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京都の大学生を中心に結成された京都出身のバンド、Qyotoにインタビュー!

2018/12/21 15:30

「皆さん、ナゴヤに来ました、キョウトです(笑)」


京都の大学生を中心に結成された京都出身のバンド、その名もQyoto。2017年にメジャーデビューし、今年早くもアニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』オープニングテーマに大抜擢され、表現力豊かなボーカルと質の高いバンドサウンドが注目されている。最新シングル「真冬のダイアリー」はラジオのリスナーのエピソードを反映させた意欲作。彼ら自身のダイアリーには何が刻まれたのか。中園勇樹(Vo.)とTSUCHIYA(Gt.)に聞いた。



――3rdシングル「真冬のダイアリー」は、レギュラーラジオの番組内で“これぞ青春”と思えるエピソードを募集し歌詞を書き上げたそうですね。さまざまなエピソードが届いたんでしょうね。

中園:エピソードはたくさんいただいたんですけど、ハッピーエンドで終わるものもあれば、せつなくてもどかしい感じで終わるものもあって、どれか一つをピックアップして歌詞を書いたのではなくて、全部見させていただいたなかで、感じたものを書きました。

TSUCHIYA:僕らでも共感するものがあったりとか、ああ、高校生の時にこういうこともやったよねとか、こういう失敗も成功もあったよなとか、話をしながら過去の自分に戻って頭の中で再現したというか。そういう中で中園勇樹とHIROKIに歌詞を書いてもらいました。

――歌詞はお二人が担当なんですよね。

中園:そうですね。歌詞は基本的に僕とHIROKIが書くんですけど、今回1番はHIROKIで、2番が僕という形になってますね。

TSUCHIYA:甘酸っぱい(笑)。やっぱこれぞ青春だなと。いま青春してる子が、「ああ〜、わかるわかる」って言ってくれるような歌詞じゃないかな。

――この曲は曲先ですか?

二人:曲先ですね。

TSUCHIYA:メンバーが集まって全員で曲を作っています。

――「真冬のダイアリー」は小気味のいいリズムが刻まれていて軽快ですね。

TSUCHIYA:ウィンターソングって、ちょっとミドルやバラードのイメージが強いと思うんですけど、今回はちょっとアップテンポで、歌詞も頭に入るけどライブでも盛り上がれる曲にしました。

中園:バラードにしようっていう考えもあったんですけど、青春エピソードを反映させた歌詞にしようと考えた時、バラードよりアップテンポの方が合うんじゃないかと。せつなさを残しつつ明るめの歌詞にしたかったので、今回はアップテンポにしました。

――冬ソングを作ろうっていうのは決めてたんですか?

中園:そうですね、今回は北海道とご縁があったからなんです。Zepp SapporoでのFM北海道のラジオ番組30周年記念イベントに参加するお話をいただいて、ほんとにそれが嬉しくて、何かの形で返せないかと考えた時に、ラジオの番組でリスナーの皆さんと一緒に1曲作って初披露しようと思ったんです。

――この曲はさっぽろホワイトイルミネーションコラボレート・ミュージックにもなり、点灯式にも参加されてましたね。

中園:僕らもすごく思い入れがあって、大切な曲です。

TSUCHIYA:リスナーの皆さんと一緒に作ったという新しい試みで、僕らとしてもすごい新鮮な気持ちでした。

――かたやカップリングの「I'm a looser」は金管楽器が入って賑やかですね。

中園:Qyotoはすごいデモを溜めてまして、100曲以上くらいあるんですけど…。

――すごい!

中園:今回沖縄の「口止め禁止」という番組のテーマソングの話をいただいて、どの曲が合うかなってなった時に、メンバーでこれにしようかって。やっぱ沖縄に対して楽しいイメージを持っていたので、ピッタリだなと。

TSUCHIYA:Qyotoの曲はポップスな曲調が多いんですけど、この曲は弾んだ、踊りたくなるような感じでいいんじゃないって。

――この曲の詞に関しては共作ではないんですね。

中園:僕も一応書いてきたんです。いつもお互いフルコーラス書いてきて決めるんですけど、HIROKIの詞がメロディにも雰囲気にも合ってたし、じゃあもうHIROKIのにしようって。

――友達だと思っていた女の子への、恋心に気づいた男のもどかしさを綴ってますね。

中園:恋愛の話ではあるんですけど、Aメロとかは具体的で。

――“出会って3年間同じクラス”とか。

中園:あと疑問がだんだん確信に変わっていくと言いますか、君のことが好きだって実感するまでのストーリー性がいいなと思ったんで。

――実際そうなった時、自分はちゃんと告白できますか?

