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名古屋発ロックバンドRED DOG。持ち前の情熱と愛嬌がたっぷり注ぎ込まれた「流れ星/GAP」を引っさげ自身最大規模となるリリースツアーへ!メンバー全員にインタビュー!

2018/02/22 17:00

TANK! the AUDITION 2016で優勝後、精力的に活動の場を広げる名古屋発ロックバンドRED DOG。SAKAE SP-RINGの出演や、2ndミニアルバム「Dusk」リリース後の自主企画「赤フェス」などで知名度を上げ、その勢いをそのままに今年も加速。2/7にリリースした3rd limited single「流れ星/GAP」で披露されるのは、今までにないポップなサウンドにのせて男ゴコロをせつなく歌い上げる「流れ星」と、ノリノリのライブチューン「GAP」。持ち前の情熱と愛嬌がたっぷり注ぎ込まれ、この自信作を引っさげ自身最大規模となるリリースツアーへ。メンバーそれぞれさらなる高みに向かってワンギア上げていた。


――3rd limited single「流れ星/GAP」が2/7にリリースされましたが、まず「流れ星」ができたきっかけを教えて下さい。

尚也:去年の10月くらいにできた曲なんですけど、それまで曲ができない時期があって、スランプを越えてから1週間とかでできたんですよ。ちょっと気を楽にした時、ぱっとできた曲。そういうの多いんですよ。

――「Dusk」に収録された「No.2」なんかも車を運転してる時にふと浮かんだんでしたよね。流れ星というキーワードが浮かんだんでしょうか?

尚也:「流れ星」に関しては、サビの“流れ星に手を伸ばしたその先に”の1行だけメロディがずっとあって、その先ができなかったんですけど、山奥で、なんて言ったっけ。

真也:池田山?だよね。

尚也:そう、池田山っていう岐阜県にある山があるんですけど、そこに夜景を見に行った時に、たまたま流れ星を見たんですよ。

――それはすごい幸運! 実際に流れ星を見ていたとは。

尚也:そうなんですよ。その時にできたんですよ。流れ星見た後、車戻る瞬間にぱっと浮かんで、1行だけ残していたボイスメモリを聴いたらサビができて、じゃあAメロ作ろって。

――別れた恋人への想いを綴ったせつない歌詞ですよね。

尚也:せつない歌詞にはなってますね。わかりやすく、かつ、ちょっと情景が浮かぶようにはできたかなって思います。今回初めてピアノとストリングスを入れたんですけど、友紀也がアレンジとして加えてくれたことで楽曲がより拡がりました。

友紀也:この曲は最初から「流れ星」っていうタイトルも決まってたんで、言葉の響きから神秘的になるんだろうなって。ピアノとか弦楽器が合うとは思ってて、今までやってなかったので、みんなと相談しながら仕上げました。

真也:最初サビだけ聴いたんですよ。その段階でめちゃめちゃいいと思って、ドラムとしてはその瞬間にフレーズは4つ打ちが合うだろうなってすぐに思い浮かびました。まずサビだけスタジオで作って、みんなでめっちゃいいねってなって。今回初めて事前に自分で全部ビートを打ち込んで、どれが一番合うんだろうってやったんですよ。声もギターもベースももらって、ドラムだけコンピュータ上で初めてプリプロをやってみて、Aメロにスネアを入れるか入れないかは1週間くらい迷ってました。

友規:僕は聴いた時に歌詞がすごくいいなって。より一層歌詞の情景描写とか、伝えたいことに似合うようなフレーズづくりだったりベースの弾き方だったりを考えてレコーディングに臨みました。

――具体的に好きなフレーズって…。

友規:あるんですよ(身を乗り出し、歌詞カードを見る)。

メンバー:(笑)

友規:“桜の下で微笑む 君はもう居ない ガラクタロボットのような僕一人”ってとこなんですけど、最初聴いた時はガラクタロボットの部分がガラクタボートに聴こえて意味わかんなかったんですけど、歌詞を見直してガラクタロボットなんだとわかって、やっぱいい歌詞だなと。ここが気に入ってます。

メンバー:(大笑)

――今回も前回と同じく仲良しのエンジニアさん?

