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「次世代を担っていくようなバンドになりたい」2ndシングル「It's all in the game」をリリースした京都出身の現役大学生6人組バンド、Qyotoの中園勇樹・HIROKI・KENSUKEの3人にインタビュー!

2018/07/18 18:00


「次世代を担っていくようなバンドになりたい」


7月11日(水)に2ndシングル「It's all in the game」をリリースした、Qyoto(きょうと)。京都出身の大学生である中園勇樹・HIROKIを中心に2016年結成した、6人で編成されたバンドである。ボーカル中園の豊かな感情表現と質の高いバンドサウンドが注目を集め、2017年8月にメジャーデビューを果たした。今作は、テレビ東京系アニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』オープニングテーマに選ばれた「It's all in the game」、関西テレビ他放送ドラマ『はんなりギロリの頼子さん』主題歌の「君と僕とアクロス・ザ・ユニバース」などを収録。今回は表題曲「It's all in the game」を中心に、中園勇樹(Vocal)・HIROKI(Violin)・KENSUKE(Drum)の3人に話を聞いた。


――今作は表題曲「It's all in the game」がテレビ東京系アニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』オープニングテーマとなりました。

中園:僕らにとって『NARUTO』は青春だったので、その次世代となる『BORUTO』に関わることが出来て嬉しかったです。

KENSUKE:みんな正座しながら、実際の放送を観てました。それぞれスマホで撮ったりもしたよね。

HIROKI:この曲はみんなの思い入れが強かった分、今までに放送された歴代のオープニングを見返して、どのような方向性にしていくか考えていきました。オープニングだから疾走感を出す必要があるということになって、イントロにはかなりこだわりました。

KENSUKE:アニメの中で一番最初に流れるので、一音目から掴まないといけないんだという意識がありましたね。ワクワクするようなイントロを作るために、ツッチー(TSUCHIYA / Guitar)が持ってきてくれたものを基盤にして、メンバーで“どうしたらもっとみんなの心を掴めるか?”とアイディアを出しながら進めました。

――他にもこだわったところはありますか?

HIROKI:歌詞ですね。僕と勇樹の2人で書いてきたものを合わせて、メンバーみんなで話し合いながら歌詞を仕上げていきました。今回は『BORUTO』という題材から、息子としてボルトは父親のナルトへの憧れに反骨心が入り混じった感情があると思ったので、新人でもあり若い世代でもある自分たちと自然に重ね合わせていたんです。作っていくうちにボルトと一緒に夢を追いかけているような感覚になって、未来の希望と不安も描けたかなと思っています。

――『BORUTO』のストーリーが今のQyotoと重なる部分が多かったんですね。

HIROKI:そうですね。僕たちは次世代を担っていくようなバンドになりたいと考えていることもあって、ボルトと重なって仕方なかったです。特に勇樹が書いた歌詞で“本当の強さとは一体何なのか?  君の時代を変えたい かっこよくならなきゃ”というフレーズがすごい好きなんですよね。僕の時代ではなくて、“君の時代を変えたい”というのは、『BORUTO』の世界観だけでなく自分たちの想いと通ずるところがありました。

中園:ボルトが科学忍具に頼ってしまう話を見て、このフレーズを書きました。今まで自分が生きてきた中での中学や高校時代のことを思い浮かべてみたら、ボルトが抱いている感情は自分にもあったんです。だから重ね合わせて書くことが出来たのかなと思います。

HIROKI:あと、これは僕が書いた歌詞になるんですけど、“It's all in the game”という言葉の使い方もこだわりました。この言葉自体、直訳すると“すべてはゲームの中だ”という意味になる。“人生はいわばゲームみたいなもんだ”と穿った言い方をしているんですよね。そこを踏まえた上で、サビでは“たとえIt's all in the game 光れ僕ら青春”と書きました。例え人生が全部ゲームの中だったとしても、僕たちの青春は輝いていたいという明るいイメージを込めたかったんです。『BORUTO』はフィクションで、そのフィクションという点で作り物であるゲームと同じでもある。そうやって“game”という言葉と掛け合わせて、『BORUTO』で描かれる人生や活躍はフィクションの中だけど、ボルト自身が輝いていたいという気持ちを自分たちと重ね合わせたので、僕にとっては譲れないフレーズでした。

