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「この4人で鳴らすこの感じが正解」 “フォーリミ節”全開のシングル「Squall」について、04 Limited Sazabysにインタビュー!

2017/09/11 15:00

「この4人で鳴らすこの感じが正解」


初の日本武道館公演、アジアツアー、主催フェスYON FESの2年目開催と、激動の日々を送る04 Limited Sazabys。名古屋で結成してから9年、目まぐるしく活動ステージを上げ続ける彼らが、2ndアルバム「eureka」から約一年ぶりとなる新作音源「Squall」を発表した。誰もが期待する“フォーリミ節”全開のシングルだ。今現在、等身大の彼らがありのまま詰まった本作について、メンバーに話を聞いた。



――「Squall」はとてもフォーリミらしい、言えば“節”的なものを感じる曲になりましたね。

GEN:このシングルから入っても、僕たちのことをすごくわかってくれるだろうなっていう気がします。言っていただいたように、僕たちの“節”がかなり入っている。昔だったらそこを避けたり、もっと変化させたりしたと思うけど、この“節”でここまで来れたところもあるので、思い切って行けた感じもありますね。

――タイミング的には変化を求めがちな時期ですが、歌詞もとても等身大のフォーリミらしい内容です。

GEN:武道館だったり、YON FESを通過して、みんなから見たら順風満帆だろうこのタイミングでも、俺こんなこと思ってるんだなって思いました(笑)。僕たちの最大の魅力だと思うんですけど、あんまり背伸びとかはしないと思うんですよ。自分たちを必要以上に大きく見せたりすることがないバンド。例えば僕たちだけで、横の関係も縦の関係もなくこの状況になっていたら、俺たちここまで来たんだって大きな気持ちになれていたと思うんですけど、近くにORAL(CIGARETTES)がいたり、ブルエン(BLUE ENCOUNT)がいたり、WANIMAがいたり、後ろからマイヘア(My Hair is Bad)がグングン来てたり。作品もライブも本当にいいと思える人たちが周りにたくさんいるので、勝ってる気がしない(笑)。

――今回はシングル曲という、いつもとは違う意識は持っていましたか?

GEN:気持ち的には初めてシングルを作った感じですね。今までシングルは出してますけど、4曲入りのEPみたいな感覚でした。他の曲をカップリング、2軍みたいな気持ちはないんですけど、それにしても今回はリード曲、1曲目がいいと思っていて。これはシングルだなという感じですね。作っている感覚はいつもと一緒なんですよ。みんなでどんどん作って、どんどん音が増えていって、僕が最後に歌詞を書く。アレンジが完成した段階ですごくイイなと思っていたし、最後の、一番重要なところを僕が担わされてるわけじゃないですか。これは本当にイイのを付けないと、みたいなプレッシャーはありました。悩んだ末に、ちょうどいい歌詞を付けられたと思うので、手ごたえはありましたね。

――制作当初はどんなイメージだったのですか?

KOUHEI:最初は新しい靴を履いて次の章に行く、みたいなイメージの歌詞を書きたいとGENは言っていて。僕もオケを作った時は、次のステージに行くイメージで作ったんですけど、ずっとGENが書けない書けないと言っていたんですよ。蓋を開けてみたら、全然靴関係ない歌詞になっていたんですけど(笑)。当初は次のステップに行きましたっていう歌詞を書きたかったんだろうけど、行けない葛藤、そういう歌詞を書きたいのに書けない、どうしようどうしよう、それでたぶんこういう歌詞が出てきたのかなと僕は勝手に思ってて。でも歌詞とリンクすることが、僕の中にもメンバーにもあったと思うんですよ。なにかを言い訳にしてこれぐらいでもいいかとか、次のステップには行きたいんですけど、でも次ってどこなんだという気持ちになってる自分もいて。だから、そういう葛藤をこいつが歌詞で表現してきた時には、そうそう、俺も今こういう感じだと思って。GENが感じていることと、メンバーが思っていることがリンクしたというか。それで出来上がった感じですかね。サウンド的にもリンクしてくるのは、感情的にも一緒なのかなと。ここに来て、バンドの意識がより揃ってきたというか。

GEN:ただ一歩を踏み出すわけじゃなくて、新しい靴を履いて踏み出そうみたいなことを話し合っていたんですよ。でもその新しい靴ってなんだ、みたいな。新しい武器を手に入れて、新しい引き出しを開けるっていうことでもないなと思ったんですよ。「Squall」は“節”全開、そんな新しいことはやってないので。だから気付いたらこういう歌詞になってました。歌詞で後ずさりしてるっていうところがあるんですけど、そこだけメロディができた時から歌詞が付いてたんですよ。踏み込みたいけど踏み込めないんだな、なんで踏み込めないんだろう、新しい土地にちょっとした毒があるかもしれない、得体の知れないところで怖いからビビってるのかな、何にビビってるんだろう、何になったらビビらずにいけるんだろう、自信がないんだな……とか。そういうところから広げてきました。気付いたらあんまり靴関係なくなっちゃいましたけど(笑)」

――それを自分で認めることに葛藤はありませんでしたか?