メンバー:(頷く)

友紀也:今回初めて自信作だと。僕の中の代表作になったと言われました。

真也:僕がやりたい最大限のことを生かすような楽曲を持ってきてくれたメンバーに感謝って、ツイッターにも書いてあって。

友紀也:今回初めてのことが多くて、ちょっと難しいことを押しつけちゃったんで、たぶんエンジニアさんもやることの多いレコーディングになったんですけど、それがやりがいだと言ってくれて。

――「流れ星」は1月28日にライブで初披露されましたよね。その時の感触は?

友紀也:反響みてたんですけど、やっぱ好きって言ってくれる人多くて。

尚也:歌ってて気持ちよかったです。

――MVも今までとは違って感情をおさえてますね。演奏してるバックには星空のような空間が広がって。

友紀也:はい、ちょっと大人っぽい感じにしたかったんです。全体のイメージは初めに伝えて、夜空の星も欲しいって頼みました。

尚也:外で撮るかどうかも迷いました。

真也:めちゃめちゃ迷いましたよね、そこは。

尚也:自分たちの顔とかもしっかり映して覚えてもらいたいってのもあって、結局スタジオになりました。

友紀也:でもけっこう僕笑っちゃうんで、テイク撮り直しになったりとか(笑)。

尚也:ちょっとせつない曲なのに、笑ってるの可笑しいんじゃない?ってたぶん俺が指摘したね。ちょっとぼおーっとしてるくらいが丁度いいって。それは意識しました。MVも含めていい感じになったのかなって思います。

――ジャケットも今までになく、メンバーみなカメラ目線ではない。

尚也:それもちょっとぼおーっとしてるというか、俯いたりしてせつない感じに表現できてるかなって。

友紀也:最初使われる予定だったジャケ写の方は、僕下向きだったんですよ。でも僕以外みんな上向いてて(苦笑)。星を見上げてる感じって言われて、もう一度撮り直したものが今のジャケ写になってます。

真也:最初はこの二人(友紀也と友規)の位置が逆だったりもしたんですよ。

友規:髪の分け目の関係で(笑)。

友紀也:今回カメラマンが名古屋のヤオタケシさんという方で、撮って欲しかった方に撮ってもらったんで嬉しかったですね。色的にはRED DOGの赤というイメージよりは青白、黒みたいな。

尚也:俺、黄色だった。

友紀也:黄色?

尚也:やんわりした黄色。

――もう1つの楽曲「GAP」はまた楽しそうですね。弾けてる。

友紀也:ガヤとかは突然入れましたね。もともとなかったんですけど。やってるうちに友規が入れた方がいいんじゃないかって。

真也:イントロに“ヘイ!ヘイ!”って入ってるんですけど、その裏にみんなで遊んでるような、叫んでるような、喋ってるような声を入れようって、その場で決まったんですよね。

友規:そっちの方が楽しい感じ伝わるんじゃないかって。

――これ間違いなくライブで盛り上がりますよね。

真也:友達からも早くライブで観たいって言われました。

尚也:この曲の方が実は思い入れがあって、「流れ星」より前にできた曲で、歌詞の中に“甘えることも仕事だよ”ってフレーズがあるんですけど、休みの日もちょっと仕事感覚で、いつも気が張っていた時期にレーベルのイベントがあって、仲間から“甘えることも仕事だから”って言ってくれた時にできたんです。

――そのフレーズは実際にかけられた言葉なんですね。

尚也:曲ができないってすっごく悩んでた時期にそう声をかけてもらって、すごい気が楽になりました。サビも“せめて、今日だけはいつもより 自分甘やかしてイッちゃって”って、だいぶ人生っぽい歌詞になりました。この曲の方が僕っぽいです。ライブハウスに来てくれる人たちに向けて、同じように今日だけは特別な日にしようというメッセージも込めました。

――こういういきさつ聞いてましたか?