KENSUKE:お互いのこだわりが詰まった歌詞を読むと、“2人の書く歌詞しかこの曲には合わないでしょ”と思いました。2曲目「君と僕とアクロス・ザ・ユニバース」の歌詞も書いているのは2人なんですけど、どの曲も僕は1人で歌詞を書いたように感じてしまったんですよね。

――中園さんとHIROKIさんがそれぞれ書いていても、自然とマッチして一つの作品になるんですね。

HIROKI:お互いに好きな曲が似ているところも関係しているかもしれません。勇樹がストリートライブをやっていた時に僕が声をかけてから結成に至ってるんですけど、仲良くなったきっかけが尾崎豊さんなんですよね。お互いに尾崎豊さんの歌詞や世界観が好きだから、通じ合ってる部分があるのかもしれないです。でも、しっかり歌詞を読んでみると言葉遣いが違うんですよ。その違和感を面白いと感じてもらえたらと思います。

中園:さらに言葉数も全然違うんです。僕とは違うHIROKIのハメ方があって、“そういうハメ方もあるんだ”って勉強になります。しかも歌う時には何の違和感なく、このメロディーにはこの歌詞だなと歌えてしまうんですよ。だから、HIROKIがこだわったサビの“光れ僕ら青春”というフレーズも、素直に気持ちを込めて歌えました。

HIROKI:そう言ってもらえて、嬉しいわ〜。お互いに褒め合う流れになってますけど(笑)、普段のミーティングもこんな風に認め合う空気感があるので、あんまり衝突はないんです。“これってこの方がいいんじゃない?”という提案も“そうだね。わかったそれにしよう”ってすぐ取り入れたりします。驚くほどスムーズで逆に怖かったりもします(笑)。普段からの仲も良くて、楽屋でも基本的にわちゃわちゃしてて。関西人で笑いが好きだから、すぐコントが始まるんです。さっきもやってたよね。

中園:僕はその光景を一歩離れたところで、ずっと見てます(笑)。

KENSUKE:でもたまに入ってくるときに、僕らを上回るボケを入れてくれますね(笑)。意外にこういうノリも大事なのかな、と思います。音楽の話では真面目になるし、みんなでいいものを作ろうという方向性もある。その上で僕たちなりの関係性があるからこそ、いろんな提案をポジティブに取り入れながら曲を作ることが出来ています。

HIROKI:普段の仲の良さから生まれる一体感が、ミーティングでも活かされてると思います。みんなそれぞれの音楽的なバックグラウンドは違いますけど、気持ちはいつも一つですね。僕と中園の2人で書いてきたものをさらにメンバーみんなで考えたので、今作も幅広くいろんな色を詰め込みました。サウンドや歌詞においても多面的なところは、この6人がいるからこそ作り上げられる面白さがあると思ってて。これからもその姿勢を崩さず、こだわりとしてやっていきたいです。

――バイオリンを交えたサウンドでもあるので、ライブでの演奏も迫力が生まれそうです。

KENSUKE:実際にこの音源を聴いてみて、もし機会があればライブに来て欲しいなと思います。ライブでの見せ方も考えて曲作りしているので、Qyotoがどのように演奏しているのか、体験してもらえたら嬉しいです。

HIROKI:ライブと音源で別々の意識があるんですよね。だから音源を聴いていいなと思ったら、ライブにも来てもらって、その違いを感じて楽しんでもらえたらと思います。メンバーが6人いるからこその僕らにしか出来ない演奏で、たくさんの人にQyotoの音楽を届けていきたいです。


インタビュー・文/笠原幸乃

2nd Single 「It's all in the game」 2018.7.11 Release


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Qyoto Official Site http://www.qyoto.jp/
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