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メンバー全員がメインヴォーカル。5人組ユニットUNIONEの5thシングル「ロンディ」は渾身のバラード。YUUKIとSAMにインタビュー!

2017/11/11 13:00

メンバー全員がメインヴォーカル。圧倒的歌唱力がYouTubeカバー動画で話題となり、2016年にメジャーデビューしたUNIONE(ユニオネ)。メンバーは大阪出身で韓国人のJIN、フィリピン出身のSAM、静岡県出身のISSY、YUUKI、YUTA。国境を越え、なるべくしてまさに団結(UNION)し、ひとつ(ONE)になった。10月25日にリリースした5thシングル「ロンディ」では、今までの弾けたイメージを一新し、歌声をじっくり届ける渾身のバラード。YUUKIとSAMがオフショットで見せるふざけた一面とはまた違う表情で、歌にかける想いを語ってくれた。



――デビューして1年以上経ちますが、何か変化はありますか?

SAM:あんまり実感はないんですけど、自分たちの夢であった歌手という職業につけたことには日々幸せを感じています。

――SAMさんはフィリピン出身ですが、日本語お上手ですね。

SAM:小学2年生から勉強しました。

YUUKI:ペッラペッラ。

SAM:逆に英語があまり喋れなくなってきちゃったんですけど。

――早くも5枚目のシングルリリースとなり、今回は初のバラード。「ロンディ」というタイトルはロング・ディスタンス・ラヴという韓国語のスラングとか。

YUUKI:韓国では遠距離恋愛っていう意味でそのまま使うらしいですよ。

SAM:言葉はJIN君が提案したと思います。僕たちバラードが好きで、選りすぐりのバラードを歌いたいっていうのがあったので気合いが入りました。

――イントロの囁きからせつなくさせられます。歌うのは難しかったのでは?

YUUKI:難しいですね。でもやっとシングルの表題曲としてバラード歌えるって。これまでアップチューンな曲でやんちゃ感をたくさん見せてきたので、5枚目まで引っ張ってバラードを出すとギャップを楽しめるんじゃないかなって思います。

――ミックス&マスタリングにはKaty Perryも手がける世界的エンジニアMiles Walkerが起用され豪華ですね。プロデューサーから何かいわれたことなどは?

SAM:僕たちはパートが一人ずつあるので、その歌詞をどう歌で表現するかっていうところですね。そこを重点的に意識して歌うし、思い入れがあります。

――自身の恋愛をだぶらせたりは?

YUUKI:もちろん自分も24ですし、僕だったらこう思うだろうなって共感できる部分もあるんで、聴く人も重なる部分が多いんじゃないかなと思います、遠距離恋愛をしていない人にも。

SAM:自分が経験したことのない歌詞を歌う時は、映画だったり本だったり友達の恋愛だったりを含め、すべて自分の記憶の中にある恋愛のエピソードを全部掘り出し、照らし合わせてレコーディングする感じです。

――レコーディングはスムーズでしたか?

YUUKI:わりとスムーズでしたよね。

SAM:そうですね、意外と。もう少し苦戦するかなと思ってたんですけど、UNIONEみんな恋愛経験豊富なのか(笑)、すごく早めにOKを頂きました。

――MVも今までのやんちゃなイメージと違いますね。

YUUKI:そうですね、180度違います。

――韓国で撮影されたんですよね。

SAM:海外でのMV撮影も初めてなら、演技をするのも初めてで、今回は記憶に助けてもらいながら挑んだ感じです。演技は自然にできた感じはします。

――演出はどのように。

YUUKI:監督さんからここを歩いてっていう指示はあって、だいたいのシナリオはあるんですけど、この場所でこういう表情をって言われるだけで、あとは自分たちのフリーでした。たとえば壁にもたれかかるとか、感情を出して歌うとか、それとも素朴に歌うかとか、全部自分たちで決めて演技をしました。

――それぞれの解釈でセルフプロデュースしていたワケですね。

はい。(二人頷く)

YUUKI:5人それぞれ違う表現をしているので、個々のシーンが生かされてる気がします。

SAM:自分の曲なのに自分の曲じゃない気もします。ひとりひとり自分のパートを最大限に表現してるので、YUUKIだったらYUUKIの恋愛観が観られるし、僕だったら僕の、5人分の楽しみ方ができるんじゃないかと思います。

YUUKI:5人分の遠距離恋愛を一つにしましたみたいな。

SAM:そうそうそう。

YUUKI:SAMちゃんが電話ボックスで撮影してること僕、知らなかったですもん。シーンを別々で撮ってたので、あとから観て、ああ、こういう手があったかと。それやれば遠距離恋愛してる感じがするし。

