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「DEPAPEPE史上、一番優しいアルバムに仕上がりました」 今年結成15周年を迎えたDEPAPEPEにインタビュー!

2017/05/23 18:00


三浦「DEPAPEPE史上、一番優しいアルバムに仕上がりました」
徳岡「僕達の音楽人生において、新たにチャレンジしていく第一歩の作品だと思います」


徳岡慶也と三浦拓也による2人組ギターインストゥルメンタルユニット、DEPAPEPE。
アコースティックギター2本で、さわやかなメロディーと柔らかな音色で心象風景や喜怒哀楽、四季折々の情緒を表現された音楽は、耳なじみが良く多種多様な所で使用されている。
今年結成15周年を迎え、ますますソングライティングに磨きがかかった彼らの新作は、8枚目となるオリジナルニューアルバム「COLORS」(4/12発売)。



三浦「コンセプトは今の自分達の等身大の音楽。リラックスしている時や、ゆったり飲んでいる時に聴けるようなアルバムにしようよと。いろんなシーンで気軽に聴けるアルバムになってくれたらと作りました。DEPAPEPE史上、一番優しいアルバムに仕上がったなと思っています。それは楽曲の持っている雰囲気もそうだし、ギタープレイの持っている音色もそうだし、そういうトーンで演奏したいなというこだわりがあったので、全部ひっくるめて優しいアルバムになりましたね」

徳岡「DEPAPEPEがメジャーデビューして12年目。僕は40歳になるし、三浦も30歳を超えている。肩の荷を下ろして作ろうと。だから全曲、ライブのセットリストに入れても何の違和感もないくらいになじんでいて、今の僕達にぴったりなアルバムだと思います」

そんなオリジナルフルアルバムは、DEPAPEPEの真骨頂であるメロディーにこだわった内容。ブラスセクションと共演した「Reflection」、近年レギュラーともいえるバンド達とLIVEさながらにレコーディングした「Girl」の他、デビューのきっかけとなった憧れのギターデュオ“JとB”の梶原順氏をプロデュース&客演に迎えセッションした「J.D.P.」等、聴きごたえ満載の10曲を収録した。

徳岡「『Letter from the forest』は、アコギデュオっぽいというか、いろんな弦のからむ音が入っていて、このスタイルはあまり他にない。8分の6拍子なんですけど、それでいてサビはわかりやすいメロディーを組み込んでいるんです。そういうスタイルも今のDEPAPEPEらしさ。演奏してしっくり来る曲が出来てくるのが嬉しくて、この曲は制作の時から楽しかったですね」

サビを聴いていると、言葉が浮かんできますね。

徳岡「サビまでは、あえてギターのフレーズっぽくして、歌えそうで歌えないものにしているんです。サビでは口ずさめるメロディー。その融合が今の僕らには合っているかなと思いますね」

TV神奈川の番組「sakusaku」終了にあたって、感謝の意味を込めて作ったというのは、「Diary」。

徳岡「苦労した部分はすごく苦労したんですけど、AメロやBメロは、自然にすんなりと出てきたんです。自分で作っておきながら“自分達に出逢ってくれてありがとう”みたいな気持ち。この曲はアルバムのプロモーションが終わっても演奏し続ける曲なんだろうなと感じます。印象に残る曲ですね」

アイデアの段階から気に入っていたというのは、聴くうちに楽しくなってくる「Soda」。

三浦「歌えるようなメロディーというよりは、細かいフレーズの応酬で、2人で入れ替わったりするので演奏しながら初期のDEPAPEPEの雰囲気を感じるんです。今のDEPAPEPEを等身大で表現しようというアルバムの中で、初期を思い出させる楽曲が入っていることがすごく自分にとっては嬉しくて。演奏的にもDEPAPEPEはスリーフィンガーという奏法をあまりやったことがなかったんですよね。スリーフィンガーもどきで。そういうやったことのない奏法をやったり、いろんな意味でチャレンジしたのがこの『Soda』なんです。タイトルは、細かいフレーズがプクプクと炭酸が泡立っているみたいに聴こえるねと決めました。すごく自然な流れで曲がスラスラスラーッと出来ていってレコーディングまでいったという、非常にDEPAPEPEらしい曲になりました」

