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「angelaの、その先へ―」デビュー15周年を迎えるangelaの3年ぶり全国ツアー開催!angelaの2人にインタビュー!

2018/01/10 19:00

「angelaの、その先へ―」

デビュー15周年を迎えるangelaの3年ぶり全国ツアー開催!


ヴォーカルのatsuko、ギター&アレンジのKATSUから成るユニット、angela。
2017年3月には、初の日本武道館単独公演を成功させ、今なお進化を止めず注目を集める二人が、ニューアルバム「Beyond」を12/20にリリース!
当初バナナ姿のジャケット写真を発表していた彼ら。ところが一転してクールな写真に変更。いったい何があったのか? 「Beyond」特設サイトには、バナナ姿バージョンもこっそり載せている、そんなangelaにインタビュー!


――今日はもしかしたらバナナ姿でいらっしゃるかと。

atsuko:さっきまで着ていたんですけど(笑)

――ジャケットを変更することになった経緯を教えてください。

atsuko:今回の「Beyond」は、すごく明るい曲からシリアスな曲まで入った振れ幅の広いアルバムになったので、その意味を込めていろんなangelaを表現したいなと、収録曲のひとつ「全力☆Summer!」(TVアニメ「アホガール」OPテーマ)のミュージックビデオにも通じるお遊びなバナナ姿を「今回のアルバムはこのジャケットです」って見せて、お客さんに「いや、違うだろ!」「どうなってんだ!」って言われて直す、そんなつもりでいたんです。ところが意外にもみなさんが受け入れてくださった。「オッケー」「それもいいね!」って。いや、受け入れないでくれと。ちゃんとしたのを用意してあるんで!と。で、シリアスなジャケットを出したら、「前のもかわいかったのにー」と言われてしまいました。

――予想と違う反応に、ノリツッコミしてシリアスバージョンを出すしかなくなったんですね。

atsuko:まさかこんなことになるとは…。みなさんangelaが何を出しても受け入れてくださる。ありがたいというか、私達がそうさせてしまったんだろうなという責任も感じます。

それほどに幅広い楽曲を収録したアルバム「Beyond」は、「angelaの、その先へ −」をコンセプトに創り上げられたもの。最新シングル「全力☆Summer!」を始め、配信限定でリリースされていた劇場アニメ『BLAME!』主題歌「Calling you」の初CD化、fripSideとのコラボレーションで話題となった「僕は僕であって」(TVシリーズ「亜人」第2クール前期OPテーマ)などのアニメタイアップ楽曲を収録。さらに、「蒼穹のファフナー THE BEYOND」イメージソングや劇場アニメ「K SEVEN STORIES」イメージソングなど注目の新曲が多数加わり、全11曲が収録された9枚目の作品集になっている。

atsuko:毎回アルバムというのは今のすべてをつめこんだもので、今回もそう言っていいなと思えるものになったんですけど、アニメ作品に寄り添ったものをふだん作っているので、アニメのカラーに合わせた曲になる、結果として先ほど話したようにシリアスなものからハッピーでアッパーでアホ表現した楽曲もあったりと、すごくジャンルが広くなったんですね。でも結局どんな曲を作っても私とKATSUさんで作った曲なので、私が歌っているということでangelaだなというところは変わらない。いろんなジャンルを入れてもチャレンジをし続けて、その先の景色を突き進んでいきたいという想いを込めてこのタイトルにしたんです。

KATSU:今までジャケットの印象でのangelaしか知らなかった人も、9枚目となるとイベントやライブやメディアに出ることで、ああこういう人達なんだなと、やっと認識してもらえたのかなという気はしていますね。今回アルバムを出す段階ですでに振れ幅広い5、6曲が存在していたから、今まで以上にすごいことになっていたんです。それから新曲を作るにあたって、どうまとめても振れ幅はあるから、広げたままにしようと作ったので、「道しるべ」や「Dream on」のように自分達の素直な曲も入っているし、「Beautiful day」に関してはアニソンとか、angelaらしさとかは取っ払って、今の僕が作りたいのはこれだよっていうものなんです。

――ボーナストラックとして、12曲目に(事務所の後輩バンドという設定の)ドメスティック・ラヴバンドによる「お前を傷つける奴にここでサヨナラを」が収録されていますね。

