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「音を楽しもう!ってやっていて、みんなも同じように楽しんでもらえると思うので、ライブにぜひ来て下さい」(HIRO) ベスト盤のこと、ツアーのこと、この10年のことを→Pia-no-jaC←の2人にインタビュー

2018/05/21 19:00

「音を楽しもう!ってやっていて、みんなも同じように楽しんでもらえると思うので、ライブにぜひ来て下さい」(HIRO)


2005年、サポートユニットとしてピアノのHAYATOとカホンのHIROの2人で活動を開始。その後2008年9月、1stアルバム「First Contact」をリリースし、鍵盤と打楽器だけというシンプルな構成ながらも独特かつ斬新な音楽を発表し続ける→Pia-no-jaC←。
今年はデビュー10周年、春には初となる対バンツアー、4/4には10周年記念企画ベスト盤「10th anniversary BEST」をリリース、9月からリリース記念ツアー全国5ヶ所の開催が決定。
ベスト盤のこと、ツアーのこと、この10年のことをHAYATOとHIROに聞いた。



――10周年目にして初だったという対バン企画「組曲『 』」、名古屋ではDAISHI DANCEさんとでしたが、ライブを観て、→Pia-no-jaC←の音楽にはEDMも和テイストも、何でも合うんじゃないかと思いました

HAYATO(ピアノ):今回の対バンは、今年でデビューして10周年、今までライブしたりコラボしたことのある方に声をかけて。DAISHIさんもコラボCDを作ったり、4年くらい前にライブもしたこともあって、10周年記念イベントということで一緒にやりませんか?って声をかけさせて頂きました。普段、2人以外でやることってなかなかないんですよね。

――ピアノとカホンというシンプルな組み合わせですが、楽曲製作中やライブの時に、何か他の楽器を足したい!と思うことは?

HAYATO:ピアノとカホンでできることを最大限に生かしてそれに近づけていくので、結構何でもできちゃうんですよね。左手でベース弾いて右手でメロディ弾きながらバッキングもできちゃうんで、ボーカルとギターと三役で、リズムを支えてもらって、後は小物っていうか装飾系で音を広げてもらってって感じで。それを2人でやるからまた面白いんですよ。何で2人でこんな無茶してるんだろう?みたいな、バカだね〜って言ってもらえるような、それはそれで面白いかなとは思ってたんですよ。デビューした頃、初めてライブに来てくれた方たちがよく言っていたのは「CD聴いて来たんですけど、本当に2人でやってるんですね」って。それが嬉しかったっていうのもあってこの10年それを崩さず、特別なコラボ企画もありますけど、できる限り2人でやってきましたね。

HIRO(カホン):楽器を増やそうと思ってコラボをしたことはないですね。

――カホンは聴けば聴くほど奥深くて不思議な楽器だと、ライブを観てますます興味が深まりました

HIRO:見た目にも面白いですし、皆さん見慣れてないのもありますけど、簡単な楽器なんですよね。叩く面は基本的には一面しかないけど奥深い楽器で、打楽器ですけど持ち運びも便利ですしね。セッションするにも便利な楽器で、カホンというものの可能性って無限だなって、叩き続けて10年、思い続けていますよ。めちゃくちゃシンプルな構造で、木の箱の後ろに穴を開けて面の裏に弦を張っているくらい。日本に来て日が浅い楽器なので珍しいですけど、日曜大工の延長で作ろうと思えば作れるくらい簡単な構造ですね。なので手作りのカホン叩いている方も結構いますし、個人のメーカーも増えてますし、そういう方々が試行錯誤して穴の形を変えてみようとか、小さいカホン作ってみようとか、色んなカホンがありますよ。

――2人で活動を始めたきっかけは?

HAYATO:デビューする前に大阪で色んなアーティストのサポートをやっていたんですよ。弾き語りのバックでピアノを弾いてカホンを叩いてっていうのをしていて。どこに行ってもお互いがいるんで、それやったら→Pia-no-jaC←っていうサポートユニットを組んで、どっちかに声がかかったら2人でサポートに行くっていう体制にしたんです。サポートはインストゥルメンタルではなかったし、2人でやろうと最初から思ってたわけではなかったし、ずっとサポートでやっていこうと思っていたんですけど、当時は色んな無茶というか、練習していたのと違うことを・・・今のライブに近いかな? ソロが長くなったりとか、センターに立っている人を置いてけぼりにして2人で楽しんでたりとか。そうやっていくとサポートに呼ばれなくなっていきますよね。じゃあ2人でやってみようかっていうのが始まりで、2人でライブやったら好評で、俺らも楽しかったし、計算じゃなくたまたま残った2人なんですよ(笑)。だから→Pia-no-jaC←って、ピアノとカホンでうまいことやりましたね!って言われても、それも偶然というか、ピアノとカホンの組み合わせって面白いから一緒にやろうぜ!って組んだわけでもなく、余りものでね。

