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1stプチアルバム「プチタウン」を発売した男女混合5人組バンド、フレンズにインタビュー!「MERRY ROCK PARADE 2017」に初登場!

2017/12/13 16:00

「楽しく続けるのが一番。まだ2年しかやっていないからこそ、この先もっとすごいものが生まれる」


11月22日(水)に1stプチアルバム「プチタウン」を発売した、フレンズ。初の全国流通盤「ベビー誕生!」から約7ヵ月のリリースとなった今作は、しっとりと聴かせるバラード曲からワイワイとはしゃぐアッパーな曲まで全6曲が揃った。バリエーション溢れる曲を表情豊かに作り上げるフレンズの魅力が、余すことなく詰め込まれた一枚だ。今回はおかもとえみ(Vocal)、ひろせひろせ(Keyboard)、長島涼平(Bass)の3人に、今作に至る制作過程を中心に話を聞いた。


「みんなそれぞれの立ち位置が分かってきた」


――今作はどのような作品になったと感じていますか?

ひろせ:最初は、前作「ベビー誕生!」からワンマンツアーや夏フェスなどたくさんライブをする中で、フレンズって何ができるのかなということを考えて、アルバムを一枚作ろうと思っていました。でも進めていくうちに、意識してたこととは全く違うことになっていったんですよね。

――作る過程の中で、もう一度フレンズを改めて見直したのでしょうか?

ひろせ:そういうことも考えてはいたんですけど、振り返るとあまり考えてなかったなと思います。例えば、ライブでこういう曲があった方がいいなとか、涼平さんがこんなフレーズを弾いたらかっこいいから、こういう曲作ろうって考えて作っているつもりだったんですけど、曲を作ってたら途中から楽しくなってきちゃったんです。そうやってできた曲をえみそん(おかもとえみ)に聴いてもらったら、“この曲いいじゃん、入れよう!”って反応が良かったりすると、さらに楽しくなって。最初考えてたことを意識することなく、ただ楽しくて夢中になっちゃったんですよね。でも「NIGHT TOWN」のデモをえみそんに投げた時に、“私はこの曲をリードにしたいって思ってるんだけど”って、ぱっと普通に言ってくれたんです。俺は楽しくて作ってたからそのイメージは持ってなかったけど、そうやって言ってくれる曲が作れたということは、結果的にフレンズとしての一枚が出来上がったと思います。

おかもと:もともとフレンズって色がありそうでないもので、だから神泉系なんです。でもライブを通して曲を作って、ふわっとしてた色がだんだん濃くなってきたのが見えるアルバムになっていると、完成してから思いましたね。作ってる最中はただ楽しくて作ってるだけでしたけど、出来上がって色がつくんだなって。「NIGHT TOWN」の落ち着いた大人なラブソングや、「夏のSAYにしてゴメンネ?」みたいなアッパーな曲、「パーティーしよう!」のようにはしゃぐ曲だったり、一曲ずつそれぞれ赤・青・緑・黄色というように、フレンズにもともとあった色が濃くなったように感じています。

長島:相手にする人たちの人数が今までと変わってきたから、バンドの意識的な部分は相当変わったんだろうなって思うんですけど、“今のフレンズに必要な曲は何か”とは意識して制作してきたわけじゃないんですよね。フレンズにとってフェスに出たりした経験は大きかったし、その中でできた曲もあります。でも、僕は自分が弾きたいようにベースを弾いたし、たぶんみんなもそうだと思っています。

――それぞれ楽しくやった結果が、この一枚になったんですね。

ひろせ:そうですね。“こういうものを作りたい”という衝動はあったんですけど、それとは別にやりたいことやってたらできちゃったんです。だけど楽しいって作りながら、“これが入った方がいいものになるんじゃない?”っていう共通項が、ちゃんとみんなの中にはありました。フレンズとしてりやりたいことが、ちょっとずつ見えてきたんですよね。えみそんがよく言ってくれてるんですけど、みんなそれぞれの立ち位置が分かってきた。バンドとしてはまだまだなんですけど、フレンズのメンバーとして求められていることが少しずつ見えてきた状態での制作だったのかなと思いますね。

――共通項が増えてきたことで、バンド間のコミュニケーションも変わってきましたか?

