記事詳細

バンドの進化が感じられる新作ミニアルバム「CLASSIC」を携え、6/29 待望の名古屋ワンマンライブ!ircleのメンバー全員にインタビュー!

2018/06/18 18:30

2001年に大分県で結成された4ピースロックバンド・ircleが、ニューミニアルバム「CLASSIC」をリリースした。作品の冒頭を飾る「なんにもない」、続く「あふれだす」といったリード曲に加えて、ircleの幅広い音楽性を楽しめる楽曲が揃っている。ircleの真骨頂である人間味溢れるメッセージ性の強い歌詞と思わず口ずさんでしまいたくなるメロディーはそのままに、バンドの進化が感じられる1枚だ。今作について河内健悟(Vo./Gt)、仲道良(Gt./cho)、伊井宏介(Ba./cho)、ショウダケイト(Dr.)のメンバー全員に話を聞いた。



――今作はまずタイトルがすごく印象的ですよね。タイトルの意味も含めてどんな作品になりましたか?

河内:タイトルは後付ではあるんですけど、内容は今自分たちが最大限できることが詰まっていて。それは歌詞もメロディーも音楽的なアイディアも全部含めて濃いものが完成したと感じたので、この作品は自分たちの基本軸として掲げてもいいんじゃないかと。

仲道:今までだったらこういうアイディアはやめておこうかというネタも、しっかりとircleらしい形にすることができて。そうした新しいチャレンジみたいなものを曲にすることができたのは、バンドとして大きかったですね。あとはこれまでバンドメンバーで歌詞を読み込むみたいな事をしてこなかったんですけど、今回はレコーディング前にどういう歌詞の内容なのかベクトルなのかと話し合いをしたんです。だとしたらこのプレイになるよねとお互い確認し合ってからレコーディングに臨めたので、それが内容の濃さにも繋がっているのかなと。

――そうした新しい試みをなぜしようと思ったのでしょうか?

河内:俺たちはもう十何年もircleとして活動しているんですけど、これまでセルフプロデュースで作品を作ることもあれば、外部のプロデュースの方を招いて作ったこともあったんです。それでここ数年は仲道が中心になってセルフプロデュースをしていたんですけど、自分たちで作った音楽を客観的にみるプロデュースという視点をもった時点で、ミュージシャンじゃなくなるじゃないですか。だから今回はセルフプロデュースではなくて、メンバーやスタッフ以外にircleというバンドの事を客観的に捉える人が必要だという話をしていたんです。それでもともと仲道の知り合いだったエンジニアの方がオールマイティーに色んなことができると知って、僕はもともとその方が作る音が好きだったので頼んでみたいなと思って。なのできっかけとしてはそこですね。そうやって自分たちで音楽を楽しく作れる環境を作れたことは意味がありましたね。全員がいちミュージシャンとしてストイックに音楽を作れる環境の中で制作ができたので。

仲道:新しいエンジニアさんと作れたのは本当に大きかったです。今のircleに色んな新しい感覚の風を吹かせてくれました。

伊井:今作にはデビュー・アルバムのような初期衝動を詰めこめられたと思っていて。これまでバンドとしての完成度がどうこうの前に、その初期衝動はなかなか越えられるものじゃないという実感があったんです。だけど、この作品でようやく越えられたと思えたのでこのタイトルをつけても良いなとメンバー全員が感じたと思います。

ショウダ:ircle自体も先ほど話したように長く活動しているバンドなので、何かを変えようとはしていたんですよね。新しいことをやろうという考えと、新しいモノを他の人と一緒に生み出そうという考え方がすごく腑に落ちたんです。

河内:だから「CLASSIC」というタイトルでも遜色ないものができた自信があるし、大それたことを言い過ぎだろという感覚は全くなかったですね。

――オープニングを飾る「なんにもない」はMVにもなっていますが、このアルバムの核ともいえる曲ですね。

河内:もうあることも忘れていたぐらいの、随分と古い曲なんですよ。歌詞は最後の大サビですごくこの曲で伝えたいことの世界観が広がった気がしたので、そこは良いサビになったなと思いましたね。この曲で歌っているのは自分の人間像そのもので。色んなコンプレックスだったりとか、あれもできないこれも叶ってないとかを生きてる中で思うんですよ。だけど、それをまだ叶えられるし乗り越えられると思ってる。それでircleの音楽を聴いてくれる人とか周りの人に、こんなバカなヤツがいると思って自分の夢や思いを諦めないでほしいんですよね。歌詞は自分が本気で思っていることしか書けないですから。例えば歌詞で「死にたい」とは思ってないから絶対に書けない。だからリアルな歌になっているのかもしれないですね。

仲道:しかもこの曲だけはバンドメンバー4人だけの音なんですよね。他の曲に関しては色んな音が入っているので、歌詞と同じように生々しさがだせた曲になったと思います。自分たちの中ではこうしたMVになるような曲は良い意味で昔から変わらないというか。それは河内という人間が作る音楽への信頼でもあるし、彼が書く歌詞がやっぱり良いんですよね。それでさっきも言っていたように嘘がない。もちろん世の中にはフィクションで書く歌詞もあると思うんですけど、ircleにはそれは似合わないと思うので。そういった意味でも自分たちの核を詰め込むことができたアルバムが完成したなと思っています。


インタビュー・文/菊池嘉人

New Mini Album 「CLASSIC」 Now on sale


ircle Official Site http://www.ircle.jp/
記事の一覧へ
関連情報