SAM:2日にわけてMV撮ったんですけど、1日目に電話ボックスあるのを知って、2日目に挑戦したんです。

――オフショットまでチェックさせて頂きましたよ。

(二人爆笑)

YUUKI:ヤバイ! 今こんなカッコつけて喋ってるのが恥ずかしくなっちゃう。今までのシングルは究極言うとオフショットの延長みたいな感じだったんですけど、だから今回はいい意味でピリピリした感じの現場でした。監督さんは一緒なんですけど。

SAM:みんな気合いが違った。もちろん今までもそうですけど、今回はドラマ仕立てで、ちゃんと表現しないと成り立たないものだったので。

――カップリングの「S.L.Y」はスライと読んで”ずるい”という意味の方で受け止めてたんですけど、”still love you”の略なんですね。

YUUKI:はい、読み方はエスエルワイです。メロディがとてもキレイで入っていきやすい曲だと思います。唯一この曲は〜”愛してる”の代わりに”Say Good Bye”〜のフレーズをユニゾンって言って5人で歌ってるんですよ。そこが一番のミソで、歌詞も愛してるのにバイバイって…。

SAM:「ロンディ」とはまったく正反対のバラードで、「ロンディ」は感情が攻撃的なのに対して、「S.L.Y」は消極的なんです。壊れそうな恋愛を、大事にあたためてる感じ。

――同じバラードでも手触りが違う。

YUUKI:だからこそ「ロンディ」聴いた後に「S.L.Y」聴いて、恋愛が楽しくなる。

SAM:2曲目に置いたのはそこにあるんです。

YUUKI:今までのUNIONEにありそうでない。コーラスもシンプルにいったわけではなく、ずらしながら洋楽チックに聴こえるようにしたので、またそこもね。

SAM:聴きどころですね。

YUUKI:難しかったよね。

SAM:こっちの方が時間かかりました。5人それぞれ違う声を持っているので、それを生かせるのがバラードなのかなって思いますね。

――3曲目は流れを変えて「Hello,Brand-New World」。英語の歌詞を織りまぜた目覚めのようなナンバー。

SAM:UNIONE自体が歌で人々を幸せにしたり、元気づけたりすることを目標にしているので、そういった意味で一番この曲が応援歌みたいで、1曲入れたいなっていう気持ちがすごくありました。

YUUKI:あとはリリックの面で英語が多いので、SAMちゃんとJIN君が洋楽っぽさを演出してくれていて。こういう曲も歌えんだぜってちょっと違う角度から攻めてる曲ですね。

SAM:英語と日本語が半分半分なので、UNIONEっぽいし、自己紹介的な曲ですね。

――そして最後はバラードでしめくくる。「アイノコトバ」はまた見える景色が違いますね。

YUUKI:この曲は女性目線の曲なので。

SAM:1曲目と2曲目は男性の恋愛観だったんですけど、4曲目の「アイノコトバ」は女性の恋愛観を歌ってる。僕たちがデビュー前から歌ってきた曲でもあって。

YUUKI:比較的最初からあったオリジナル曲なんですよね。

SAM:いつリリースするかわからない状態で歌ってきて、5枚目にしてやっと。

――そもそもどこのパートを歌うっていうのは誰が決めるんですか?

SAM:音楽プロデューサーさんが最終的には決めるんですけど、1曲を1人で歌って、それを元に選抜式で選ばれる感じです。

――最上の適材適所として振り分けられるという。

YUUKI:オーディションみたいです。だからメンバー同士、ピリピリしてる時もあります。ここ上手く歌われちゃったよ、欲しかったのに、みたいな(笑)。

――総選挙みたい。

二人:そうです、そうです。

YUUKI:で、最終的にね、振り分けられた1曲が送られてくるんですよ。ガクガクしながらイヤホンで聴いて、自分はどこにいるんだっていう。

――でもきっとどのパートを受け持っても完成度は高いんでしょうね。なにせYouTubeチャンネルの動画の累計再生回数1000万回以上の実力の持ち主なんですから。

SAM:ほんとに有り難いことに。僕たちがずっと好きで歌ってきた曲ばかりですね。デビューする前は路上ライブとかやってたので、その時に歌っていたカバー曲をYouTubeにあげたらどうなんだっていうところから始まったんですけど、いろんな人に聴いてもらえることはすごく嬉しいことですね。

――ちなみに一番反響があったのは?

