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「“今のTHREEOUTがカッコいいだろ!どうだ!”って見せたい」直人(Vo./Gt.)

2019/01/11 18:00


11月14日(水)に2ndミニアルバム「THE GLEAM OF DAWN」をリリースした、THREEOUT。昨年6月に結成当初から苦楽を共にしてきたヤマシタショウタ(Ba.)が脱退し、その後はサポートメンバーを迎えて精力的な活動をし続けていた。そんな彼らがついに今年10月に新ベース・裕貴の加入を発表し、THREEOUTの第二章が始まっている。今回はその加入の経緯から、新生THREEOUTとしての第一歩となる今作について、メンバー全員に話を聞いた。



「ブランクで不安もあったけど、“やります!”と即答した」


――10月20日に裕貴さんの加入が発表されました。

直人(Vo./Gt.):今年の6月にヤマシタが脱退した後に、Twitterで新メンバーとしてベースの公募をかけたんです。想像以上にたくさんの方から実際に弾いたライブ音源などを送っていただいた中で、カッコ良かったのが裕貴でした。いきなりメンバーとして迎えるのではなく、まずはサポートというかたちからでしたけど、その3ヶ月間で次のベースは裕貴で間違いないなと思えるほど人間的にも波長が合ったんですよね。

――裕貴さんは以前からTHREEOUTの曲を聴いていたんですか?

裕貴(Ba.):実は、THREEOUTのことは公募をきっかけに初めて知ったんです。もともと大阪でバンドをやってたんですけど、そのバンドを辞めてから2年ぐらい経っていました。完全に音楽から離れてしまっていたんですよね。だからTwitterでTHREEOUTが公募していたことを知った時は“こんなバンドいるんやな”って思っただけでした。でも再度聴いてライブを見た時に“めっちゃカッコええやん!”と感じて、機材から何もかもない状態から全部買い直して挨拶に行ったんです。

――サポートとして最初のライブはどうでしたか?

直人:裕貴がサポートとして入ってくれた最初のライブはトラブルがありまして……(笑)

裕貴:ありえへんやろっていうトラブルでした(笑)。当時サポートしてはった人とTHREEOUTがうまく連携を取れなかったみたいで、京都MUSEでのライブ前日の夜8時ぐらいに“ちょっと問題が起きた”ってメンバーから電話がかかってきたんです。“ベースがいない。明日どうにかならん?”と言われて。実際にその時はスタジオに入ったのも一回ぐらいしかなかったし、ましてや僕は2年くらいブランクがあるからこそ不安がありましたけど、“やります!”と即答してライブに出ました。

優作(Gt.):ライブ当日に裕貴と会った時に“アルバムの楽曲も全然弾けますから”と、当然のように言ってくれたことが今でも印象に残ってますね。事前にCDを買って準備をしっかりとしてくれていたみたいで、すごい頼もしかったです。その後も先輩と一緒に回るツアーでプライベートの時間を一緒に過ごすことが多くなった時、居心地が良かったんです。

なお(Dr.):当時はまだ神戸から名古屋まで車で来てくれていたこともあって、その道中で起こった出来事を話してくれるのがすごく面白くて。例えば、下道を走ろうと思い立って運転してたら、奈良の山奥で鹿20匹に囲まれたこととか。そんな些細な話でも笑い合えたりしたので、気が合うなと思ったんです。

優作:僕だけじゃなくてメンバーみんな、裕貴がメンバーになってくれたらいいなと思っていたことだったので、こうやってTHREEOUTのベースとして迎えられたことが嬉しいです。しかも裕貴は名古屋に引っ越してくれたので、THREEOUTにとって環境も整えられたと感じています。


「絶対にいい作品にしたかったから、妥協は一切しなかった」


――今作を作り終えた気持ちを聞かせてください。

直人:1st EP「F.P.T.F」からリリースが1年間なかったので、フラストレーションが溜まっていたんですよ。さらに6月にベースが脱退してしまったことで、次に出すCDのクオリティが低いと言われたら悔しいという気持ちもありました。だから絶対にこれまでの中で一番いいものを作ろうと思ったんです。実際に出来上がった「THE GLEAM OF DAWN」は、それが間違いなくできました。

――これまでとは違う環境や心境の中での制作だったかと思います。いかがでしたか?

直人:いつも最高傑作を作ろうと思って新曲を作っています。ただ今回に至ってはその気持ちがさらに強かったこともあって、いつもなら自分たちの技術面においてちょっと妥協してしまうところも一切妥協しませんでした。絶対にいいものを作るってこだわり抜きました。

――そのこだわりとは?

直人:特に歌詞へのこだわりがありましたね。楽曲の世界観と一つでも違うなと思うものが入ってしまうと、それだけで聴いている人の集中力が外れてしまう。僕自身がそうでもあったりするので、寄り道をして欲しくない気持ちが強いんですよね。僕の曲の中に入り込んでくれたら、そのまま別世界に行ってしまわないように聴き終えて欲しい。曲として、アルバムとして、一つの世界をいかに作り上げていくかにこだわりました。

優作:今回は僕と直人で曲を作ることが多かったので、泊まり込みで歌詞考えたりして、相当追い込んだ状況の中で作っていました。納得いくまで考え尽くしましたね。

――今作はタイトル「THE GLEAM OF DAWN」の意味、“夜明けの微光”に集結していくような楽曲が揃った印象を受けました。

直人:“夜”というものを中心に楽曲が展開されていて、どの曲もそのコンセプトには絶対触れる意識はしました。ベースが脱退してしまったので、次に出すCDは絶対にいい作品にしたいという気持ちと、このタイトルの意味をかけてもいるんです。僕らは“夜”というワードを準備期間や充電期間というようなイメージで歌詞に入れていて、その“夜”を超えて朝がやってくる=“夜明けの微光”なんですよね。朝は光が差し込んできて清々しくて新鮮な気持ちになる。アルバムの曲順も、そういうストーリーが生まれてくるようにしました。最後は「蜃気楼」で締めくくることは決めていましたね。

――「蜃気楼」は直人さんが初めて歌詞を書いた曲ですよね。

直人:歌詞を書いたのは3、4年前なんです。結成した当初からずっと演奏している曲であるからこそ、全国流通する作品に入れたかったんですけど、1stアルバム「TALETELLER」には入れることができなかった。それでも「蜃気楼」をどうしても入れたい気持ちは変わりなくあったので、今作やっと入れることができて嬉しいです。僕が一番初めに書いた歌詞だからこそ、どんな気持ちを込めようとしていたのか今でも覚えていますし、ライブでも大事な曲の一つとして歌っています。

――これからツアーが控えています。

直人:バンドして成長していきたいなと思います。先輩バンドを呼んで対バンをするということも、自分たちへのプレッシャーとして選択したかたちなんです。だからワンランクじゃなくて2ランクも3ランクも上に進化していって、ファイナルでは“今のTHREEOUTがカッコいいだろ!どうだ!”って見せたいですね。日本で一番大きいフェスに出る、シーンの最前線にいる人たちと競演するという目標を達成させるためにも、新たなTHREEOUTとしてのカッコ良さをたくさんの人に見せつけたいです


インタビュー・文/笠原幸乃



2nd Mini Album 「THE GLEAM OF DAWN」 Now on sale

THREEOUT Official Website https://threeout.jimdo.com/
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