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ストリートから生まれた超国際派グループ、PrizmaXの新作は、夏の終わりを感じさせる切ないミドルダンスナンバー。PrizmaX インタビュー!

2017/09/11 15:00

ストリートから生まれた超国際派グループ、PrizmaXの新作は、

夏の終わりを感じさせる切ないミドルダンスナンバー。


スターダストプロモーション所属の本格派5人組ダンス&ボーカルユニット PrizmaX(プリズマックス)。作曲や作詞・振付などにもチャレンジし、曲を作りあげるクリエイティブなメンバーは、さまざまな文化的ルーツを持った国際派であることも魅力の一つ。今年でデビュー4周年を迎えたPrizmaXの森崎ウィン(ミャンマー出身)、黒川ティム(サイパン出身)、島田翼(フランスクォーター)の三人にインタビュー!


――3月に1stアルバムをリリースした彼らの新作は、自身8枚目となるシングル「Orange Moon」(8/30発売)。

ティム(ボーカル):今回のシングルは、2形態のカップリングも含めそれぞれ違う雰囲気の曲なんです。共通するのは楽曲の中にいろんな色が見えるという“PrizmaX感”。その上で隠された魅力を出すべく挑んだ曲達ですね。個人的にはこの「Orange Moon」が今までの曲の中で上位ランキングに食い込むほど好きなんです。大人の色気をストレートに表現したかつてないもので、それゆえホリック(=ファンの総称)がどう感じるか、楽しみ半分不安半分で気になっていたんですけど、好きになってくれたようで嬉しいです。刺激が強いフレーズもあるんですけど、おしゃれなセクシーさなので、これからも他のアーティストさんにはないPrizmaXのザ・魅力!なものを出していきたいとあらためて思った自信作ですね。

ウィン(ボーカル):ティムが今、話したようにエロティックなシーンが存分に出ている曲で、こういう曲が今、僕等にシングルとして届くということは、PrizmaXの表現に説得力というものが増した評価を得られたからかなと。エロティックさは無理に出すものではないのかもしれないけど、レコーディングでは「Orange Moon」と向き合いながら自分にフォーカスを当てて今までと違う面を出しました。

翼(パフォーマー):今回はコンテンポラリーなダンスに挑戦しているんです。今までストリート的なダンスが多かったんですけど、オリエンタルな空気を持つ曲なので流れるようなバレエ的な要素を取り入れたりもしました。今、ダンスボーカルグループっていっぱいいるじゃないですか。そこに対する挑戦という意味もありましたね。今までのキャリアにないダンスだったので難しかったですけど、PrizmaXのアイデンティティーを提示することが出来るかなという想いをパフォーマンスに込めました。

――カップリングとして、P盤にはアッパーチューンの「Woh!」、X盤にはウィンが作詞・作曲した「カフェオレ」を収録。

ティム:「Woh!」はザ・エンターテイナーとして、ステージの上からホリックをどれだけ迷子にさせるかを意識した曲なんです。ホリックを忙しくさせるパフォーマンスにしたくて。歌詞もモダン的だし、サウンドも途中いろんな音がガン!と入ってくる。その上コリオグラファーは「遠藤時代」のえんどぅさん。ものすごい振り付けをしてくれて、ボーカルとしては、“これ、歌いながら踊れるのか?”って心配するぐらいのもので。でも今回は挑戦のシングルだから何でもやってやろう!と。だからパフォーマンスがすごく面白いんです。1回や2回見ても全体を把握出来ない。5回見てやっと、こんな面白い振り付けをしていたんだとか、こんな表情していたんだ?ってあちこちがわかるかな。ちょっとしたミュージカル。ホリックが一緒にやりたくなる振り付けも入ってますし、簡単そうで難しかったり、そういうことも楽しみながら、みんなでやってほしいですね。

