記事詳細

「DaizyStripperが1秒でも長く地球上にいられたらいいなと思います」10周年、メジャーデビューという節目を迎えた5人が思うこと。DaizyStripperにインタビュー!

2017/08/30 14:00


「DaizyStripperが1秒でも長く地球上にいられたらいいなと思います」

10周年、メジャーデビューという節目を迎えた5人が思うこと。


2007年の結成から今年で10周年を迎えたヴィジュアル系バンド、DaizyStripper。記念すべき節目の年にメジャーデビューも果たすこととなった。いろいろな意味でターニングポイントとなった今、改めて5人に、これまでの10年、これからのことを聞いた。


――10周年というタイミングで、シングル「AGAIN」でメジャーデビューを果たしましたが、メジャーデビューという出来事は自分たちの中でどのようにとらえていたのでしょうか?

夕霧:ヴィジュアル系であるあるなのがメイクが薄くなるとか、曲が急に爽やかになるだとか(笑)。俺らは、作品によりますけどメイクもコテコテではないので、そういう心配は特にしてなかったです。コテコテな曲から爽やかな曲まで、ファミレススタイルで全部あるよっていうのがデイジーの魅力だと自負しております(笑)。なのでそういった心配はなく、むしろ楽しみが増えるなという気持ちでいました。ただファンの子に言われたのは、歌詞を大人にいじられるんじゃないかってこと。夕霧さんの、デイジーの良さがなくなるなら嫌だって心配してたみたいなんですけど、「AGAIN」の歌詞を読んでもらったら変わってないので安心してもらえるんじゃないかな。

――「AGAIN」は、やはりいろいろな節目のタイミングのリリースということもあり、そういった気持ちが込められているように感じるのですが、いかがでしょう?

夕霧:10年経って、ここからスタートしたい気持ちがあっての「AGAIN」です。もう一度、俺たちの物語をここからリスタートしようぜ、という気持ちで書きました。そこにメジャーデビューという話もあり、バンドが生まれ変わるならこのタイミングがベストだろうとも思い、そういう決意の曲でもありますね。それとインディーズでフルアルバムを7枚リリースしたんですけど、そのタイトルが全部歌詞に隠されてるんです。そうやって散りばめることで、10年間の歴史をタトゥーのように刻み込んで、一生忘れないようにと書きました。

――作曲は風弥さんですね。こちらはどういうイメージで?

風弥:これまで約130〜40曲ぐらいを世に出してるんですが、改めて10年を振り返ってみて、DaizyStripperって何だろうなって考えたんです。結局、10年間やってきたことは何も間違ってないと思えたんです。だから今までの俺らでいいんだと思って、10年間の曲たちを全部濃縮して1曲にしたようなイメージで作りました。

なお:今までのデイジー知ってる子が聞いてももちろん格好いいと思うし、知らない人やヴィジュアル系を聞かない人でも格好いいと思ってもらえると思います。僕らのファンの方って年齢層広いんですよ。家族で好きになってくれる人もいるぐらい。それってヴィジュアル系の中ではなかなかいないと思うんです。そういう部分も改めて提示できる曲になってると思います。

――10年と一言に言ってもやはり長い年月ですが、その間で変わったこと・変わってないことは何かありますか?

なお:ライブやってると機材トラブルって結構あるんですよね。最初の頃は頭が真っ白になってたんです。でも10年の活動の中で海外に行ったりいろんな経験をすると、トラブルが起きたら起きたでそれを楽しめるようになってきましたね。トラブルを逆に面白くしちゃおうとか。逆に常にトラブルを求めてるみたいな(笑)。

――バンドの対応力がついたんですね。まゆさんは?

まゆ:10年前のライブ映像を見ると、良くも悪くもみんな必死に前を向いてるんですよ。姿勢としてもそうだし。最近のライブでは、自然とお互いを見たり、横を向いてることが多いんです。始動したての必死な感じとは違うけど、だからこそ生まれる5人の人間性が、見てる人に伝わりやすくなってるんじゃないかな。

――5人の呼吸がどんどん合うようになってるんですね。

風弥:そういう呼吸やバンド感みたいなものの歯車があったのは、意外と10年迎えてからのように感じてます。47都道府県のツアーをして、6月5日に10周年のライブをやったんですけど、そこで…何て言うんだろう……これまでもバンドだったんだけど、真のバンドになったような気がしたんです。各メンバーにそれぞれ役割があって、それを各々でやったことが自然とバンドになってるみたいな。それは音楽でも、音楽以外の活動でも。言葉を交わさなくても自然とできるようになったというのはすごく大きく感じてます。バンドをやってることがすごく楽しいです。

――それは47都道府県ツアーという長丁場のツアーを経験したからこそ、バンドとしての結束が高まったということもあったのでしょうか?