二人(笑)。

TSUCHIYA:そのせつなさは僕らも共感できますね。内面では確かにそう思うなっていう。ちょっと不安になっちゃうところとかも具体的に書いてるんで、すごく納得できるんですよね。

――自分を出せる方ですか?

中園:どうだろう。出すやろ、男やったら(腕を組む)。

TSUCHIYA:男らしく出します!

中園:わかんないけど(笑)。

――間奏のせつなげなギターも聴き所ですよね。

TSUCHIYA:ああ、泣きの音色。70年代、80年代ブリティッシュの弾んだ感じがあったので、サウンド的にもちょっと懐かしい感じにしたくもあったんですよ。

――レコーディングは順調でしたか?

TSUCHIYA:ま、いろいろ悩みましたね。鍵盤だったりいろんな音を入れて、聴いてる人が飽きないようにするにはどういう音を組み合わせていったらいいかなとか。今回管楽器とか、バンドサウンドだけじゃないいろんな音が鳴ってるんで、そういうところにもこだわりを入れましたね。

――前回から皆さんお揃いのジャケットできめてますが、この路線でいくんでしょうか?

TSUCHIYA:ビートルズとかもそうでしたけど、みんなでシャキっときめてスーツでかっこよくステージでパフォーマンスするっていう印象が僕らはすごく強いんです。

中園:HIROKIとかもビートルズが好きで、前回と同じブリティッシュな感じをイメージして、今回もそうしようかということになりましたね。

――そもそも中園さんとHIROKIさんの出会いはドラマみたいですね。路上ライブをしていた中園さんの歌声に惚れたHIROKIさんが声をかけて始まる。

中園:はははっ、ドラマと言いますか…。

TSUCHIYA:ひと目惚れならぬ、ひと聴き惚れみたいな。

中園:ストリートライブしてる時たまたま見かけてくれて、「上手いね〜」みたいな感じでHIROKIが声かけてくれたんです。大学の話とかしていくうちにHIROKIのバイオリンの話になって、ちょっとカラオケ行こうよみたいな流れになって、HIROKIにリクエストしたら目の前でバイオリン弾いてくれて。

――バンドにバイオリニストがいるのは珍しいですよね。

TSUCHIYA:新鮮な感じはすると思うんですけど。今のQyotoの楽曲に映えてきてくれていますね。ストリングスサウンドでロックバラードのイメージを強くしてくれている部分もあるので。

中園:たぶん彼はずっとバイオリンを弾いてきたので、本人にはそういうイメージがそんなにないと思うんですけど、僕らからするとやっぱりバイオリンがいるのは心強いし、強みにしていきたいなと思っているので生かしていきたいですね。

――HIROKIさんに惚れられた自身の声についてはどう感じていますか?

中園:え、僕の声ですか? もちろん、一番ね、聴いて欲しいですけど。ステージに立つ以上、自信を持って歌えてないと立ってる意味ないと思うんで、もちろん全然まだまだなんですけど、自分の歌声を信頼したいと思っています。

――来年は1月27日に大阪で新春ワンマンがあります。いずれは名古屋でも…。

TSUCHIYA:名古屋でライブしたいですね。

中園:名古屋は以前、SAKAE SP-RINGに出させていただきました。初めてのサーキットイベントだったんですけど、どういった感じなんだろうって行ったら、Qyoto観に来たよとか、あったかくて、すごい嬉しかったですね。

TSUCHIYA:たくさん観に来てもらって、そういう声もいただいたんで、やっぱり名古屋でやりたいなって。

中園:昨日もイオンモール大高で予約会をさせていただいたんですけど、Qyotoを観に来てくださった方もいたし、通りがかりの方とかも集まってきてくれて、すごいあったかさを感じました。また名古屋でもいろいろやっていきたいなと思ってます。

――ライブでは何を心がけてますか?

中園:メンバーそれぞれであると思うんですけど、円陣組んで今日はこうしようとか言います。その後じゃあ、今日いま一番食べたいものは?とか、ぱってみんなで言い合って、さあ行こう!みたいな(笑)。

TSUCHIYA:気合い入れなきゃいけないのに、そういうとこふざけちゃうんですよね。

――緊張がほぐれるのでは?