二人:BIGBANGの「声を聴かせて」かな。

YUUKI:この曲をアップしたら、1週間くらいツイッターの通知が止まりませんでした。これを今どきの言葉で言うと、バズッたっていう。

SAM:最初はちょっと戸惑いましたけど。

YUUKI:カバーって本家のファンに叩かれやすいじゃないですか。でもオリジナリティを出しつつできたので、自信にはなりました。5人でバランスよくできてんだっていう。

――名古屋では今年5月のライブで生歌を披露してくれていますが、手応えは?

SAM:当時は正直、お客さん来てくるかなって心配してたんですけど、いざ本番を迎えたらライブハウスがいっぱいになってたので安心しました。名古屋でイベントを重ねていくうちに、徐々にファンの層が広がってる感じはするので、すごく有り難いなって思ってます。

――この3日間のリリースイベントでも名古屋のファンは熱かったですか?

SAM:最後の日は台風ど真ん中だったんで、大丈夫かなって思ってたんですけど、ほんとにいっぱい来て下さって。電車止まっちゃったよって子もいて。

YUUKI:いろんな箇所で歌えるのが有り難いし、そこまでして僕たちの歌を聴きに来てくれたんだと思うと嬉しかったですね。

SAM:僕たちがファンの子たちにパワー与えないといけないのに、逆にパワーをもらってるなって。

――地元、静岡でのライブも多いですね。

YUUKI:静岡はデビュー前からやっていて、メジャーデビューしますって発表も静岡でしたし、3人静岡県民がいると応援してくれる人も幅が広くて、高校生くらいから僕たちを子供や孫みたいに思ってくれる世代まで。東京が拠点ですけど、いい意味で第2のホームですね。

SAM:昔は東京、静岡が多かったですけど、今は名古屋、大阪もバランスよく行ってる気がします。

――10/25にはファンクラブも開設されました。

SAM:ファンの子たちは興奮してくれてる感じで。

YUUKI:ありがとうって言ってくれて、こっちがありがとうなのに。

SAM:1年以上なかったので。

YUUKI:ここでまた結束力が高まりました。

――ファンクラブ限定のX'masイベントもありますね。

YUUKI:クリスマスといえばプレゼントなので、歌のプレゼントができたらいいなって。

SAM:あんまり歌ってこなかった曲もあるので、そういった曲も届けられたらいいですね。

――その前に2周年のワンマンライブもありますね。1周年の時とは違う一面を見せられそうですか?

YUUKI:自信があります。カラオケ音源ではなく生バンドが入るので、サウンドのクオリティが全然違います。やりたい音楽に近づけられる。

SAM:昔はバンドの人たちにリードしてもらいながら歌ってた感じなんですけど、今度はバンドの人たちと融合した状態で、ワンステージ上をいくUNIONEを見せられるんじゃないかと思っています。

YUUKI:ダンスグループがこんなにも流行ってる時代で、全員歌だけで勝負するっていうのは新しいし挑戦だと思ってるので、ヴォーカルグループといったらUNIONEと言われるくらいになりたいし、歌がそれだけの力持ってると信じてるので突き進むだけです。

――時にはソロで歌ったりも。

SAM:まだやってませんね。

YUUKI:いつか、夢ですね。それができる5人組なので。

SAM:みんながメインヴォーカルって言えるのは、個々に声も違うし、それぞれの声の魅力があるから言えることだと思うので、そこを最大限に生かし表現できれば、メインヴォーカルってグループがどんどん広がっていくんじゃないかな。

――名古屋は「名古屋モーターショー」にて11/26東海ラジオ「UNIONEのいい男になりたぁぁぁい!」の公開収録がありますね。ここで生歌も聴けるんでしょうか。

SAM:もちろん。番組でもけっこう歌ったりもして、ちゃんと歌う時は歌うっていう番組にしたいなと思っているので。

YUUKI:番組は自由に、UNIONEらしさを出しまくってる。

SAM:オフショットのような感じです。

YUUKI:逆にそれしか聴いてないリスナーの方が来てくれたら、あ、こいつら歌えるじゃんって思わせたいですね。ラジオでふざけてるだけじゃないんだぞっていう。

YUUKI:最初は番組タイトルなんだコレって思ってましたけど、今はめっちゃ気に入ってるよね。

SAM:まだ全然いい男になれてないですけど、がんばります。

――最後に今後の意気込みを!

SAM:踊らないグループなので、むしろ踊らないことを大切にしてるグループというか。歌を一番に考えてるグループなので、踊らないの?って言われたりするんですけど、歌の力だけで音楽を伝えられる、歌の力だけで人を幸せにするグループを目指して今後活動していきたいし、認知されたいです。


インタビュー・文/深見恵美子


5th Single 「ロンディ」 Now on sale


UNIONE Official Site http://unioneweb.com/

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