KATSU:毎年12月に、台本があって感動とサプライズと笑いがある、大サーカスというショーをやっているんですけど、その大サーカスをこのアルバムで表現してみたかったんです。ボーナストラックのドメスティック・ラヴバンドは10年やっているバンドで大サーカスのアンコールでここ数年いつも出演して、angelaのバラードをパンクでカバーするとか、その年に流行っていたアニソンをロックでカバーするとか、っていうことをしていたのでこのアルバムにも参加してもらったんです。

――この詞だけ手書きでシールになっているんですね。

atsuko:angelaとしてはこのアルバムは11曲で完結しているんです。でもこれはドメスティック・ラヴバンドのデビュー10周年を記念した曲なんですね。歌詞をブックレットに載せるかどうか考えました。angelaの世界観あるブックレットにそのままポンと印刷してしまうのも違うバンドの曲をなぜ?だし、かといって本当にシークレットだよっていう扱いも忘れられてしまう。存在した証を残したいなとシールにして封入したんです。貼りたい人はちゃんとブックレットにangelaの写真を邪魔しなくてすむようスペースがあるので見つけてもらいたい(笑)。今はダウンロードもできる時代。でもそんな中、CDを買って下さる方にちょっと遊び心を込めて、こういう見せ方をしたんです。

KATSU:シールを貼る作業も含めてangelaのパフォーマンスなんです。

――angelaとは色の違う炎が、心に届く楽曲。歌声もまた違う強さをはらんで、魅力ですね。

KATSU:ありがとうございます。本人に伝えときます。

atsuko:angelaとしてでは、言えること、言えないことってあって、抽象的な言葉でしか表現出来ないことはあるんです。でもドメスティック・ラヴバンドはストレート。angelaでは出来ない直球を直接投げる。受け取れよ!っていう、歌を歌っていますよね。ちょっとangelaとしてはうらやましいです。まっすぐした歌が書けることが。

――ではここで、アルバムの中で今日語りたい一曲を選んでお話し願えますか。

atsuko:じゃあ、いいお天気だし「道しるべ」について。angelaはファンクラブイベントなどで、旅行に行ったりもするんです。そんな中、ファンの方同士でチームを組んで運動会なんかしたりすると、みんな仲良くなるじゃないですか。意気投合して「次のライブ一緒に行こうよ!」ってなって、回数を重ねるうちに、なんかー…結婚しちゃうんですよぅ。私、結構な組数、成立させてるんですよぅ〜。

KATSU:結婚相談所だったら、結構もうかっているよね?

atsuko:ほんとほんと。別に婚活イベントを開催しているわけではないのに、気が合った人達が結婚していくんですね。で、みなさん律儀に“結婚しました”という写真とか、人によっては披露宴の招待状とか送って下さって。それって考えもしなかったことなんです。制作って孤独な作業なんです。人に依頼できない、自分で振り絞るしかなくて、孤独にやっているのに、その私達が誰かを引き合わせて、家庭を持って子どもが生まれる道のきっかけになっている。想像もしなかった事例を何度も見ていると、人生の節目みたいな結婚の曲があってもいいかなって思って、今回アルバムに入れたんです。

――angelaが紡ぐ縁から生まれた歌なんですね。

atsuko:ただ私の中でピュアな結婚観を表現するのが難しくて、最初は女性目線でブーケがどうのとか、チャペルが〜バージンロードが〜と結婚ワードを書いていったらすっごい上辺だけの胡散臭い詞になったんです。結婚観をどう出せばいいかわからなくて。これはだめだ!式場のカタログみたいだ!ってリセットして、男性目線で書いてみようとか、いろんな目線で、5回も6回も歌詞を書き直してやっと身の丈に合った、地に足がついた感じで歌詞が書けた。それがこの「道しるべ」なんです。これまでも、結婚式でファンの方がラブソングを流してくれたりしたことはあるんですけど、ウエディングソングとして作ったのは初めてですね。