GEN:本当に靴をテーマにずっと書いてたんですけど、なんか違うな、あんま過剰な部分がないなと感じたんですよね。新しい靴で歴史的一歩を踏むみたいなテーマに、あんまり感情の部分が入ってこない気がして。こんなにエモーショナルでストレートなメロディなのに、グッとくる部分が少ないなと。そこからまた考え直して。ちゃんと自分の気持ちが乗った歌詞、言葉じゃないと意味がないなと思うんですよね。僕たちは背伸びしないという言葉にもつながると思うんですけど、未だにこのスタイル、アレンジャーやプロデューサーが入るわけでもない、この4人で鳴らすこの感じが正解なんだっていう自信が、今までで一番持つことができたんだと思います。

――結果的に“新しいこと”という束縛から逃れられたのは大きかったですね。

GEN:単純に武道館とか、YON FES2年目も成功したことで、自信が付いたと思うんですよ。誰にも相手にされなかった時代とは違うっていう自信があるので、ストレートに今までの僕たちを出しても、これがカッコイイと思えるようになったのだと思いますね。昔だったらカッコイイけど、いつもと同じだしどうなんだろうと思っていたところが、いや、これがカッコイイでしょ、と思えるようになった。ポップだしキャッチーなんだけど、でもエモーショナルで、切なさだったり、感情に届く部分があるっていう……「Squall」は僕たちの一番いいところ、特に強いところが入っている気がします。昔だったら節だし避けて通っていた道も、今はまっすぐ走れる感じですね。ここ4年の楽曲の方向性のど真ん中にあるんじゃないかな。一番純度の高いストレートなものがこの「squall」だと思います。

――想像以上にその時の感情でバンドの方向性が変化していくんですね。

GEN:その時その時でただ思っていることを出せばいい、ということではないと思いますね。今のタイミングだから、思っていることを出すことが正解だったと思うんですけど。思っていることを、思っている風で出したら絶対だめじゃないですか。自分に憑依させてから言葉にしないといけないんで、そこが一番難しくて辛いところだと思うんですよ。感情が乗った言葉じゃないと意味がないと思う。

KOUHEI:昔はそれに対しても、そんなにバンドも寄り添ってなかった気がしますね。こっぱずかしいところもあったんですけど、そういうこともどうでもよくなったというか。いいところも悪いところも含め。

――激しさやポップさ含め、この4人ならではのバランス感ができつつありますよね。

GEN:方向性とか話し合ったことないんですけどね(笑)。

KOUHEI:でも、やっと4人のバランスがとれたような、それはある気がしますね。最近、ハイブリッドな音楽性のバンドだと言われたことがあって。いろんなものがいい意味で混ざって、聴き馴染みのある感じもあって、と。それは嬉しかったですね。自然とそうなった感じなんですけど。

GEN:そういう意味では、僕らに影響されたバンドが今後出てくるだろうし、もういるかもしれないんですけど、僕たちの上っ面だけ真似しても、これだけかっこよくならないぞっていう自負はありますね。僕たちはなんとかここまで来ましたけど、よくあるのは3rdアルバムぐらいからマニアックになっていくパターン(笑)。僕たちも今後どうするってなった時に、いろんな音楽を取り入れてとか考え出すのは一番危険だと思っていたんですよ。どんどん自己満足的なバンドになっていく気がして。俺たちはまだここから広げていくつもりだし、届いていないところに届ける気満々なので、そうすると普通に僕ららしい、いい曲を作っていくしかないというか。

KOUHEI:やっぱ根本から変わっちゃだめですよね。時代に合わせて、技術でうまくできているバンドはたくさんいるけど、全然響かないじゃないですか。

GEN:それは歌詞にもメロディにも気持ちが乗ってないからだと思うんですよ。本気で感じていること、本気で思っていることとか、全然乗ってない。絶対そうなっちゃいけないと思いますね。

――そのある種の頑固さは、04 Limited Sazabysにパンクバンドを感じるところですね。

GEN:ああ、まさにそうですね。そういうところはまさにパンクバンドですね、僕たち(笑)。

KOUHEI:パンクは音楽ジャンルじゃなくて、精神みないなところもありますからね。

――最後にライブについても聞かせてください。「Squall」がどんな立ち位置の曲になっていくか、楽しみですね。

GEN:本当にいい曲だと思うんですけど、確かにライブにおいてどういう立ち位置になって、どういう存在になっていくかは本当にわからないですね。そういう意味でもこれからのフェス、そしてツアーが楽しみですね。


インタビュー・文:阿部慎一郎

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04 Limited Sazabys Official Site http://www.04limitedsazabys.com/

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ライブ情報

04 Limited Sazabys
04 Limited Sazabys 「Squall tour」

2018/01/25(木)他
Zepp Nagoya
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