HIRO:え?イヤイヤ?まさかの? 気はすごく合ってたよね! 突然のことでも演奏中のアイコンタクトで分かったりするんですよ、お互いになぜか。

HAYATO:レコーディングもライブと一緒です。ガラス越しで、せーの!でやってます。楽譜じゃなく、小節ごとにコード進行だけ書いてるんです。Aメロが8小節〜次Bメロ〜サビ〜アドリブがX分とかX秒〜みたいな。それで終わりそうな時にアイコンタクトをしてって言う。本当にライブと一緒でアドリブ終わるよ終わるよ〜でAメロ戻ります、みたいな。

HIRO:だから8小節とか決めてても、その場のノリでレコーディングで16小節になったりとか、そんなの日常ですね。

HAYATO:デビューの頃、ライブでCDを再現してたんですけど、それも大事だけど、チケットを買ってくれて時間も割いて会場に来てくれて、それやったら特別なことをしたいなって思って、その日にしか聴けない音を出そうって。それが好評になって、自分との戦いなんですけど、俺が聴いたことない音出るまで終わりません!みたいな。ミスタッチからの発展もあったり、ここに行きたかったけどこっち行ったから、次はこっち行ってみようとかって繋げていったら新しいフレーズになっていったりとか、それが新曲のヒントになったり、パプニングから生まれる曲も結構あったりしますね。ライブ中にできた曲もあります。家で曲作りしてる時ってカチカチに決めて作ってるんですよ。音決めて書いて。曲作りはだいたいドレミファとかってカタカナなんですけど、一日置いて次の日弾いてみたらカチカチすぎて面白くないと言うか、もうちょっと崩してもいいのかなってなってくるんで、どう説明していいのか分からないんですけど、感覚といえばほぼ感覚で、指が動きたいところに行けばいいかな、みたいな。

――それに合わせるんですよね?

HIRO:そうですね。こう行きたいんだろうなとか。

HAYATO:インテンポなんでアドリブだからってテンポは変わらないから、そこはキープしといてもらって、あとは暴れてもらう。

HIRO:だからライブ終わって、ファンの方から声かけてもらうんですけど、今日のあのフレーズすごく良かったです!って言われても、2人とも覚えてなかったりってことがあるんです(笑)

HAYATO:そこはありがとう!って(笑)。その時しか弾けない音ってレア感もあるし、いいのかなって。

――ベストアルバムリリースツアーは9月から、全国5ヶ所で開催。名古屋は9/17、Zepp Nagoyaにて!

HAYATO:そのファイナルが日比谷の野音で全曲ライブなんですよ。この10年分!100曲超えですね。

HIRO:以前70曲やったことがあるんですけど、それが4時間くらいかな?

HAYATO:10年分全曲やるんですけど、今話しながら気が遠くなりそうです(笑)。フルバージョンではやらないですよ! 野音は終わりの時間が決まってるのでメドレーで。

HIRO:予定時間に終わらせるようアレンジします!

HAYATO:この10年のいいとこ取りをしたベストアルバムを聴いてもらって、3枚組全部で43曲、1枚目はオリジナルだけとかではなく、一枚ずつそれぞれにオリジナルもクラシックのカバーもディズニーとかも散りばめて、1枚のCDでセットリストのような並びにもなっているので、ずっと聴いてもらえるとライブを見たような感じになれるボリュームがあります。それが3枚! 3つのshowを楽しめるんじゃないかと思ってます。ベストアルバムの為にリテイクした音源だったり、デビュー曲の「組曲」とか代表曲の「台風」も入っているので、10年前の音と今の音を聴き比べられるのも楽しいんじゃないかな。初めて→Pia-no-jaC←を知った方はぜひベストアルバムを聴いてもらいたいと思ってます!


インタビュー・文/川口愉生


10周年記念企画ベスト盤 「10th anniversary BEST」 Now on sale


→Pia-no-jaC← Official Site http://pia-no-jac.net/
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→Pia-no-jaC← 10th Anniversary 組曲『中村 中』

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→Pia-no-jaC← 10th Anniversary「→PJ← History」

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