メンバー:(首を振る)

尚也:1回も話したことない(笑)。

友紀也:感動しちゃいました。

友規:ドラマチック。

尚也:取材の時までとっておきました(笑)。

友紀也:ライブ前に聞けてよかったです(笑)。

真也:生で披露する前にね。

尚也:ギャップって日本語で隙間って意味なんですけど、ライブハウスに来る子たちの隙間を埋めてあげたいなって。最初はタイトルなかったんですよ。曲だけできて、タイトル迷ってて。曲にどんな意味があるんだろうって思った時に、あ、俺の心を埋めてくれる歌詞だなと思ってつけたんです。

――これからツアーが始まりますが、「GAP」のアコースティック・バージョンはどんな感じになるんだろう。

メンバー:どうしよう(笑)。

尚也:今日スタジオで話してました。

友紀也:どうアレンジするかって。

尚也:今から作っていく感じです。

――今年も自主企画イベントがありますね。

尚也:今回仲のいい2バンドと6箇所くらい回るんですけど。大阪と千葉と東京と名古屋にゲストバンド呼んで企画してます。

友紀也:名古屋のゲストはスロウハイツと太陽。

――やっぱり地方によってそれぞれ違いますか?

尚也:ツアーは今まで4回ほどまわって、名古屋が2本とか、東京が3本とかあったりしてたんですけど、今回全部違う県なんで、「やあ岐阜!」「やあ三重!」みたいな感じで楽しみです。

メンバー:(大笑)

尚也:大阪と東京の反応は全然違うよね。

友規:関西とかはMC中に声を返してくれたりとか。関西のノリだなみたいな。

尚也:大阪は一緒に楽しんでくれる感じ。演出を間違えたとしても、いいライブに持って行ける。東京は逆にキレイ。(心持ち背筋伸ばして)なんかこうあるべきなんでしょみたいな。

友規:しっかり音楽を聴きに来る感じで。

――名古屋は?

尚也:地元は100本以上ライブしてるから、それこそ名古屋はお客さんに助けられる。僕たちのこと好きでいてくれるお客さん多いんで。

友規:一緒にライブを作れる感はありますね。

尚也:俺たちがダメな時はダメで、イイ時はイイみたいに、僕は歌っててすっごい感じます。ファンの顔みて今日はイイんだなとか。東京や大阪でライブをし出したのはここ2年くらいなんで、それより前から活動していた場所はやっぱ特別だなって。

――ちなみに前回のツアーはどんな感じでしたか?

尚也:ライブによってセットリストめっちゃ変えてましたね。ここはノリにくかったよねとか、最後の曲あっちの方がいいんじゃない?とか。いいライブを作るのに必死でした。

友紀也:やっぱアルバムのツアーとシングルは違うなと思って。アルバムのツアーはやる曲も多いんでそうやってセトリも変わっていく。

尚也:最近これが今のRED DOGだよねっていういいカタチに持っていけたんですけど、今回また2曲追加されて、それこそ今もスタジオでセットリストどうするって話もしてて、次のツアーに向けて話し合ってます。

――何を見せたい?

友規:同期の音だったりやってることも増えたし、次の曲からコーラスにも挑戦するんで、この半年間で上がった技術をみんなに見せて伝えられたらなと。

尚也:それこそ「流れ星」って曲は音にすごいこだわったんですよ。歌詞はあえて普通にしたんですけど、それはなんでかっていうと、もっと幅広い世代に聴いて欲しいなって。中学生とか、ライブハウスに来る子たちじゃない人とか、EXILEとかジャニーズ系のアイドルの曲を聴いてる子にも。だからバンドサウンド感を出し過ぎないよう、なるべくギターの音をおさえたりとか、ヘッドフォンで聴いた時、痛くないようにとか。音がガシャガシャせず歌が目立つようにとか。こだわってレコーディングしたんで、ライブでも音をキレイに聴かせたい。

――なるべくCDの音源を再現したいんですね。楽器も歌も。

尚也:歌にもこだわって、エッジの効いたヴォイスというか、ちょっとハスキーな、ちょっとエロいというか、そんな感じで録ったんです。ただ単に歌っているんじゃなく、そういった大人っぽさのようなものもライブで表現したいなと。

――それでいうと「GAP」なんかは弾けているのに、最後だけはしっとり歌い上げてますもんね。

尚也:ああ、そこも最後わざとそういう風にしたんです。ライブ感残したくて。

友紀也:あそこ声ちょっと裏返ってるもんね。

――昨年は至学館や淑徳など学園祭もまわってましたね。手応えありましたか?

