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「『LA PA PARADISE』の制作で感じた、やっぱ音楽って最高だな〜!っていうあの多幸感を10/27のライブで名古屋のみんなと共有したい!」 BRADIOのVo.真行寺貴秋にインタビュー

2017/10/20 15:00

「『LA PA PARADISE』の制作で感じた、

やっぱ音楽って最高だな〜!っていうあの多幸感を

10/27のライブで名古屋のみんなと共有したい!」


 10/11、シングル「LA PA PARADISE」でメジャーデビューした今世紀最強のファンクモンスター、BRADIO。ファルセットヴォイスが印象的なこの曲は、サザンをはじめとした名だたるミュージシャンのプロデュースを手がける藤井丈史氏とともに完成させた渾身作だ。真行寺貴秋(Vo)、大山聡一(G)、酒井亮輔(B)、田邊有希(Dr)の4人から放たれるこだわりのサウンドに身をまかせていると、意識が宇宙に飛び、自然と腰が揺れ、笑みがあふれ、言葉では表現できないほどのしあわせ感に包まれる。

 10/27のZepp Nagoyaでのライブでは、さらに洗練された演奏力と粋なもてなしで、BRADIOに惚れなおすひとときになりそうだ。

 音楽への想いがあふれだして止まらないアフロヘアのシンガー、真行寺貴秋にインタビュー。


――メジャーデビューをされた今のお気持ちを聞かせてください

今までインディーズシーンでやってきて、「あれ?メジャーじゃなかったの?」「ずっとメジャーだと思ってた」って言われることがけっこう多かったので、ポジティブに待ち望まれてたことは感じていました。応援してくれたみんなに対してひとつ成し遂げられた気がするし、みんなのおかげでここまでこられてありがとうの気持ちでいっぱいです。

――かっこいいPVや注目度、ライブの動員数の多さ、さらにテレビアニメなどに曲を提供していらっしゃったりと、これまでもメジャー感はありました

具体的にメジャーってなんなんだって言われると、流通がなんだとかいろいろとむずかしい問題になってくるのであれなんですけど(笑)、僕ら的にメジャーは目標ではありましたけど、劇的に環境が変わる感じもなくて。インディーズのときからずっと一緒にやってきた、やりたいことを全力でやれるチームはそのままに、新しい仲間が入った、仲間が増えたっていう感じですね。

――曲作りもこれまでと同じ環境で?

まずメンバー4人が「これだ!これでいこう!」ってならないと僕らはなかなか動かないんです。「LA PA PARADISE」もこれまで通り僕らの強固なこだわりが出せました。プロデューサーに入っていただいたことで、いつもとはちがう制作スタイルにはなりましたけど。

――プロデューサー・藤井丈史さんの存在は刺激になりましたか

藤井さん“様様”でした(笑)。「こういうのどう? じゃあ、あとはよろしく」みたいなラフな感じだったり、諭すというよりは何気ない会話からアイデアを見つけていくやりかたで、すぐに気を許せる仲になりました。最初にお会いしたときにすでにBRADIOを深く理解してくださっていて、熱を持っていただいていたのも大きかったと思います。「LA PA PARADISE」が完成してから「なんか、すごく俺らになかったものを引き出してもらえたよね」みたいな会話がメンバー4人の中であったぐらい、バンドとして今までやらなかったこと、やろうと思っていたけど躊躇してたことに背中を押していただけて、ひとつ進化できたかなって。藤井さんはソウルミュージックに詳しくて、僕もレコード掘ったりとか好きなので、話が合ったし、個人的にも刺激になりました。

――ラフなやりかたが逆にプレッシャーになったりは……

プレッシャーはなかったですね。僕たちのほんとうにやりたいことを見ながら軌道修正ぐらいの、一箇所テコ入れるぐらいの感じで、今のBRADIOとすごくフィットしたやりかたで、すごくやりやすかったです。

――作曲のクレジットがBRADIOになっていますが、どのような過程で曲が生まれるのでしょう

「LA PA PARADISE」に関しては、もともとぜんぜんちがう形の曲だったんです。ひとつ前のアルバムを制作しているときにできた曲で、ギターの聡一の基盤があって僕がメロディーをのせていったんですけど、何パターンかメロディーをのせて、そのまま寝かせていたというか、なかなか表に出ることはありませんでした。で、「LA PA PARADISE」の制作をスタートする時期に取材でアース・ウィンド&ファイアーのライブを僕とベースの亮輔で観に行く機会があって、アースは僕も大好きですし、すごく楽しいんだろうなっていうイメージで行ったんですけど、僕も亮輔もライブでいちばん印象に残ったのは、楽しんでいるお客さんの光景でした。音楽ってこんなにも人を楽しくさせるんだなあ!って。

――わあ!