TSUCHIYA:むっちゃほぐれるんですよ。

中園:意見があったら「おーい」(ハイタッチのポーズ)みたいな。

TSUCHIYA:ライブに向けてほぼ毎日リハーサルをするので、その中で音圧感というか、力強さを大事にして、この曲とこの曲はつないでとか、この曲とこの曲はこんだけ空けようとか、分秒単位で時間を割り振って、そこまでがっちり仕上げまでします。でもやっぱり最終的にライブはみんなで楽しもうっていう思いでやらないと。

――今まで印象に残ってるライブは?

中園:全部印象的なんですけど、どうやろ、Zepp Sapporoで「真冬のダイアリー」を初披露した時っていうのはすごい心に残ってますね。やっぱりずっと皆さんと作ってきて、完成して、披露したくてうずうずしてるなかで、しかもZepp Sapporoという大きなステージですから。準備してきた期間とか思い浮かべてたので、初めて立った時に緊張するかなと思ったんですけど、意外としなくて。堂々と自信持ってできたので、振り返ると初披露できた日が心に残ってますね。

――ファンからもらった言葉で嬉しかったことは?

TSUCHIYA:いっぱいありますね。

中園:やっぱり曲とか演奏とかを褒められるのが一番嬉しいし、曲を聴いていつも元気もらってますとか。あと受験生も多くて、Qyotoの曲聴いてがんばりますとか言っていただくのも嬉しいですね。

――それこそメンバーは現役大学生がほとんど。

中園:彼(TSUCHIYA)が最年長で、彼以外はみんな在学中です。

TSUCHIYA:僕はもう卒業したんですけど、でもやっぱり勉強もしなきゃいけない時期があったんで、その気持ち、すごいわかりますよね。音楽したいのに、勉強しなければならない。

――両立は大変ですよね。

中園:忙しいですね。学校に行きつつ、リハーサルは毎日やってるんで、行ける時にそれぞれ来て、集まれる時にしっかりやってます。楽しいですよ。

――メンバーはよくある同級生同士でもなく、音楽を聴いてきた背景も違いますよね。

中園:個性豊かな人が集まったなって感じです。

TSUCHIYA:有り難いですね。

――今年はアニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』のオープニングテーマも手掛けましたが、Qyotoのダイアリーにはどんな思い出が刻まれたんでしょう。

TSUCHIYA:とにかくあっという間に過ぎちゃって、でも思い出がたくさんありましたね。

中園:デビューしてからずっと新しい体験をしてきて、『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』のオープニングテーマをやらせていただいたのもそうですし、1年間ワンマンライブを目標にし、今年の10月にワンマンライブができて、来年は全国をまわりたいです。

――全国ツアーは実現できそうじゃないですか?

TSUCHIYA:させようかなと。各地で美味しいものを食べて。

中園:(笑)。

――バンドとしてはどんなヴィジョンを描いてるんでしょう。

中園:バンド名がQyotoという名前なので、たとえばキョウト知ってる?って聞かれた時に、街の方じゃなくて、ちゃんとQyotoを知ってるよってなるくらいの存在にはなりたいと思ってるんですけど。

TSUCHIYA:キョウト知ってる?って聞かれて、地名?それともバンド?どっちのキョウトって言われるくらいのバンドになりたいですね。

中園:特定のファン層ではなく、老若男女に知っていただけるように。僕たち曲も懐かしさを残しつつ、わかりやすさも大切に、そこを目標にやっているので、そうなれば嬉しいです。

――よく聞かれると思いますが、バンド名の由来は?

TSUCHIYA:絶対聞かれます(笑)。

中園:HIROKIとバンドを始めようってなった時に、名前どうするってなって、お互い共通する部分って京都生まれ京都育ちで、京都の大学にお互い通っていてというところだったんでいいねってなりました。

TSUCHIYA:ある意味、名前をいじってもらえる狙いもあるというか。「皆さん、ナゴヤに来ました、キョウトです」っていう(笑)面白さも強みになっていくと思います。

中園:その名前を定着させるのも自分たち自身にかかってるんで。

TSUCHIYA:広めていきたいですね。

――最後に名古屋の皆さんにメッセージをお願いします。

中園:名古屋には憧れと言いますか、昔から行きたい街だったし、今度は6人揃ってライブで来たいと思ってるんで、その時は遊びに来てくれると嬉しいです。

TSUCHIYA:個人的に何回か名古屋には来たことあるんで、だからこそQyotoでライブしなきゃなって。名古屋のお客さんにもっともっとQyotoのことを知っていただいて、逆に名古屋の方たちに京都に遊びに来てもらえるようなバンドになれたらと思ってます。


インタビュー・文/深見恵美子

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Qyoto Official Website http://www.qyoto.jp
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