真也:学校によってステージとかも全然違いました。たとえば淑徳の場合は午前中にアコースティックをやって、夕方にバンドのステージをやったり、ステージとか環境によって全然違って。それこそ体育館でやったりとかもして、文化祭って感じがしました。いろんなステージがあって面白かったです。

友規:ステージおっきいところが多くて、ライブハウスと違って開放的なんですよね。割と僕ら似合ってて、やってても気持ちいいですね。

尚也:俺、淑徳のアコースティックが気持ちよかった。

真也:外のステージだったんですよ。

尚也:あの日、お客さんの顔もすっごい良くて。

真也:今年も出たいっすね。

――今年の目標はズバリ!

尚也:(顔をにやつかせて)1個しかないもん。

友紀也:ああ、冬の?

尚也:うん。メリーロックに出たい。俺はもうずっとそのつもりでいます。初年度から観に行ってるんです。去年は事務所の先輩ポタリが出てるのを4人で観て、なんかクソーみたいな(笑)。でも自分がステージに立ってる姿ちょっと見えて、あ、これは来年やらなきゃって思いましたね。

――見えましたか。

尚也:そのせいか1月に入ってから僕すごい濃厚で、今日はギター練習するぞとか、今日は歌練習するぞとか、それがけっこうできてるんです。目標を為し遂げたいという想いが今年に入ってめちゃめちゃデカくて。

真也:僕はメリーロックでポタリを観て、自分の姿が見えたわけではないんですけど(笑)、
悔しいと思って、でもまだ今の俺たちじゃ足りないわって思って。

尚也:それめっちゃ思った。今の俺らが立ってもダメだと思いました。足りないものを得ようと思ってひたすらに追いかけてます。

――何が足りないんでしょう。

尚也:フェスなので、お客さんがオールスタンディングでホールとは違うじゃないですか、聴かせるだけじゃダメだなと。ノセるという言い方が合ってるかわからないんですけど、自分たちにはそういう楽曲の強さもまだないし、ヴォーカルでフロントマンとして、自信に満ちた言葉とか顔でたぶんここに立てねえわと思って。ポタリに悔しかったんじゃなくて、自分に悔しかったです。だよね?

真也:うん、そう、そうっすね。それもあったんで、今年の目標はメリーロック。それだけじゃないんですけど、それを一つのターニングポイントとしてそれに向けてがんばろうと。

――では、最後に締めの意気込みを。

友規:自信作の音源とプロモーションビデオが完成したんで、よかったらPVも観て予習して、CDも買って、ライブハウスに遊びに来てほしいです。

真也:今回の制作では新たに自分でパソコン使って曲作ったりとかもでき、前回よりさらに上をいけて満足してます。今後もさらにいいものを作っていくので、これからも期待していて下さい。

友紀也:今作は完成した時の感動がすごくって、自信があるんでみんなに聴いてもらいたいっていう気持ちが以前より強くって、メリロもそうなでんすけど、2018年はもっといろんな人に聴いてもらいたいです。それに向けてがんばります。

尚也:最後になりますが、ライブツアーの始まりは2月24日僕の誕生日(笑)。

メンバー:(大笑)

――友規さんが1ヶ月間違えてすでに誕生日プレゼントしてましたね。

尚也:もらったジーンズを履いてキャンペーンを回らせてもらおうと思ってるんで、正真正銘の誕生日にこそプレゼントを持ってきてくれたら嬉しいなと思います(笑)。


インタビュー・文/深見恵美子


3rd Limited Single 「流れ星/GAP」 Now on sale


RED DOG Official Site http://reddog.jp/
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