記事詳細

ネクストブレイクが期待されているロックバンド・Benthamがキャリア初となるフルアルバム「Re: Wonder」をリリース!バンドメンバー全員にインタビュー!

2017/09/20 15:00

ネクストブレイクが期待されているロックバンド・Benthamが、キャリア初となるフルアルバム「Re: Wonder」をリリースした。今春にポニーキャニオンよりメジャーデビューを果たし、ダブル・リードシングル「激しい雨 / ファンファーレ」、シングル「White」を経ての待望のフルアルバムだ。これまでに「ROCK IN JAPAN FES.」、「WILD BUNCH FEST.」、「COUNTDOWN JAPAN」など、各地の人気フェスに出演し、その圧倒的なライブパフォーマンスでも話題を呼んでいる。小関 竜矢(Vo./Gt.)のハイトーンボイスを武器にしながら、メンバー4人が奏でるハイブリッドサウンドは一度聴いたら虜になること間違いなしだ。フルアルバム「Re: Wonder」にはリード曲となっている「Chicago」をはじめ、Benthamらしさに溢れた楽曲が収録されている。この快作について、小関、鈴木 敬(Dr./Cho.)、辻 怜次(Ba.)、須田 原生(Gt./Cho.)のバンドメンバー全員に話を聞いた。



――メジャー初、さらにはキャリア初となるフルアルバムなのでバンドにとっても勝負作であると思います。自分たちにできることに全力で取り組んだ楽曲が収録されていると感じました。

小関:そうですね。特にテーマなどは決めずに、フルアルバムという事は決まっていたので、そこに標準を合わせてとにかく良い曲を書いていきました。フルアルバムなので聴いた人が飽きないようにパンチやフックのある曲を作ってみたり、王道の曲を作ってみたりと、色んなことにチャンレンジしました。作っていく中で、フルアルバムのイメージを固めていった感じですね。

――ロックな曲もあれば、パンキッシュな曲もあり、お洒落なサウンドの曲もありと、これまでで一番多彩な楽曲が収録されていると思いました。そこら辺は意識したというより、自然と幅が広がっていった感じですか?

小関:その通りです。特に幅を広げようとは意識していなくて、シングルやミニアルバムの規模では表現しきれていなかったBenthamの一面をみせられたと思います。そうした部分に対してはメンバー同士で時間をかけて考えられましたし、“あれもやりたい、これもやりたい”みたいな感じで、それぞれが積極的にアイディアをだしていきました。

――Benthamはメンバー4人全員作曲ができることも武器だと思うのですが、フルアルバムということもあってそれぞれ作曲に対するモチベーションは高かったんですか?

須田:初のフルアルバムだったので、自分が好きなアーティストがどういったフルアルバムをだしてきたのか聴き返したりしましたね。さっき言って頂いたように、これまでで一番幅広い作品になったと思うんです。それはフルアルバムのボリュームになった事で、これまでできなかった事ができるようになったことで、良い意味でアーティストのエゴが色濃く反映されたのかなと。なので縛られることなく、自分が思い描いていたフルアルバム像を作ることができました。極端なことをいえば、自分が作ってきた曲だけでも、フルアルバムになるようなイメージで曲作りをしていきました。そういう感じは結構皆があって(笑)。今までだったら出さなかったようなネタを曲にしてきたりとか。なので最初にそれぞれ作ってきた曲を持ち寄った時は、逆に幅が広くなりすぎちゃったんですよね(笑)。そこから“Benthamらしさ”とは何かを突き詰めて選曲やアレンジをしていきました。

鈴木:確かに“こんなネタもってきたんだ!? ”と思うのはいくつもありましたね。だからメンバーに良い意味で驚かされました。

:そうした王道以外のところで個性がでやすいので、今回のフルアルバムの製作はすごく刺激的でしたし、やっぱりBenthamのメンバーはプレイヤーとして強いなと思いました。“引き出しすごいな!” みたいなことを何度も思ったので(笑)。

小関:楽曲のアレンジに関しても“これはナイでしょ”と言うのが一回もなくて、そこはこれまでのバンドの経験が活かされたなと思いますね。Benthamで出来ることの純度がどんどん上がってきてるというか。感覚的なところも含めて、メンバー全員が言葉にしなくても共有できているのを感じています。

――今作のリード曲「Chicago」はマイナー・コードで妖艶さのある楽曲ですね。新しいBenthamの一面を見せながらも、Benthamらしさの残る中毒性が高いです。