ひろせ:制作に関しては、みんなに任せてるんですよ。もちろんデモで自分が弾いてはいますけど、そこからどうするかは全部投げてて。制作を進めていけばいくほどより一層、みんなの理解度が速かったですね。正直、当日構成を確認してレコーディングしちゃった曲もあるんです。それでも100パーセントでいいものがいつもみんなから返ってくるので、作曲者として俺は安心して任せています。

――デモを聴いた時にひろせさんの思い描く曲の全体像が、瞬時に分かるんですね。

おかもと:考えなくても分かるようになってきましたね。聴き直したことは、一回もない。私はひろせと同い年だから、例えばバラードが欲しくて「咲かないで」を作った時も、自分たちが今まで聴いてきたアルバムの中にこんな曲が絶対入ってたなって感じたりもしました。バックボーンが一緒だからこそ、理解できることが多いと思います。

長島:ベースも感覚で分かりますね。でも分かってる方に寄せる時もあるし、自分が持ってるものでやる時もあります。


「フレンズはポップアイコンになりたい」


――今作もですが、フレンズの曲は90年代のJ-POPが基礎にあるんだと感じました。

ひろせ:僕が中学校三年生の頃まで、90年代から2005年くらいまでのJ-POPの影響を明らかに受けてるとは思います。ただ結構そういうことを言われるので、逆に“そんなに出てるのかな?”って考えますけど、身を削るとどうしても90年代が出てきちゃうんでしょうね。あと、カラオケでみんな何を歌うのかを俺は考えてたりもしてて。洋楽も超いいし、今の流行ってる音楽も超最高です。トレンドの音楽は絶対追いかけなくちゃいけないものだと思うんですけど、フレンズはポップアイコンになりたいからカラオケへの意識はありますね。

――カラオケで歌う曲はみんなが一緒になって口ずさむ曲、つまり誰もが知っている曲ですよね。

ひろせ:今流行ってるものも、カラオケでゲットできると思っていて。全然僕が知らないのもあるんですけど、例えばBIGBANGが世の中で流行っている時に、最初に聴いたのはカラオケだったんですよ。あと映画「アナと雪の女王」の「とびら開けて」も友達がカラオケで歌ってて、「Let It Go」だけじゃないって知りました。みんなで曲を選んでる時に星野源さんの「恋」が流れてきた時はびっくりしましたね。まだ流行ってるし、まだカラオケではど真ん中走ってるんだって。そんな風に意外とカラオケにヒントが転がってると思ってます。

――歌詞はおかもとさんが書いていますが、どのように書き進めていくんですか?

おかもと:曲を聴いて、ひろせの仮歌から感じるテンションで書いたものがほとんどですね。あとは「原宿午後6時」のように“タンポポみたいな感じで”とひろせから言われて、自分で消化して書く時もあります。

ひろせ:メロディに対して歌詞をつける時に、一音を提示したら二文字入れる人と一文字入れる人に別れるんですよ。文字数で譜割が変わっちゃう時があるんです。でも、えみそんが書く歌詞はそんなことが絶対なくて、俺が作ったメロディーに確実にはまる歌詞を書いてくれる。このメロディーがいいと思って作ってるから、曲を書く側としてはメロディーを活かすいい歌詞を書いてくれることが嬉しいです。

――歌詞とメロディーがしっかり合わさっていますよね。そこは意識して書いてるんですか?

おかもと:デモの段階でひろせが“ナ”や“ワ”でメロディーを歌っていたら、ア段で終わるように考えたりします。あとは“〇〇だよ”って入ってる時はそのまま使ったりとか。基本はいいメロディーなので、パズルのようにはめていくようにしてますね。

――おかもとさんの書く歌詞は、簡単な言葉を選んでいる印象も受けました。

おかもと:難しい言葉で歌う音楽も好きなんですけど、簡単な言葉で書くようにしています。例えば「NIGHT TOWN」の“会いたいな”にはいろんな“会いたい”があって、辛い時の“会いたいな”もあれば、楽しい時の“会いたいな”もある。薄っぺらいって思われることも多々あるんですけど、自分の解釈で想像してもらえたらなって。J-POPも最近は“LINEが既読にならない”みたいに具体的な歌詞が多いと思います。でも、昔のJ-POPを聴くと場所とかある程度は特定されても、感情の部分は多様性があって聴く側に任されてるってすごい感じるんですよね。それも、90年代が勝手に染み付いてきた結果かもしれないです。


