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Sonar Pocketの新曲「涙雪」は彼らの代名詞ともいえるバラード。来年いよいよメジャーデビュー10周年という区切りの年を迎える彼らにインタビュー

2017/12/21 15:00

約5万人を動員した全国ツアーを日本武道館2DAYSで締めくくったSonar Pocket。第二章を掲げリスタートしていた彼らがここに来て辿り着いた思い。それは立ち返るということ。11月にリリースした新曲「涙雪」は、そんなスタンスが示された彼らの代名詞ともいえるバラード。そこには原点回帰したからこそ見えた成長の証があり、進むべき道への示唆をも与える。来年いよいよメジャーデビュー10周年という区切りの年を迎えるメンバーに、それぞれの思いを聞いた。


――第二章と掲げリスタートしてから一年経つので、もうすっかり定着しているのでは?

ko-dai:そうですね、ツアーをまわるまでは、第二章がなんなのかとか、答えが見つからないまま歩んでいたんですけど、日本武道館を終えて、なんか一つ光が見えてきたのはありました。Sonar Pocketとして想いを届け続けていくことが大切だと痛感し、僕ら3人だけの力じゃなくて、スタッフさんや応援してくれる人たちとステップアップしたいっていうのを感じました。

――ツアーが終わってリリースされたのが「涙雪」。ここで王道のバラードにしようと思ったのは?

ko-dai:前作で遊び心のあるサマーチューンをお届けしたので、Sonar Pocketの原点に戻って、せつないバラードを歌いたいっていうのがまず一つありました。それとツアーをまわっている中で、ありがたいことが当たり前になっていることが多いと感じて、恋愛においても失ってからその人の大切さに気づいてしまったりとか、隣にいるのが当たり前になっていたりするカップルはとくに、いま隣にいる人を今以上に大切にしてもらいたいなという思いがありました。失恋されてる方はその恋にピリオドを打ってまた新たな恋へと進んでもらいたいし、それでSonar Pocketの原点であるせつないバラードをリリースしようと。

――涙雪という言葉だけでせつないですね。

matty:造語ですけど、タイトルだけで曲のストーリーというか、この言葉だけで失恋ソングなんだって、ラブソングだなっていうのも感じてもらえると。

ko-dai:まあ、いろんな想いがありますよね。涙を流して、その涙が雪になって、その雪がまた降って、その雪が溶けて、そしてまた春が来るような。春が来たらまた新しい恋に進んで。

matty:循環していくわけですよ、人生と一緒で。

――ko-daiさんとモデルの瑛茉ジャスミンさんが恋人同士という設定のMVは短編映画のようでした。

matty:ko-daiが朝から次の日の朝まで、丸一日使って撮影してました。ちょっとだけ現場見せてもらったりもして、僕ら初めてko-daiの演技を目の当たりにしたんですけど、早く完成が観たいと思ってました。

eyeron:完全にko-daiに任せていたし、ko-daiがこだわるものをやってもらえばリアルに感動すると思ってた。

――原案、構成はko-daiさんがされたんですよね。SNSの使い方がとてもリアルでした。

ko-dai:勘違いしてほしかったんです。感情移入してもらうためにも、出て下さった瑛茉ジャスミンさんと僕がホントに付き合ってたんじゃないのっていうくらい感じて欲しかったので、リアルな描写を追求しました。SNOW入れたりね。

matty:僕らも勘違いしてたもんねえ(笑)。

eyeron:最大の敵は仲間っていうからねえ(笑)。

ko-dai:勘違いしてたんだ(笑)。

――女はモデルに、男は歌手になる夢を追いかけ、成功したのは女の方。すれ違いの生活が続き男が待つ側で、最終的に家を飛び出すのも男の方なんですよね。

ko-dai:女性が出てくのはありますし、主人公(男)が歌っているし。

eyeron:主人公の方が悪い奴だと感情移入しづらいし。

matty:今っぽいんじゃないですか、男性が出て行く方が。

ko-dai:まあ、あとは女性の方が成功したので、家賃のことも考えて(笑)。

matty:現実的なね(笑)。

――歌がよりクローズアップされ、レコーディングは大変だったのでは?

ko-dai:僕は割と早めに録れたんですけど、eyeronがこだわって、録り直したいって別の日に。

eyeron:最初のテイクでもよかったんですけど、今年のSonar Pocketは「一生一瞬」「段々男女物語」と出してきて、今回、真骨頂でもある失恋ソングだからこそこだわりたいなっていうのはあって、少しでも気になるんだったら録り直そうと。そこに尽きますね。