ウィン:「カフェオレ」は、僕の弟をキャストに見立てて書いた楽曲なんです。弟はまだ高校三年生で、その頃って夏になると恋をしなくちゃとか思うじゃないですか。周りの友達にあせらされたりとか。でも奥手で何をどうしたらいいのかわからない。そういう話を、とある牛めし屋に弟と行った時に食べながら話して、聞いているうちに面白いなって曲に取り入れて作ったんです。曲のアレンジはふだん仲良くさせていただいているKさん。作り上げていく段階をゼロから完成形まで、全部目で追うことが出来たので、僕にとっては思い入れ深い曲ですね。ライブでも盛り上がっていて、ブログに“もう一度聴きたい”とか“好き”とか感想を書いてくれていて、ありがたいなって思います。

:パフォーマンス的な目線で言うと、ホリックも一緒に踊れるような振り付けがあってキャッチー。楽曲についてはこの間、PrizmaXらしさというのを考えたんですけど、前回のシングル「UP<UPBEAT」はめちゃファンキーだし、それ以前はロックやさまざまなカラーの曲をやってきた中で、ボーカルのウィンが書いてきたこの曲がすごく僕等らしいなと。直球のポップス。偏りのない楽曲。僕等はそんなに強気じゃないし、みんな心弱くて、聴いてくれる人、見てくれる人に対して、「みんな!がっついてこいや!」みたいなグループじゃない。素朴だしそれでいいと思っているから、こういう素朴さが出ている曲が好きですね。1stアルバムで言えば「Angel」とか。他のダンスグループでは出せない自分達らしさの一面を出せた曲になったなと思いますね。

――さまざまなジャンルの要素を取り入れた音楽性から、国内外問わず多数のフェスから声がかかるなど、活動の幅を広げ続けている彼ら。7/26のライブツアーLevel5「DIVE」@ダイアモンドホールはいかがでしたか?

ウィン:昨年のツアーは(映画撮影があり)僕は参加することが出来なかったので、個人的には地方公演は今回初めてだったんです。だからダイアモンドホールに立てるありがたみはあったんですけど、純粋に人が集まってくれるのかという不安もありました。でもその地域その地域でのあたたかみを感じるツアーになって、中でも名古屋は、反省点はもちろんあるんですけど大成功な公演のひとつだったと思います。だからこそ同時にもっと大きな所でやりたい欲も出てきました。

ティム:本当に僕等、名古屋が好きなんですよ。だからダイアモンドホールで出来ることが嬉しくて。ただ個人的には靴紐がほどけたことがすごくつらくて…。靴紐なんて一番無視出来ない。引っかかって誰かに怪我をさせたら?と集中出来ず、その点は悲しかったんですけど、結局つまずくこともなく、舞台ソデにハケた時に結んで無事にライブは成功したので良かったです。これからは二重結びにしようって学んだことでもあったし、結果的にはプラスに受け止めたんですけど、そういう点でも忘れられない公演ですね。

:僕等は東京を拠点に活動しているので、地方の方には今まで東京まで来ていただいていた形だったんですね。それが先日のツアーでは、こちらから会いに行き恩返しが出来た。それが何より嬉しかったです。会いに行けるのはステップアップのひとつですし、名古屋は昨年SPADE BOXでやらせていただいた時、次はダイアモンドホールでやりたいねって言っていたんです。願いが叶って、また一歩進んだなってことが感じられたし、もっとやってやろう!って気持ちもさらに呼びました。これからも、いろんなところを回っていきたいです。

――ライブをする時に一番大切にしている想いは。

ティム:僕等はストリートから始まって、観客ゼロ、見てくれる人がいないところからスタートしたんです。だから素直な気持ちを言うと、一番大事にしたいのはホリックへの気持ちです。ホリックがいないとPrizmaXはいない。見てくれる、応援してくれる人がいるから僕等も頑張れるし、ライブも素晴らしいものが出来る。だから本当にそれだけなんです。

