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Amelieが待望の2ndフルアルバム「ビューティフルライフ」をリリース。バンドにとっての傑作はどのように生まれたのか?ボーカル・mickにインタビュー

2018/06/15 18:30

「自分がいて、誰かがいるから人生が成り立つよねっていう曲たち」


紅一点のメンバーmick(Vocal&Guitar&Piano)がボーカルを務めるロックバンド・Amelieが、待望の2ndフルアルバム「ビューティフルライフ」をリリースした。mickのカリスマ的なボーカリストとしての存在感もさることながら、人間味溢れるライブパフォーマンスはロックシーンで注目を集めている。mickはよく「私も皆と同じ普通の人間だから、ファンの皆と同じ目線の歌を届けたいしライブがしたい」と言っているが、今作の「ビューティフルライフ」は彼女のそんな言葉を体現したようなアルバムになっている。明日を生きる活力になるエールソングから毒っ気の効いたエッジーな歌まで、この1枚でAmelieというバンドがいかにオリジナリティーに溢れる歌を作っているかが分かる仕上がりだ。そんなバンドにとっての傑作はどのように生まれたのか? ボーカルのmickに話を聞いた。



――今作には近年のAmelieの特徴であるリスナーが前向きになるエールソングもあれば、マイナーコードのクールな一面の楽曲も収録されています。これまでのAmelieの良さをさらに進化させた1枚に感じました。

これまでも今も、そうしたAmelieらしさといえる二面性をすごく大切にしてきました。だけど今回はマイナー調の曲でもポップスに寄せることができたと思っていて。なのでJ-POPの中に“黒アメリ”をだせたので明るい曲とのバランスもよくて、ボリュームもすごくあるのに何回もリピートして聴ける名盤になりました。

――ロックバンドでありながらポップソングを歌えるのはAmelieの強さですよね。ロックを聴かない人たちにも届く歌というか。

ロックバンドだけどポップスに落とし込みたい気持ちは強くあって、それはライブハウスシーンだけじゃなくて茶の間にまで届くバンドになりたいという目標があった上でなんです。なので、この「ビューティフルライフ」ではこれからのAmelieがこうなりたいんだよっていうのをしっかり表現できたと思います。

――Amelieにはmickさんとギターの直人さんという二人のソングライターがいますが、アルバムを制作する時にどういった曲を書いてくるかなど話しあったりするんですか?

各々が作りたい曲を作っていますね(笑)。そこら辺は一切話し合ったりはしてないです。前までは直人さんがこんな歌詞を私が歌ったら面白いんじゃないかと考えながら作っていたそうなんですけど、今作では私がMCで言った言葉から曲にしたものはあるんですが、それ以外は今直人さんが伝えたいメッセージを歌詞に込めて作ったみたいです。実はそれは私も同じなんですけど面白かったのが、二人が伝えたいことのメッセージが似ている歌詞もあったんです。

――そうした所は同じバンドで長い時間を過ごしたり、共に同じ景色を見てきているからなんでしょうね。直人さんが書いてくる歌詞に刺激を受けることも多くありますか?

とてもあります。直人さんが「キセキ」という曲の歌詞を書いてきて初めて読んだ時に、思わず泣いてしまったんです。それは私が曲にしたかった事と似ているテーマの言葉が並んでいて、“ああ、直人さんもこういったメッセージを伝えたかったんだな”と思ったら泣けてきて(笑)。「STAND BY YOU」を聞いた時も同じ感覚になったんですけど、今はAmelie中心の生活をメンバー4人がしているから考えることも似てくるよねって思いましたね。「キセキ」本当に良い曲なんです。

――歌詞のどこにそんなに感動したのでしょうか?

「当たり前みたいな今日のこと 当たり前になってた君のコト 当たり前じゃないって気付けたなら 日々は輝くだろう」という歌詞があるんですけど、この歌詞=“ビューティフルライフじゃん!”って思ったんですよね。なので今作のタイトルは曲が出揃ってから「ビューティフルライフ」に自然と決まりました。あとは制作の後半になって「ビューティフルライフ」という曲が書けたことも大きくて。この曲で伝えていることは、人と関わって心を通わせていくことが自分のビューティフルライフに繋がるってことなんです。このアルバムに入っている11曲は全部自分がいて誰かがいるから人生が成り立つよねっていう曲たちだったと思っているので、そうした思いが詰まっているアルバムになっています。

――ちなみにmickさんのMCからできた曲はどれなんですか?

「STAND BY YOU」ですね。MCで「あんたがいないとうちらは生きていけないんだよ」と言っていたみたいで、そこから広げていったそうです。私はこんな事言っていたんだと、後になってから気づいたんですけど(笑)。ライブ中なのでアドレナリンでまくってる状態だから覚えてないんですけど、そこから新しい曲が生まれるんだったらより全開でライブしたいなと思いました。アーティストだからとかバンドマンだからとかっていう理由で、ファンの人たちとの距離を遠くしたくないんです。

――それはmickさんが前からすごく大事にしている思いですね。

長いツアーをまわるとお客さんの事を友だちや仲間とか同士みたいに感じて、そうしたAmelieのバンドとしてのスタンスを前のツアーから確立できたと感じました。そのファンとの心の距離はこれからも大事にしたいです。あとライブ中こそよりありのままの自分でいるようにしているというか、かっこつけたりはしないようにしています。だからなのかツアーファイナルとかでよくステージ上で泣いちゃって(笑)、こっちが感動させられちゃってるんですよね。それをどんどん倍返しにしてファンの方にもっともっとAmelieのライブで感動させられればと思っています。


インタビュー・文/菊池嘉人

2nd Full Album 「ビューティフルライフ」 Now on sale


Amelie Official Site http://www.amelie-web.com/
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