――原点に立ち返るからこそ見える景色がありますよね。元いた場所に戻ることで自分たちの成長を感じたり。

matty:そうですね。自分たちSonar Pocketと言ったらラブバラードのイメージで、サウンド的にもピアノの叙情的なサウンド感だったり、それに加えて打ち込みのサウンドもより進化してるんですけど、昔のままではダメなので、メインストリームの音を散りばめてみたりもする。そういった意味では2017年度のSonar Pocketを表す楽曲に仕上がっているかなと思いますね。あと二人の声も、時を重ねて成長するじゃないですか、深みが出てきたりとか。10年前の声を聴くとやっぱ若いなと思いますよ。それもサウンドなんで。声は楽器ですからね。

eyeron:あと気持ちと覚悟は俺らも変わってると思うんで。それがいい風に出てるのかもしれないですね。

――カップリングの「Reload」はツアーのオープニングを飾った曲ですね。未発表曲を最初にもってくるのは勇気がいりますよね。

ko-dai:ツアーが始まって間もない頃、来てくれたファンの方の目が点になってました。

matty:あ、知らない曲だっていう。でも1曲目にやるっていうのを決めてから作ってるんで、登場感はありますね。そこを詰めて進んできたのがよかったのかな。

ko-dai:ツアーのために3人で書こうと話はしていて、mattyとスタジオに入って作ってたんですけど、Reroadというツアーをまわるにあたり、1曲目で新しい僕らを見せていこうって。だからリリース前なんですけど1曲目から勝負していこうよって。

――エフェクトがかかっているので早口言葉がよりシャープですね。

matty:確かに。洋楽みたいなね。

ko-dai:洋楽みたいなね。

matty:言い直された(笑)。

――”一期一会”というフレーズから、波との出会いは一度きりと歌った前作「段々男女物語」、一生は一瞬と伝えた前々作「一生一瞬」とのつながりを感じます。

ko-dai:ツアーは「Reload」で始まり「一生一瞬」で終わったので。だからこれが始まりの合図というか。

――ジャンル的にはソウルとカリプソを合わせたソカですか?

matty:リズム的にはそうですね。それにEDMっぽい今風のサウンド感にアップデイトして。やっぱ1曲目だし、しかもみんなが知らない曲だから、自分たちがより楽しんでよりノレる楽曲じゃないと伝わっていかない部分もあるので。出来上がったのは早かったですよね、これは。

ko-dai:ノリで。

matty:3人で始めた時、1曲目にやったのが「情熱大陸」って曲なんですけど、2人にオケを渡したらメロディと詞をその日にあげてきてくれて、その時の初期衝動が、クオリティは当時と全然違いますけど、入ってるなって。だから「Reload」というタイトルで、しかもツアーの1曲目にやる曲で、スピード感あってできた楽曲っていうのが、すごく意味あるなって。当時とリンクするじゃないですけど、この楽曲を通して温故知新が自分の中で芽生えたのはありますね。

eyeron:まあそれは、リスナーに感じ取ってもらわなくてもいいかもしれないけど。

――ツアーはいかがでしたか? 3人でまわすというのは新鮮でしたか?

ko-dai:いいもんでしたよ。前回はエンターテイメントを意識して作りましたけど、今回はライブっていうものを追求したものなので、毎回表情が違いました。

――9周年を迎えた新潟ではファンからのサプライズも。人文字のハートマークやケーキの登場など、ほんとに知らなかったんですか?

eyeron:驚きましたね。

ko-dai:全然知らなかったですね。

matty:出たらいきなり。

ko-dai:9周年どうする?みんなにポーズとってもらって写真でも撮る?って話をしてて。

matty:でもそんなにやらせてもって。

ko-dai:でも9周年なのになんにもないってのはなくね?みたいに裏ではなってて。

eyeron:知らなかったの俺ら3人だけ。いやホントに驚いた。

――武道館ではmattyさんの誕生日も迎えて。

matty:いやあ、すごく感慨深いです。アーティスト活動やらせてもらってて、なかなかそんなチャンスないじゃないですか、ライブでしかも武道館ですからね。

eyeron:しかもDVDにもなっちゃう。

――来年の2月に発売ですね。

ko-dai:2月には武道館の模様を収録したDVD&ブルーレイが発売されるんですけど、ツアーの裏側も密着してたりして、どんな思いでまわってたかっていうのが感じとれると思います。翌月には映画「honey」で主題歌「108〜永遠〜」というあたたかいラブソングもお届けできますね。