――ではKATSUさんは。

KATSU:個人的には「あの夏空」(「Excellent Japan 日本列島再発見」楽曲)が一番好きなんですけど、でも話したいのはやっぱりラストに入れた「LOVE★CIRCUS」ですね。★マークは、大サーカスの大という字をかけているんです。実際ロゴにも★を使っているので、大サーカスの歌だよってわかる意味も込めていて。この曲はパッと聴くとビッグバンドの雰囲気なんですけど、インディーズ時代からやっているサウンドで、本当はangelaの中ではムード歌謡と呼んでいる楽曲なんですね。大サーカス=angela、angela=大サーカスって僕は思っていて、それで、大サーカスで毎年歌っている曲ってないなと。2017年は日本武道館で3月に特大サーカスをしたので年末はないんですけど、2018年に大サーカスを復活させた時にこの歌を歌いたいなと思うんですね。

――まさにショーを盛り上げる曲ですね。

KATSU:僕の中で楽曲って永遠だと思うんです。常に誰かに生かし続けられるもの。坂本九さんの「上を向いて歩こう」のように、多くの人に愛されて歌い継がれている。そういう意味では永遠の命を持っていて。実は、僕の中でどう解決というか折り合いをつけたらいいか答えが出ていないんですけど、日本武道館の公演が終わった後に、メンバーのひとりが亡くなってしまったんです。それがあまりにいきなりで、自分の中では受け止められていない。武道館でぴょんぴょん跳ねながら走り回っていた姿を見ていたので。クラウン=ピエロさんで、毎年3人出てもらっているんですが、その人は一回目から出てもらっていた人なんですね。クラウンさんとangelaが歌の中でからみあうのももちろんあるし、大サーカスは、会場に入った瞬間からショーが始まるという演出を常にしていて、クラウンさんが会場にいて、お客さんに笑わせたりパフォーマンスをするんです。それで、「始まるよ!」ってレバーを押してスタートっていう流れがあって。亡くなったのはダイアナさんという方で、それで毎年歌っていくこの歌の中で永遠に生きていてほしい、生かし続けたい、と歌詞に名前を入れさせてもらったんです。angelaのアルバムを今、昼に聴いても夜に聴いても、名前を入れたフレーズには、あ、って思う自分がいますね。ダイアナさんの曲ですね。

――初回限定盤には、最新ライブツアーの密着映像や、路上でライブを行っていた時代の貴重な写真を使用した東京・日本武道館公演用の特別映像「此処に居るよ」などを収めたBlu-rayが同梱される。

atsuko:ライブではお遊びコーナーを組み込んだりしてますね。やっぱり初めてライブにいらっしゃる方って緊張すると思うんです。特に長くやっているアーティストのライブはどういう空気だろうとか、自分だけついていけなかったらどうしようとか、不安なことはあると思うんですけど、曲は曲として、MCを含めリラックスしていただきたいというのがあって、遊び心を取り入れつつやっています。

――2017年からは、アイドルあっちゃん、というあっちゃん星のオムライス村からやってきた17歳のアイドルがゲスト出演しているそうですが。

atsuko:そうですね、ドメスティック・ラヴバンドと同じく事務所の後輩なんですけど。

アイドルあっちゃん:はじめまして! あっちゃん星のオムライス村からやってきた、あっちゃん17歳でぇす。あっちゃん、宇宙一カワイイのでライブに来たらぜひ覚えて帰ってください。あっちゃんの取材をぜひ今度お願いします! angelaはもういいので、あっちゃんの存在を広げるために、みなさんには頑張っていただきたいと思っていまーす。ではあっちゃん帰りまーす。バイビーバイビーバイビー!

――つむじ風のように去っていってしまいましたが、今の女の子がアイドルあっちゃん。

atsuko:はい。すみません、ああいうアイドルが時々ライブに出るんです。まだ世間を知らないんですけど、これから育っていってくれるといいなと思います。ずうずうしいところがあるんですけど、よろしくお願いします。

KATSU:15年やっていると、そういう自由なことが出来るんですよね。angelaってこういう人達なんだって、わかってもらえて、だからこういうキャラが出てきても大御所の人達も受け止めてくれるんですよね。時間と共に培ってきたものってそういうことなんだなあって。