つらいこと、悲しいこと……いろいろな思いを持っているであろう人たちが、この瞬間手をたたいている、この瞬間からだを揺らしているあの光景って、音楽ってなんかすごいなあって。その感動をメンバーに伝えたくて、でも言葉では伝えづらかったから、車を走らせてみんなでそのあとの静岡公演に行きました。みんなにも同じような気持ちが芽生えてからの「LA PA PARADISE」の制作で、「もう少しシンプルなビートで、グルーヴ感があったほうがお客さんがのれるんじゃないか」とか、いろいろ話しながら形を変えていったんです。

――アースのライブは年齢層も幅広そう

いろいろな層のかたがいらっしゃっていたので、それでひとつになるって、わかっちゃいるけどやっぱすごいなっていうか、音楽ってほんとうに人を豊かにするなっていうあの感じがどーんと胸に、メンバーみんなにきたので、すごくいい状態で制作に入れたっていうか。

――メンバーそれぞれこだわりを持つ職人肌で、プレイもうまいしイケメンだしで、素晴らしいですね

いやあもう楽器隊は自慢のメンバーですね。自分たちのこれまでの曲を一度聴き返してみようみたいな流れがあって、同じ曲なのに昔は得られなかった感覚だったり、もっとこうしたほうが良かったのかなっていうそれぞれの進化や反省がプレイにかなり反映されているのではないか……って、はたから見ていて感じました。「LA PA PARADISE」の制作のときも、みんなそれぞれに強いこだわりがあって、そのこだわりは頑固ではなくて強固なものに落とし込めてて。

――頑固ではなく強固

はい。彼らがいちばんすごいなと思うのは、楽器を演奏する人たちなんですけど、「最終的には歌が」っていう気持ちのある人たちなんですよ。僕はそれ、けっこうむずかしいことなんじゃないかと思ってて、やっぱり自分のパートが好きだし、ミックスのときでも例えばギター・ソロを弾いたときはボリューム上げたいみたいな、ベースもっと音量上げたいとかなると思うんですけど、トータルバランスを大切にするメンバーなので、「やっぱり最終的には歌の下に俺たちがいるんだよ」っていうマインドがあるんです。

――話しは変わりますが、名古屋のファンの印象を教えてください

巻き込めばしっかりついてきてくれるというか、BRADIOの存在をすげえ待っててくれている印象を受けますね。何回もライブをやらせていただいてて、つついたら破裂してくれるイメージが最初からあって、「BRADIOってフィットする!もっとつついてくれ!」って言ってくれているのかなって。「音楽って最高だよね!」っていうのを先陣切って言いたくなるような土地です。あと、インストアイベントでは、僕たち、アコースティック形態というか、ミニマムな感じのライブをずっと続けていて、それの初披露が名古屋のアスナル金山でした。3〜4年前だったかな。

――10/27、メジャーデビュー後初の名古屋ライブはどんな感じに?

ツアーごとに毎回新たな試み、新たなセクションみたいなものを増やしてきたんですけど、今回もアイデアはいっぱいあって、コンセプトに合わせて盛り込んでいくのはもちろん、「LA PA PARADISE」の制作で感じた、アースのライブを観たときに感じた、「やっぱ音楽ってすごいな〜!最高だな〜!」っていうあの多幸感をみんなで共有したいですね。それが僕たちがバンドをやっている、音楽をやっている意味なんだと感じています。そのために、1曲1曲を見直して、1曲1曲に意味を持たせて演奏したらどうなるのか、僕たちが設定したテーマをお客さんが感じてくれたら、伝わったっていうことかもしれないとか、みんなで考えています。今までライブを大きく見ていたんですけど、今回、すごく細かく見る作業ができる時間があったので、みんなに想いが伝わって共有できたらいいな。

――曲順もかなり考えて……

こだわりのあるバンドなんで曲順はいつも迷うんですけど、今回はぱっと決まりました。そこから曲に対する1個1個のテーマにかなり時間がかかっています。

――いつもの曲だけど、いつもとはちがうものを感じさせてくれるライブになりそう

ぜひ感じてもらいたいし、感じさせたいっていうのが裏テーマじゃないですけど、僕らの中にありますね。

――では最後に名古屋のみなさんにメッセージをお願いします

BRADIOっていう存在が名古屋のみんなを引き連れていろいろなシーンに行けたらいいなと思ってて、そのひとつが今回のメジャーデビューなのかなと感じています。BRADIOとしても、個人としても、「音楽ってほんとうに素晴らしいな!」っていう多幸感を一緒に感じてもらえるよう、うそのない、正直な気持ちで音楽と向き合っていきます!


インタビュー・文:早川ひろみ


Major 1st Single 「LA PA PARADISE」 Now on sale



BRADIO Official Site http://bradio.jp/
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