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ライブに期待!「どうだ!っていうぐらいテナーサックスの魅力を感じてもらえるライブにします」さらにF-BLOODの活動にも注目!藤井尚之 インタビュー

2017/05/02 18:00

ライブに期待!
「どうだ!っていうぐらいテナーサックスの魅力を感じてもらえるライブにします」
さらにF-BLOODの活動にも注目!


デビューから34年。
ソロやF-BLOODといった音楽活動のほかに、さまざまなアーティストへの楽曲提供、映画音楽、さらにはライブやレコーディングで数多くのミュージシャンとコラボレーションを手掛けている藤井尚之。
2/15にリリースしたアルバム「foot of the Tower」では、自身がテナーサックス奏者であることを強く意識して制作に取り組み、オリジナル曲に加えて藤井が影響を受けた「Time After Time」などの往年の名曲、映画音楽、クラシックのカヴァーなどを収録。5/19に行われる名古屋ブルーノートでのライブでは、アルバム収録曲を中心に繰り広げられるサックス奏者・藤井尚之の世界に期待がふくらむ。
また、F-BLOODからも目が離せない。
4/19に配信限定シングル「未来列車」をリリースし、6/21にアルバム「POP’N’ROLL」をリリースする予定。11/3・4にZepp Nagoyaでのライブも決定している。

今、ますます藤井尚之から目が離せない。


――アルバム「foot of the Tower」は全曲インストゥルメンタルでとても新鮮に響きました

「2015年にリリースしたアルバム『My Life』は全曲歌で、しかもソロ名義では8年ぶりのリリースでした。今回はデビューして34年経って、自分はどういう見られかたをしているんだろうって考える時期でもあったんですね。サックスがあったから、今、自分はこうやって音楽を演れているんだなって強く感じて、もしかすると歌の力にはかなわないかもしれないけど、サックスと向き合ったアルバムを作りたいなって」

――サックス奏者としての証みたいなもの……

「そうですね。自分はサックス奏者として見られているのか、自分自身ちゃんとサックス奏者であることを意識しているのか……みたいなことを考えました。最終的に、これから先は、生涯サックス奏者で生きてゆきたいって思ったんです」

――1930年代のサックスを愛用されているそうですが、アルバムでは全曲同じものを?

「昔から使っているもう1本のサックスと吹き比べて、曲によって合うほうを使い分けています。もう1本も中古で、バンド時代からずっと使っているものです」

――ああ!チェッカーズ時代の音が聴こえたのは幻じゃなかったんですね

「使っている楽器も同じですし、吹いている本人ですからね(笑)」

――藤井さんのサックスの音色がしました

「そう言われたら本当にむちゃくちゃうれしいです」

――カヴァーはどのように選曲されたんでしょう

「みんなぜったい知ってるであろう曲を敢えて選びました。インストは知っている曲だと聴きかたが変わってくると思うんです。アレンジはもちろん、音色とか、どんなふうに奏でるのかなとか、自然に耳が向くんじゃないかなって」

――映画「禁じられた遊び」のテーマ曲がベンチャーズのような大胆なアレンジになっていたりと、テナーサックスのいろいろな表情が楽しめるアルバムでした。セッションで録音したものもかっこ良かったです

「うん、バンドスタイルが好きなんです。曲ごとに自分でデモを作るんですが、結局自分の中だけの音作りになっちゃって、ほかの人の血やエッセンスが入ってない。だから、セッションだと自分じゃない何か……ミュージシャンそれぞれのセンスっていうかな、そういうものが取り入れられる。レコーディングもライブもそうですけど、自分は細かくこうして、ああしてって言わないし……それはもうデモを聴いたミュージシャンが感じてプレイしてもらうのがいちばんですから。その人が持っているカラーやひらめき、インスピレーションを大事にしたいんです」

――アルバムに参加されているミュージシャンは、以前からよく知っている方たちですか?

「いや、初めてです。これまでは身内というか……親しい人とばかりずっとやってきた感があって、それは自分が身を委ねられて安心できるミュージシャンだからっていうことでもあるんですけど、今回はアルバムに参加してくれた佐藤雄大くん(P、Key、アレンジャー)が一緒に演っている仲間たちが参加してくれています」

――藤井さんよりお若いミュージャンばかりで

「30代半ばぐらいかな。みなさん上手いんですよ! 自分なんて出がロックンロールだから、ちょっとこう、かっこつけしいのっていいますかね……音楽をはじめるきっかけが女の子にモテたいとかあったんですけど、そういうところじゃなくて純粋に音楽が好きではじめた連中なんだなって。だから、どんなジャンルも器用に演れるんです。僕が作ったデモを聴いて、それぞれが感じ取ったプレイをしてくれて、本当にみなさん上手だなぁって」

――少し話しは変わりますが、藤井さんはバンド時代からずっと音楽を楽しんで生きていらっしゃる印象があります

「どうでしょうね……作品を世に出すことをやっていますから、いろいろな人に聴いてもらえるとうれしいので、そのためにはそれなりにセールスを気にしないといけないのは事実で……でも……何だろう……ヒット曲を生み出さなきゃって思ってずっとがんばっていた感があるんですけど、気づいたら30年以上経ってて、それぐらいやってると多少自分の中で変なところに脱線したこともありましたし、でも、やっぱり、結局は音楽っていう道は外れずに歩いてきているかな」

――脱線……?

「そう。変な寄り道といいますか、サックスに対して毛嫌いをしてしまって、別に吹かなくてもいいやって思った時期もありました。でもやっぱり音楽をやっていく上で自分がいちばん表現しやすいのはサックスなんだっていう。だから、サックス奏者としての自分を乱暴に扱わず、ちゃんとしないとだめだよねって」

――5/19のライブでは、サックス奏者を意識した新しい藤井さんに出会えそう

「テナーサックスっていう楽器を全面的に推していきますよ。どうだ!っていうぐらいテナーサックスの素晴らしさや魅力を感じてもらえるライブにします。本当はレコーディングのメンバーで演りたかったんですけど、残念ながらスケジュールが合わなくて。でもきっとレコーディングのメンバーだとアルバムの再現みたいになりそうだから、逆にライブではちがった印象で楽しんでいただけると思います」

――では最後に名古屋のみなさんにメッセージをお願いします

「名古屋は昔から贔屓にしてくれて、みんな熱いし、うれしく思っています。自分の中でサックス奏者としてのライブを早く演りたくてうずうずしているんですよ。ぜひ、ライブでお会いしましょう! あと、兄とやっているF-BLOODではめちゃめちゃポップなアルバムを作りました。ライブも予定しているので、そちらも遊びに来てください!」


インタビュー・文:早川ひろみ

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■Live info!
NAOYUKI FUJII “Special Live Theater” Vol.3『foot of the Tower』
2017年5月19日(金) 名古屋ブルーノート
★ 1st.ステージ 開場17:30/開演18:30
★ 2nd.ステージ 開場20:30/開演21:15
[ご予約・お問い合わせ] 名古屋ブルーノート/052-961-6311
詳細はオフィシャルサイトをチェック!

藤井尚之 Official Site http://naoyukifujii.net/
F-BLOOD Official Site http://f-blood.net/

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