――108と書いて“とわ”と呼ぶんですね。

ko-dai:108本のバラは結婚して下さいという意味があって、それが永遠に続くようにという想いを込めました。結婚式とかに使って頂けるようなSonar Pocket王道のバラードです。

――9月には10周年を迎え、秋にはツアーもありますね。

ko-dai:10周年を迎えてまわるツアーなので、10年の軌跡なんかを見せられたないいなって思ってます。

――以前7周年の時に7つのチャレンジをされていましたが、10周年でもそんな企画があるんでしょうか。

ko-dai:そうですね、それぞれで話し合ってはいるんですけど。そうですね、機会があればお芝居も。

――ko-daiさんは月9に出ても不思議ではないです。

matty:ねえ。

ko-dai:僕は不思議なんですけど(笑)。

二人:(大笑)

eyeron:でも2018年いろんな所でSonar Pocketの名前を聞いたり、それぞれでも活動していくと思うので、自分たちも楽しみです。

――ちなみに2017年はどんな1年でしたか?

ko-dai:今年は種を蒔く1年だと思っていて、Sonar Pocketとして10周年というものが見えてきた時に、10周年でたくさんの花を咲かせられるように、全国各地で笑顔の種を植えに行った感じです。2018年は笑顔の花をしっかりと咲かせていきたいなと思ってます。

eyeron:充実した1年でしたよ。楽曲も色の違う3曲を出せたし、いろんなこと乗り越えたからできることだし。

――eyeronさんといえばランナーでもあり、先日の大阪マラソンでまた記録を更新しましたね。もはやミュージシャン最速ランナー。忙しいなかすごいです。

eyeron:1日1時間練習すればできます。

ko-dai:1日1時間練習すればできます!(笑)

eyeron:監督!(笑)。

――いや、なかなかできませんよ。なにせフルマラソンのタイム2時間43分なんですから。

matty:彼はできるんですよ。

eyeron:生まれもってのクセなんです。

matty:まだ助走だよね。まだ伸びしろあるし、来年は違う国のオリンピック代表選手になって、東京オリンピックに向けて挑戦するとか。

――夢が膨らみますね。

eyeron:俺の理想としてはko-daiが月9に選ばれて主題歌もSonar Pocketが歌い、俺がオリンピックいってキー局のオリンピックのテーマソングをSonar Pocketがとるみたいな。それでmattyは世界中の動物を愛する。

matty:(大笑)

matty:ゴールデン(レトリバー)と猫を飼ってるんですよ。

eyeron:それぞれが活躍できればね。それこそmattyは絵を描いてるし。

matty:メンバーの絵を描いたり、1日1枚描いてますね。

eyeron:個展とかね。

matty:そういうのができたらいいですね。それぞれの活動の幅がグループ活動と並行して広がればいいなと。

eyeron:最後の出口が歌であればいいなと思っているので。そもそも今の時代、そこにしっかりしたものがないと人は響かないと思っていて、ko-daiも2年間みっちり俳優の勉強をしてやっとMVに出演したじゃないですか、道筋としてそこにドラマとストーリーとしっかりした努力がないとそこにはいけないし、自分もそういう活動をして、Sonar Pocket全体でそういうのを見せていければ、より多くの人に応援してもらえるグループになるんじゃないかと。

matty:チャンネル合わせるきっかけは歌じゃなくても他でもできたりするから、そこから歌聴いていいじゃないって、そういうケースは多いですよね。自分たちがやりたいことと、第三者から言われて意外とそれが合うっていうこともあるので、来年はそういうのを怖れずやっていける年にもなればいいですね。

eyeron:じゃあ最後の締めをちょっと(ko-daにふる)。

ko-dai:2018年、9月3日で10周年を迎えます、地元名古屋を代表するアーティストになれるようにこれからもがんばっていきますので、皆さんSonar Pocket応援よろしくお願いいたします。


インタビュー・文/深見恵美子

27th Single 「涙雪」 Now on sale


Sonar Pocket Official Site http://www.sonapoke.jp/


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