風弥:あったのかなぁ…。でも去年も47都道府県ツアーを行ったので、10周年っていうのが大きかったと思います。俺らがバンドを始めるときに、10年続けられるバンドでいようっていうのがテーマだったんですよね。だから10周年を迎えたときに、メンバーとして自然と答えがでたのかな。

――カップリングで「decade〜10年後の僕らver.〜」が収録されており、そこでも10年間というのが歌われていますが、10年続けようというのは、結成時から意識してたんですね。

夕霧:俺らが結成したときは、活動休止や解散がラッシュで。憧れてたバンドや格好いいと思ってたバンドが続々と解散していってたんです。解散しちゃったら終わりなんですよね。俺らはこのバンドに骨を埋めるつもりで結成したんだから、10年ぐらいは最低続けられるバンドでいようとはずっと言ってたんです。

――それを実現させたんですね。ではそんな夕霧さんは10年間を振り返ってみていかがですか?

夕霧:体調面ですね。10年間でメンバーの誰かがケガをしてツアーを4人で回りますとか、そういう事態が、デイジーは1回もなかったんです。たまにインストアを風邪で休みますぐらいはあったんですけど、がっつり故障というのはなかった。それはすごい強みだと思ってます。10年もやってると、周りでも体を壊す人って多くて。特にボーカルがノドを壊して、ボーカルなしでツアー回るとか聞くとかわいそうですもん。ラッキーなことに俺はノドが強くて、この10年間でノドをぶっ壊してバンドの活動を止めたことがなかったというのは、自分にとっての誇りだし、これからもバンドが長続きするだろうというひとつの自信でもあります。だからこれからも変わらず健康に気をつけて……ってロックバンドのボーカルが言うセリフじゃないですよね(笑)。でも俺らはバンドが長続きすることが1番幸せなので。きっとファンも。出来ることは何でも意識高くやって、DaizyStripperが1秒でも長く地球上にいられたらいいなと思います。

――ボーカルは特に体調の影響がでやすいですからね。

夕霧:そうなんです。それにデイジーはただでさえ曲が高いから、出来るメンテナンスはしっかりしています。それと、なおが前に言ってくれた一言がすごく俺を支えてくれているんです。俺が好きな有名なミュージシャンが生放送の歌番組で超声がガラガラだったときがある。それでもその人はめちゃくちゃ堂々と歌っていた。そして格好よかった。それを見て声がガラガラだとか言う人はひとりもいないよ、大丈夫だよ、みたいなことを言ってくれて。枯れてもいいんだって思ったらすごい楽になったんですよね。それまでは枯れたらいけない!ってずっと走ってた気がするから。今は枯れたら枯れたで、枯れた俺聞けるのみんなラッキーでしょって思えるようになったんです。

――気の持ちようは大切ですね。Reiさんは10年を振り返って?

Rei:オリジナルメンバーってことですね。10年続けているとケンカもするし、意見の違いもいっぱいあるし、それで夢を諦めていったバンドもいっぱいいると思うんです。俺らもギターのまゆが海外に行って離れ離れになったり、個々でケンカしたりはあるけど、最終的に今、オリジナルでいるんですよね。いろいろあったけど、10年一緒にたどり着いたのはバンドとしての強みだと思うんです。もう運命共同体ですよね。続けていくことに意義があると思うし、ファンの子たちも悲しませたくない。うちらの居場所でもあるし、帰る場所でもあるし、存在理由でもある。これからもバンドを長く続けていって、メジャーという新たなシーンを、DaizyStripperが変えていけたらいいなって思います。

――せっかく名古屋なので、10年の間での名古屋の思い出は何かありますか?

夕霧:まゆが戻ってきた一発目のライブが名古屋だったんです。4人で活動してた時期がすげえ大変で、めちゃくちゃ辛くて。1曲目を「Adam」っていう曲から始めたんですけど、曲の前半は幕を締めたまま演奏してたんです。視覚を奪うことで聴覚をより研ぎ済ませたくて。その幕があがったときはしびれました。本当に今でも覚えてる。すごいスローモーションに見えたんですよね。

――まゆさんは覚えてますか?

まゆ:その時、DaizyStripperとしてステージに立ったのが、11ヵ月ぶりくらいだったんですよ。だからすごい緊張もしてましたし。俺としてはもう一度初ライブをやるぐらいの気持ちだったんです。もう1回新しい世界に踏み込んだような気持ち。それが名古屋でしたね。

――そんな大事な節目が名古屋で! では最後に名古屋のファンの方に一言お願いします。

夕霧:名古屋は東京の次に1番ライブをやってるし、これからも1番来る場所だと思います。僕の夢は将来名古屋にも家を建てたいです(笑)。それぐらいビッグになってやろうと思います。これからもついてきてください!


インタビュー・文:小坂井友美

Major Debut Single 「AGAIN」 Now on sale


DaizyStripper Official Site https://daizystripper.com/

記事の一覧へ
ライブ情報

DaizyStripper / FEST VAINQUEUR
DaizyStripper vs FEST VAINQUEUR ツーマンライブ「兄弟喧嘩2018」〜The FINAL〜

2018/07/16(月)
クラブクアトロ
関連情報