンの中でもかなりBPMが早い曲ですが、それは何か狙いがあってのことですか?

Rover:あえてやったのか、自然発生的なのかあんま覚えてないんですけど、疾走感のある曲にしようとは思ってました。それで未発表の曲のストックの中から引き出してきて、リメイクしたことによって「プレイヤー」に進化した感じです。かなり制作のスピード感も早かった気がします。

――では、そういう制作時のスピードやテンションが楽曲にダイレクトに反映されている感じなんですね。

Rover:そうですね。

――対して、「i」の制作はどうでしたか?

Rover:この曲はトラックメーカーが違う方で、そこが良かったかなって思います。ベリーグッドマンってずっとHiDEXがプログラミングしてきたわけですが、そうじゃなくて第三者が…3人組で第三者ってのもおかしな話ですけど、第三者が持ってきてくれたトラックに自分たちの思いの丈を乗せるっていうのがうまくできたかなって思ってます。

MOCA:ストックではなく、ベストアルバムの中で1番最後に作った曲ですね。今まであれだけラブソングを多く作ってきましたけど、ヒューマンラブとかほんまの深い愛とか、今思っている感謝がリアルに描かれたんじゃないですかね。


本当に人に恵まれた5年間だったなあ


――結成から5年、メジャーデビューからまもなく3年。振り返ってみてどんな時間でしたか?

Rover:そうですねー、ツアーって言ったら、すごい目に見えてわかりやすく人が増えていったんで、音楽をやってきて頑張ってきてよかったなって一つのご褒美みたいな気持ちになりました。あとはリリースで言うたら、ベストアルバム出してようやく「ベリーグッドマンってなんか最近いい曲しかない」とか「ベリーグッドマンのすごさに気付きました」ってツイートを見かけるようになって。もしかしたらごく一部の人が言ってるだけかもしれないけど、それでもやっぱりすごくうれしいじゃないですか。これをまた5年も10年も続けていきたいと思える。それからメンバーの人間関係は5年間で、ライバル的な空気感から仲間になり、兄弟になり、家族になってきたような気がします。もう10年もすれば抱き合って寝るのかなって思うくらい(笑)

――MOCAさんはどうですか?

MOCA:「自分たちは今なぜこういう状況で音楽で飯食えてるのか」って俯瞰的に考える時に、人を大切にしてきたからこそ、人に恵まれてきたなあって思うんですよ。ベリーグッドマンは運がめっちゃあるチームやなあと思っていて、事務所の人もそうだし、レーベルの人たちや、僕らの音楽を聴いてくれてるファンの皆さんもなんかこう…いい人が多いというか。例えばライブでステージから降りても、誰も僕らに指一本触れないんですよ。それって結構珍しいなって思ってるし、ロックイベントめちゃめちゃ行ってる人に言わせたら、あんな安全なライブはないって(笑)

――滅茶苦茶する人がいなくて、皆さん節度をわきまえてらっしゃるんですね。

MOCA:そうそう。ベリーグッドマンのライブは“治安いい”って言われました。そのくらい自分たちから溢れ出てるものをきちんと共有してもらえてる感じがあって、本当に人に恵まれた5年間だったなあ。

――でも、いい人が多いっていうのは3人の人柄があってこそじゃないですか? 人柄が音楽に溢れていて、そこに共感する人っていうのは、自ずと感覚が近しいわけだから。類は友を呼ぶというように、いいファンの方が集まるというのは、元をたどれば皆さんがいい人ってことですよ。

MOCA:(指をパチンと鳴らして)それだ!

Rover:(笑)最初にまだなにも分かってなかった頃に考えてたベリーグッドマンのコンセプトが、本当に“ベリーグッドなマン”になっていこうだったんです。名は体を表すっていう気持ちでやっていこうというのが実は目標で、「てっぺんとるぞ」なんて言ってるけど、人間として愛される人になりたいと思います。別に嫌われることは悪いことではないけど、やっぱりそれよりも愛される人になろうって思うんで、なんかそれをお客さんと共有できてるならうれしいなあ。もっとちゃんとやらんといかんというか、でもまあ僕らみたいなキャラは飾るわけにもいかないんで、堂々と自分らしく頑張ろうと思いますね、これからも。できないことはできないけど、できることはとことんやる。

――5年間の歴史が詰まったベストアルバムですが、どんな風に届いてほしいですか?

Rover:新曲は、やっぱり大阪城ホールで歌うって決めて作ったわけじゃないですか。だから、あの場所でどういう曲歌いたいだろうっていうイメージを、3人とも言わずとも考えていたと思うんですよ。そういう思いも乗っかってるアルバムなんで、この音源を聴いてくださいというよりかは、聴いて何か感じたその気持ちをライブに持ってきてもらって、そこで改めて体感してほしいと思ってます。

――実際に体感できる機会として、5月から『“もっと てっぺんとるぞ宣言”ツアー2019「i AM the BEST」』が始まりますね。

MOCA:次のツアーはベストを提げるんですけど、新曲も作りながらその時々に思ったり感じたりして作った曲をどんどんやっていこうと思ってます。今までは作った曲を披露するツアーやったんですけど、今回は「こないだ名古屋のライブやって、それがきっかけで出来た曲です」って次の会場で新曲やったりとか。で、お客さんの反応が良かった曲を次に出すアルバムに入れようっていうくらいの感覚です。だから、今まで来てくれた人もワクワクが増えるかなって思います!

Rover:“本当のベリーグッドマン”の襲名式は1月20日の大阪城ホールで、ここからが本当のスタートだと思ってるんですよ、僕は。今まで「俺たちがベリーグッドマンだ」って言ってきたけど、これからはみんなから「この人たちはベリーグッドだ」って言ってもらえるように頑張らないといけない。なんでこれ、大阪城ホールより大切なツアーだと思うんですよ。だからもう、全力でやるしかない。できないことはできないけど、できることはとことんやるって気持ちでみんなに納得してもらえるステージにするだけだなと思いますね。


インタビュー・文/岡部瑞希



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ベリーグッドマン Official Website https://berrygoodman.com/
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ライブ情報

ベリーグッドマン
ベリーグッドマン“もっと てっぺんとるぞ宣言”ツアー2019 「i AM the BEST」

2019/05/11(土)
静岡市清水文化会館マリナート 大ホール

ベリーグッドマン
ベリーグッドマン “もっと てっぺんとるぞ宣言”ツアー2019 「i AM the BEST」

2019/05/25(土)
日本特殊陶業市民会館フォレストホール
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