ウィン:大事にしているもの…やっぱりホリックですね。自分の好きなことをやっていると、音楽でもお芝居でも、エンターテイナーっていうのは勘違いしやすい職業でもあるんです。自分を高めて表現することは難しいけれど、表現することを受け入れてくれる場があるからこそエンターテイナーでいられる。それは肝に銘じていないと。だから僕等の発したものを受け止めてくれるホリックの器の大きさには、どれだけ感謝しても感謝しきれないんじゃないかと思うんです。

:本当にそうですね。今、ティムとウィンの話を聞きながら、じゃあ自分はホリック以外のことを言おうと考えていたんですけど、ホリック以外浮かばない。応援してくれる人がいないとやりたいことをやり続けていけない。嬉しいというか、ぜいたくだと思うんです。自分がやりたいことが出来て、それを応援してくれる人がいるなんて、幸せの極み。そこには感謝しかないんです。だからもっと喜んでもらおうとか、もっとダンスも練習しようと思う。自分の原動力がホリックの笑顔だったりするんですよね。

――PrizmaXの魅力はライブでMAXに輝く。12/23(土・祝)には日本青年館ホールでのワンマンライブが決定。

ティム:日本青年館ホールは、僕等がずっと前から立ちたいと思っていた場所で、後輩が立つたびに、なぜ僕等は立てないんだっていう想いがあったんです。このライブが決まった時に、一番最初に来たのが喜びだったんですけど、喜びにはウイークポイントがあるんじゃないかと思うんです。僕等は結成10年を越えて2013年にCDデビューしたグループ。長くやっていて、一番わかっているのは、ただただ喜んでいるだけじゃどこにも行けない、いつでも何か壁を作っておかなくちゃ成長できない、挑戦し続けなければということ。ワンマンが終わった後に“あー終わった!”って思うと同時に“じゃあ次は?”と考える。その“次”が今回に関してはその日本青年館ホールだったので、もちろん嬉しいです。けど、くやしくなりたいんです。その日に向けて何があるかわからないけど、自分に足りないものや、これがダメだっていうものを感じなくちゃと思う。簡単に言ったら、油断したくないっていうことなんですけど。PrizmaXはライブを大事にしているので、その会場でしか生まれないもの、その日にしかない、来てくれた人が絶対に忘れないものを見せたい。これがあったから私はこう生きていきたいとか、そういうものを感じてほしくて。ライブだからこそ伝えられるものがあるので、今回このインタビュー記事を読んでくれたり、コメントムービーを見てくれた方には、ちょっとでも興味を持ってくれたなら、ライブにぜひ一度来ていただけたらと思います。僕等にチャンスをください!落とす自信あります! PrizmaXというアーティストを大好きだと胸を張れるようなものにします!

ウィン:日本青年館ホールはスターダストの登竜門なんです。正直、来年どうなるかわからないという危機感は常にグループにあって、だからこそひとつひとつのライブや、こうして知ってもらう一日一日が大事な時期なんです。だからといって力を入れすぎたら、僕の場合は空回りが多いので、自分らしさを出しつつ、かつ成功させたいですね。ホールいっぱいのホリックの前で僕等の現段階での最高を見せたい。どうぞよろしくお願いします!

:やっとここまで来れたと思っています。この間ツアーファイナルのZepp DiverCityでやった時も、その場所は2年前の元旦に目標にしていた場所だったんですね。2年越しにようやく、だったんですけど、でももっと駆け抜けていきたい気持ちがある。だからこそ何が出来るかいつも考えるんですけど、パフォーマーとしてはCDでは伝えることが出来ない。だからマジでライブしかないんです。ツアーが終わったばかりですけど、もう早くライブしたいですね。今、決まっているのはその12月ですけど、またいろんな場所でライブしたいですし、常にいいものを仕上げてめちゃめちゃいいライブをするので、一緒に遊びましょう!笑いましょう! 会えるのを楽しみにしています!


インタビュー・文:早川矢寿子

New Single 「Orange Moon」 Now on sale
左:[P盤]  / 右:[X盤]
 


PrizmaX Official Site http://www.prizmax.tokyo/
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