――2018年、15周年を迎えるにあたって、どんな想いがありますか。

atsuko:あっというまに感じますけど、振り返ると私はずいぶん強くなったし、いろんなものが見られるようになったと思いますね。もちろんつらいことはたくさんあったんですけど、すべてが糧になっているなと。時間が経つからこそ、あの時ああいう選択をして良かったと気づける。続けてないと気づけないじゃないですか。そういう意味で続けることが大事なんだなって。これから何が起きたとしても、私達は留まっていられない人間なんで、いろんな楽曲ジャンル含めチャレンジしつつ、まだまだ進んでいきたいなと思いますね。

KATSU:デビューした15年前は、アニソンが盛り上がってきた年ではあったんですけど、ここまでになるとは想像もつかなかったんですよね。当時、アニソン歌手になりたいっていう人はいなかったですから。いたかもしれないですけど、耳に届くほどではなかった。今はそこを目指している人がすごく多い。やりたい人がたくさんいて、アニソン歌手という限定された世界で3年踏ん張っているのも難しいと言われる時代になった。そんな中、15年活動していられるっていうこと、すごいことだなあとあらためてその数字にびっくりしていますね。

――活動する上で、大事にしていることは。

KATSU:いい子になっちゃダメだなっていうのはありますね。余計に。周りにたくさんアニソンアーティストがいるけど、いい子だとダメなんですよね。どうであれ自分の表現を貫き通す人しか周りにいない。

atsuko:とがっていたいですね。年を取るといろんなものが見えて、丸くおさめようとするじゃないですか。でも楽曲制作やアーティスト表現としては、とがっていないとどこにも刺さらないと思うんです。そういう意味で、まだまだシェアを広げてとがったものを作りたいと思いますね。

KATSU:わかりやすく言えば今回のバナナ。あれも“着せられてる”ってなるとたぶんダメなんですよ。

atsuko:あ、そうだよねー、やらされていたらツライよねー。

KATSU:自分達が着たいって言いだしたことが大事。バナナに限らずかぶりたい!それをジャケットにしたい!っていう。そういうものをどんどん言える、やっていく人にならないと。着せられていたら、見ている人は痛々しいと思うんですよ。

atsuko:このふたり、好きでやってるなっていうのがにじみでていたらいいなと思います。好きでやってるので(笑)。

――2018年は年明け早々全国ツアーがスタート。名古屋公演はツアー初日、1/13(土)ボトムラインにて。

atsuko:名古屋が初日ってありがたいですね。空気がいいんです。ウエルカム度がものすごくて、待っていたよ!って想いがステージに出た時から伝わってくる。テンションが上がって、みんなと楽しみたい気持ちが一曲目からMAXになるんです。もうね、名古屋は危険。うっかりするとラストまで持たないほど熱くなるから。まだ何曲もあるのに100%で歌うところを150%超えちゃう。名古屋での重要ポイントはですね、乗せられすぎないこと(笑)。

KATSU:名古屋はラジオもやってるし、昔からキャンペーンをやっているし、すごく近く感じる場所ですね。東京の24区目なんじゃないかという感覚。頑張れば原付で行けるほどの距離感です(笑)。今回ツアー初日にしたっていうのも、スタートダッシュになる場所なので、安心できる場所から始めたいという意味で名古屋なんですね。

――では最後にメッセージを!

atsuko:こんな私達ですが日常の様子はツイッターとかブログやっていますので見て下さい。angelaを一度聴いたり、ライブに来たりすると癖になるので、刺激を求めている方!ぜひいらして下さい!

KATSU:2017年は武道館があり全力ライブがあり今回の「Beyond」リリースあり、と、すべてに対して、angelaのファンの子たち、まだ知らなかった方の心を揺さぶり過ぎて、驚かせて心配させてしまった部分もあったかなという反省点を踏まえつつ、2018年のライブツアーからは真面目に…やれるかどうかは…。えー、2017年は本当にみなさんのおかげでangelaのターニングポイントとなる年になったので2018年は恩返し、ですね。その意味も込めて、名古屋から始まりますのでぜひライブに来ていただきたいと思います。


インタビュー・文/早川矢寿子

9th Album 「Beyond」 Now on sale



angela Official Site http://style-market.com/angela/
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