「裏声でも低くてかすれていても、どんな声でもいいんだなって思うようになった」


――曲のそれぞれにおいて、おかもとさんの歌声が表情豊かですよね。

ひろせ:曲のキーはちょっと気にして作っていて、えみそんが歌ったことがないラインで歌った時にえみそん的にどういう歌い方になるのかなとは、いつも考えて作ってるんです。リスナーが“歌が上手なのはもういいから”ってなっちゃうところのラインをいってしまうとダメだと思っていて。歌が上手いことはすごいことだけど、歌が上手い人だからこそ入ってくるワードや入ってこないワードもあるから、上手いことがすべてじゃない。俺はメロディーのキーが低いところや高いところで、その人のいいところが出ると思うんで、そこを狙って作ったりしますね。無意識に作ってるようで、実は意識して作ってます。えみそんからしたら、ちょっと高いキーなのかな?でもそこが、えみそんの必殺ポイントなんじゃないかなって思いますね。

おかもと:最初、家で高いなって思うんですけど、フレンズ組んでどんな声でもいいんだなって思うようになりました。裏声が途中で入ってても、低くてかすれて出てなくても、何でもいいんだなって。だから歌いにくいものはないですね。とりあえず思ったように歌っているので、楽しいです。今回は歌詞に寄り添って歌うことができたなって、自分では感じています。

――長島さんは、歌の持つ魅力を引き出そうとして弾くという意識はしているのでしょうか?

長島:バラードとか多少気にしますけど、あんまり僕はそういうことを気にしたことがなくて。それすらもまだ手探りでやってるんですよね。ずっとロックバンドをやってきたから、フレンズでベースを弾くことはジャンル的に寄り添えば正解かというと、そうでもないようにも思えてて。えみそんの歌やひろせのラップは武器だと考えた時に、自分の今までのルーツは出ちゃうけど、のせるリズムやベースを入れる場所とかは一応考えてやってます。どんどんもっとさらに良くなる気だけしかしてないんですよ。今の時点でめちゃくちゃいいアルバムができてますけど、枚数を重ねるごとにもっと良くなっていくと思います。

――良くなっていったその先の目標はありますか?

長島:ライブでの明確な目標がある程度あったとしても、音源での目標って口に出したら数字になっちゃいそうですよね。だからそうじゃなくて、その都度出す作品って完成させた時のベスト盤って考えてるんで、その先はそのベストよりもバンドがさらにもっといいものになっていくと思うんです。今の段階で僕らができるベストがこれであって、これが僕らも最高だと思って作ってるから納得はしてる。フレンズはまだ2年しかやっていないからこそ、この先もっとすごいものが生まれると思っています。

おかもと:あとは楽しく。根詰めて作るよりかは楽しいなってラフな感じで音源を作り続けるのが、自分たちにとっても、聴く人にとっても一番いいなって思うんですよね。


「メリーロック・ラブ!」


――「MERRY ROCK PARADE 2017」は初出演となります。

長島:フレンズが好きな人から初めて僕らを見る人まで集まってくれた人みんなが、同じ熱量で楽しめるようなライブが出来たらと思っています。あんまり構えずに友達に会いに行くような軽いノリで見に来てくれたら絶対損はさせないんで、とにかく来て欲しいです。

――クリスマスイブに出られるので、ひろせさんが「原宿午後6時」での恋のキューピッドのような活躍をしてしまうのではと思ったりもしています。

おかもと:本当だ! メリーロック・ラブ! ひろせが愛を伝えてくれるよね、この日は。

長島:狙ってる人いるんじゃない?

ひろせ:メリーロック・ラブ……そうですね、サンタさんになれたら(笑)。この日は頑張ります。

長島:もしかして僕らにもプレゼントもらえるとか?

おかもと:ダメだよ、うちらからプレゼントはあげるんだよ。期待しちゃダメだよ(笑)

長島:そっか。すみません。すぐそういうの、もらいたくなるんで(笑)


インタビュー・文/笠原幸乃

1stプチアルバム 「プチタウン」 Now on sale


フレンズ Official Site  http://friends-jpn.com/

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