そして注目のセッションは「J.D.P.」。

三浦「僕達の憧れのギタリスト、梶原順さんをお迎えしてやらせていただきました。今までも音源やライブで共演することはたくさんあったんですけど、自分達のオリジナル楽曲をアレンジプロデュースという形、そして客演で一緒に弾いていただくのは初めてだったんですね。正直スタジオでレコーディングしている時から、梶原さんのプレイを見られることが嬉しくて、2人ともクギヅケで。もっと見ておきたかったくらいです。アイデアも奏法も惜しげもなく教えてくださって、それも反映された曲になっています。僕達は梶原さんのやっていた“JとB”というユニットを見て、DEPAPEPEを結成したんですね。その人を迎えて、梶原順さんのJと僕らのDPで『J.D.P.』。そういう名前の曲を一緒に演奏させていただけてとても光栄です。レコーディング中、ずっと笑っていた気がします。嬉しくて楽しくて」

「インストミュージックをポピュラーに!」を掲げ、さらに世代、国境も越えて勢力的に活動中の2人。ライブは対照的なキャラ、絶妙なトークも魅力の一つ。ライブをする時に、心の真ん中で大事にしている思いは。

三浦「楽しく演奏することですね。人に音楽を届けられることは、もちろん楽しくないわけはないんですけど、自分が一番楽しんでいないと見ている人が楽しくないと思うんです。楽しむためには、努力をしないといけない。弾けなかったら楽しくない、ミスをしたら楽しくない、だから技術を上げないと。楽しむための努力は惜しむつもりないので、楽しむことを一番大事に思っています。そうすると結果、お客さんも楽しんでいただけるかなと」

徳岡「僕は打ち上げをどうしようかなと考えてますね」

三浦「えっ、お客さんを迎える前にもう?」

徳岡「今日みんなで楽しく演奏できたら打ち上げも楽しいだろうな、なんてことを。大事なことでしょ」

三浦「もちろんもちろん」

徳岡「僕は曲を作る方が好きなんです。ライブは三浦君が引っ張って行ってくれるので、僕も他のメンバーも安心感を持ってついていくだけ。だから三浦君をMCでどう突っ込もうかなと、それだけですね。どうやっていじめようかなと毎回(笑)」

MCの内容は各地で違うんですか?

三浦「曲についての説明は外せないので、どの公演でも同じですけど、他は毎回違いますね。臨機応変というか、その時だけのことを話したり、他でウケたことはもう一度言おうかなとか」

でも、ツッコミは同じではない?

徳岡「そうですね」

三浦「しかも、こう言ったらこう来るってわかった上でこっちが言ったことを、“こう来ると思っていたやろ”と、ばらすんです。元も子もないことを言うんです(笑)」

徳岡「めちゃめちゃSかもしれないですね。それをお客さんもわかってくれているから、とてもラクですけどね。あーまた三浦くん、イジられてるわーと」

お客さんからの感想で、印象に残った言葉はありますか。

三浦「インストのギターデュオのライブを見に来たのに、すごく笑ったわー、楽しかった!元気が出た!って言われたのが嬉しかったですね。普通インストだったら、素敵な音楽でしたとか、そんな第一声かと思ったら、めっちゃ笑ったー!とか、面白かったー!とか。ライブ全体を通した感想が毎回嬉しいですね」

徳岡「僕は基本メロディーを弾くことが多くて、メロディーを伝えたいので、音、良かったですとか、メロディー良かったですって言われると嬉しいですね。ギター良かったですと言われるよりも、音が良かったと言われる方が、いい音で聴けたんだなと嬉しくなります」

では最後にメッセージを!

三浦「今回『COLORS』で等身大のDEPAPEPEを表現して、またひとつ成長したんじゃないかと思うんですね。それはこれから先のDEPAPEPEにすごく大事なことだったと思います。これを糧に次のアルバムをまた作って行こうと2人で盛り上がっているので、おのずとライブに来る機会も増えると思います。その時にみなさんと逢えることを楽しみにしています。よろしくお願いします!」

徳岡「この『COLORS』は、僕達にとってたぶん新たなというか、これから何かをチャレンジしていく上での第一歩なのかなと。自分達の長い音楽人生にとってのそんな作品。そう言いつつも、家で流してくださったり、車で流してくださったりすると、聴いている人のシチュエーションに自然に溶け込む音楽になっていると思うので、そういう部分を感じていただけたら嬉しいです」


インタビュー・文:早川矢寿子


8th Album 「COLORS」 Now on sale


DEPAPEPE Official Site http://rainbow-e.co.jp/depapepe/
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