小関:この楽曲はマイナーの曲調になっていますよね。メジャーデビュー曲の「激しい雨」もマイナーの曲なんですけど、それをメジャーデビューシングルにした事で驚いてる人がいたんですけど、僕は全く抵抗がなくて。実際にそうした事で良い方向に向かっていきましたしね。今回もフルアルバムのリードを「Chicago」にした事で“攻めたね”と言われることがあるんですけど、そんなつもりがなくて(笑)。なので、バンドがやりたい事の方向がそっちに向いているのかなと。メンバーそれぞれやりたい事があって、加えてバンドとしてやりたい事、その2つを合わせた時に「Chicago」が一番Benthamの核となる部分を引っ張ってってくれると思ったんです。

辻:新しさよりも、自分たちらしさが詰まった楽曲だと感じています。インディーズでデビューする前にやっていた曲はマイナーの曲が多かったので、これまで積み重ねたもので良い楽曲を作れたのが「Chicago」です。

須田:最初「Chicago」はミュージカルっぽかったというか、もうちょっと幅を広げたアレンジをしていたんですけど、さすがにやりすぎだなとなって(笑)。

小関:確かに(笑)。最初は歌もセリフっぽくしようとしてたしね。

鈴木:そこをリードにできるアレンジにしたら、だいぶBenthamらしさがでたよね。

――Benthamの楽曲はギターフレーズもとても武器だと思っていますが、今回のフレーズはどのように考えていったんですか?

須田:イントロが一番最初にくる曲が多いので、ギターフレーズに関してはそれだけで“オッ!”と思わせるようなリフは意識しています。それは初期からずっとそうですね。作品を重ねていく事で似たようなフレーズにならないようにという難題がでてきたので、なんとかひねり出しています(笑)。ただ、今回の作品に関してはそこら辺をあまり考えすぎずに、その曲に合うフレーズを作れたと思います。その分おもいきりの良いリフになったので、聴いた人の印象に残ってくれたら嬉しいです。

――メンバー全員が作曲ができると、他のメンバーはそれぞれのタイプの曲にも臨機応変に対応しなければいけないですしね。それはプレイヤーとしてスキルの高い事だと思いますし、そうだからこそBenthamとしてのバンドのポテンシャルも高まっていると感じています。

小関:そうした対応力がついてきた事で、メンバーに各パートを任せられるようになってきたのは大きいですね。1つのフレーズをとっても頼りにしているというか。

須田:確かに前より曲作りのレスポンスは早くなってると思います。バンドとしての底力は確実に上がってきていますね。

――最後の収録曲である「クラクション・ラヴ」は、タイトルと内容を含めてこれまでの小関さんの歌詞とは良い意味で違った印象を受けました。どのように書いていった歌詞なんですか?

小関:冒頭の歌詞のパートがあるんですけど、その歌詞は昔からストックしていたんです。“ここぞという時にだしてやろう”と思うぐらい気に入っている歌詞だったので、ここでついに出す時がきたなと。この曲のイメージが、車の中で男女が友だちから恋人に変わっていく瞬間なんです。車の中で会話をしている時にたまたまクラクションが鳴ってしまう時や、別れ際にクラクションを鳴らしたりするじゃないですか。そういった事もイメージしながら書きましたね。僕の実体験の事もあればイメージして書いた部分もあって、さらに皆はこんな風なのかなと想像力を働かせて書いたところもあります。ただ、最初の冒頭の歌詞はそうしたテーマとは合っていなかったんですけど、ちょうどこの曲を書いている時にバンドの脆さと儚さを強く感じていた時で。なので余計にバンドの事を大事にしていきたいと思っていた時期だったので、この歌詞を入れようと決意しました。僕は周りに流されず、他の3人のメンバーが集中して音楽をできる環境を作っていかなればいけないと思うので、そうした思いが込められています。

――小関さんの思いがかなり込められている歌詞だったとは。メジャーデビュー以降、よりバンドの結束も高まっていると思いますし、今回のフルアルバムはこれからのBenthamがさらに楽しみになるものでした。これからバンドとしてどんな事をしていきたいですか?

小関:とにかく売れたいですね。自分たちのありったけの力を込めて、毎回ライブをして曲作りをして、たくさんの人にBenthamの音楽を届けたいです。本当にその気持ちだけなので、僕らの音楽を聴いてくれるファンと、これからも少しでも良い時間を過ごせるように頑張っていくだけです。


インタビュー・文:菊池嘉人

1st Full Album 「Re: Wonder」 Now on sale


Bentham Official Site http://www.bentham-web.com/
記事の一覧へ
関連情報