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結成10周年を迎えた名古屋出身のロックバンド、04 Limited Sazabys。シングル『My HERO / 夕凪』のリリース、YON FES、アリーナツアー開催と、凄まじい勢いで走り続けるの彼らのインタビュー

2018/03/22 16:00

結成10周年を迎えた名古屋出身のロックバンド、04 Limited Sazabys。シングル『My HERO / 夕凪』のリリース、YON FES、アリーナツアー開催と、凄まじい勢いで走り続けるの彼らのインタビュー。



――今年は結成10周年となるわけですが、実感はありますか。

GEN:全然ないですね(笑)。そんなにやってるんだという感じです。実際、その分歳は取ってるし時は経ってるんですけど。実は10周年って、僕らからはそれほど声高に言いたくない感じもあって。わりとベテラン感ある響きじゃないですか(笑)。ずっとフレッシュでいたいし、まだ若手だと思うのであんまり貫禄出るのもなと(笑)。

――そうすると、ニューシングル「My HERO / 夕凪」はそれほど周年は意識せず?

GEN:多少意識した部分はあるかもしれないですね。10年たったからこそ、初期衝動を、初心を取り戻そうと。「MY HERO」は「〜少年ジャンプが地球を救う〜」という少年ジャンプをテーマにしたドラマのテーマソングになってまして。ジャンプって青春性、少年性みたいなものがあると思って。僕らもずっと持っているものだと思うんですけど、10年経った今だからこそ始めた頃のあの感じ、音楽にハマって気づいたら10年経っていた感じがあえて今、出せたらいいなと思って。少年の頃の早い曲を聴いてテンションが上がってた頃の僕が聴いてもかっこいいと思う曲になったと思います。

――ちなみに漫画はお好きなんですか?

GEN:大好きです。ジャンプや漫画に思い入れがありすぎて。書きたいことや言いたいことが多すぎて、逆に困りました(笑)。

――具体的なインスピレーションになったのは、どんなワードや作品でしたか?

GEN:僕らって、世代的には「ONE PIECE」が始まったり、「BLEACH」が始まったり、「NARUTO -ナルト-」が始まったりっていう世代なんですけど、やっぱ僕は「ONE PIECE」かなと。旅をして仲間が増えていって、諦めずに強い敵に立ち向かってっていう。あとドラクエも意識しましたね。あれも仲間が変わったり増えたりするじゃないですか。僕らの生活にも近いかなと。バンドって昔から海賊っぽいと思っていたんですよ。ツアーしている時とか、ハイエースで全国行って、酒飲んでみたいな(笑)。

――自分たちのバンドライフに重なる部分もあるんですね。

GEN:基本的には自分たちに重なりまくりな曲かなと。逆にタイアップがなかったら、ここまでストレートには書けなかったかもしれないですね。今は自信を持って、どんどんシンプルにできるようになりました。

――シンプルさ、というのは大事にしていますか。

GEN:そうですね。僕たちをきっかけにバンドを始めてくれるとか、ライブハウスに行くようになるとか、音楽にはまるとか、僕たちが入り口になることが増えたと思うんですよ。だからより届きやすくしたいなと思いますよね。この曲って、シンプルだしインディーズ時代の僕たちでもやれそうな曲だなとは思ったんですけど、今の立ち位置の僕らがやることにすごく意味があるなと思います。同じコードで同じリズムパターンだったとしても、今のほうがもっと説得力もついてきたかなと。ちゃんと音で勝負と言うか。シンプルにする分、音が良くないと聴けないと思うので。

――そういう意味でも初期衝動なんですね。

GEN:はい、今回は僕たちが影響を受けたものがモロに出ていると思います。僕らがこういう音楽にハマったのって、カッコイイし、自分たちでもできそうな気がしたというか。それが超絶テクニックだったら、そこまでグッとこなかったんじゃないかなと思います。そういうところでも、バンドを始める前のこととかすごく思い出しました。今後は逆に僕らが与える番だと思ってます。自分たちも真似したい、憧れたいと思ってほしいですからね。

――先日行ったHi-STANDARDとのツアーは、まさにそんなアーティストとの共演でしたね。

GEN:僕らのヒーローですからね。ハイスタのツアーでガイシに立てたことは感慨深かったし、新たな目標をもらった気がします。あの日がなかったら、僕らも今回の東名阪アリーナツアーもやらなかったかもしれません。僕らみたいなバンドがアリーナやってるって、すごくセンセーショナルだし、やっぱハイスタがやってすごいなって思わせてくれたのが大きかったです。

――これまではアリーナみたいな場所に、あまりいいイメージは抱いていなかった?

GEN:どちらかと言えばネガティブなイメージでした。そういう場所はロックじゃないというか。でも去年武道館をやって、そういう場所でもらしくいられるなと思ったし、変わらずやれるなと思ったんです

――もうツアーのイメージはできていますか?

GEN:今回は、アリーナならでは感を出したいなと思っていろいろ計画しています。今後、これだけの会場でまたできるかわからないので、その会場でしかできない演出、大きいところでしかできない演出、普段のライブハウスだったら絶対しないようなこともしたいなと思います。

――名古屋出身のアーティストにとって、ガイシホールは少し特別な場所ですよね。

GEN:元々アリーナみたいな場所を目指して活動していたわけではないんですけど、ずっとガイシホールではやりたかったんですよ。実は僕は初めて行ったライブはガイシホールなんです。ZIP-FMのイベントだったんですけど。175R、SHAKALABBITS、B-DASH、STANCE PUNKSとかが出ていて。その時が自分にとっては生音、生演奏の初体験で、その後、小さなライブハウスにも行くようになった、きっかけをもらった場所でもあるんですよ。僕がそうだったように、だれかのきっかけになる一日になってほしいですね。例えば中学生、高校生の女の子がいきなりライブハウスに行くことって、親に許してもらえないこともあると思うんですよ。こういうアリーナだったら、それこそ親御さんも一緒に来れるし、行ってきていいよと言ってくれると思うんですよ。最近は見たいけど見れない人、チケットが取れない人が増えてきてしまっていたのもあって、ちゃんとそういう人に見てほしい10周年のツアーでもありますからね。

――活動のタブーがなくなってきた感じはありますね。

GEN:武道館だったり10周年があって、何をやってもどこでやっても、自分たちらしく納得できるカタチでできる自信が出てきたので。武道館でやれたということは大きな会場でやることを公認された感じというか、バンドをやって、それで食べていくという覚悟と自信は深まったかもしれないです。メジャーに行っても、音楽で食べれるようになっても、メジャーアーティストという気持ちはあんまりなかったんですよ。でも武道館以降は自覚できるようになりました。そういう意味では、なんだかんだと大きかったのかもしれないですね。

インタビュー・文/阿部慎一郎


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04 Limited Sazabys Official Site http://www.04limitedsazabys.com/

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