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馬場俊英21年目からの夢を詰めた渾身の一枚が完成!「風が通り抜けるような気持ちになってくれたらと思いますね」馬場俊英 インタビュー!

2017/03/16 18:00

馬場俊英21年目からの夢を詰めた渾身の一枚が完成!
「風が通り抜けるような気持ちになってくれたらと思いますね」


伝えたいこと、表現したいことをすぐ曲にして届ける、そんなEXPRESS CD=EPシリーズ第4弾は、毎日を歩き続ける大人達に贈る《EP4〜I HAVE A DREAM》(2/22発売)。
新録4曲に加え、ボーナストラックとして10/1に大阪城野外音楽堂にて行われたI HAVE A DREAMツアー初日公演の中から3曲を収録。さらに新録4曲のライブ・バージョンも同時収録した豪華盤は、表題曲〈I HAVE A DREAM〉から始まる。

「おととしデビューして20周年だったんです。それと僕は来月50歳になるんですね。そのふたつの大きな区切りを機に、これからも音楽活動をやりたいと思う中でどういうことを歌にしていったらいいかなと考えたんです。30代の終わりは大人の青春じゃないですけど、もっと頑張りたいとか、まだこれからでも間に合うかもしれない気持ち、燃えるような炎の気持ちをたくさん歌にしたんですけど、今、限られた時間を感じて…と言うとおかしいかもしれないですけど、あれもこれもはできないなと。本当にやりたいこと、本当に大事なものを真ん中においてシンプルにやっていきたくて。キョロキョロするんじゃなくこれまでやってきたことを良くしていくというか。そうすることで僕の個人的な想いだけじゃなくファンの方たちも感じるような、共通の想いになれるかなと作った歌なんです。これからの時間もこれまでの時間も大事。あれがあったから今、頑張れる。過去からもチカラをもらって、あの時もやれたんだから、これからもやれる。そんな過ぎた時間も大事にと、そんな感じですね」

2曲目は、都会の風に吹かれ強く生きる人達への応援歌〈アスファルトに咲く花〉。

「2016年のツアーをやっている中で生まれた曲なんです。アスファルトは都会や社会の象徴。ままならないことって誰にもあると思うんですけど、そのままならなさの象徴でもあります。その中でも、そこでできることを頑張ろうっていう想いを書きました」

“生まれた日付はわかるけれど 生きようと決めた日はいつのことか”というフレーズが胸に来ます。馬場さん自身は生きよう!と決めた時はありますか。

「ありますね。僕は最初ただバンドが好きで、やろうと決めたというよりもただ流れで音楽活動をやっていたんです。プロデビューするまでそう。それからうまくいかなくて挫折というか、そんな瞬間があってその時は自信が持てず落ち込んで、でもやっぱりやりたい。それが自分なりの、もう一回勝負してみたい!音楽を続けよう!って強く想った時期だったんでしょうね。人には環境の縁みたいなものがあって、もちろん自分で選べることもあると思うんですけど、多くの場合が自分の思ったところで生きられていなかったりする。すべてを自由にするのは難しい。でも時間がかかっても精一杯やろうっていうのを書いたんです」

相手の人生の決断を尊重し、寂しさや悲しみを胸に秘めながら笑顔で送り出す歌は〈グッドラック〉。

「こうありたいなっていう気持ちですね。僕自身の経験で言えば、先にデビューが決まった友達がそれをなかなか言えなかったらしく、話しているうちに知って、なんだよもっと早く言えばいいのにっていうことがあったんです。お互いやさしさで気を遣い合っていた。良かったじゃんって言いながら微妙な気持ちになる、そういったことってみんな何かしらあると思うんです。ファンの人でも、お子さんが巣立って淋しい、嬉しいことではあるけれど落ち込んでいる人がいて。そんな裏腹なことって多いだろうなというところから作りました。シチュエーションとしては恋愛の歌なんですけど、ライブで披露するたびに感想でさまざまなさよならのエピソードを聞くんです。ああそういう風に届いているんだなと。受け取る人の数だけこの歌の物語が増えていくんですね」

エンピツとなり自分の人生を思い描こうと背中を押すエール・ソングは〈旅エンピツ〉。

「内にこもった気持ちから、外に向かって開かれた感じの心を取り戻そうよっていう歌ですね」

人それぞれ、いろんな濃さや色の鉛筆で人生を描いていると思いますが、自分の中に思いがけない色を見つけたり、足りない色に気づいたりもしますか?

「そうですね。音楽で言うと、僕らソロミュージシャンはレコーディングとかライブの時に、キーボードが欲しいなとか、バイオリンが欲しいなと思ったら、いろんなミュージシャンを呼べるわけじゃないですか。選択肢が色々ある。それが良さでもありつまらなさだと思う時もあるんです。僕は元々バンドが好きで、それが4人組だとしたらその4人が基本。キーボードがいないけどキーボードのフレーズが欲しいならギターで工夫してみようとか、ストリングスならベースでなんとか工夫してみようよとか、そういうのが個性になる。足りないところを外から持ってきて補うのではなく、自分達でやりくりする、それが音楽の創意工夫の魅力だと思っていて。足りない色で描くっていうのも人間性が出るじゃないですか。そういうのって面白いなと思いますね」

こうして完成したEPに真っ先に思ったことは。

「新曲が入っているCDは久しぶりだったんです。曲って気がつくとたくさん作っているんですけど、作る時はもうできないんじゃないかって思うんですよ。自分に嘘はつけないから、心からいいと思うものでないと人に差し出せない。これはいい!とまず自分が信じられる曲を作れるか不安になるんですけど、でも今回曲を書いて出せたので良かったなと思いますね。最近はいろんな形で聴いてくれた人からのフィードバックみたいなものがダイレクトに届くから、自分の意図と違うところで感じてくれたことを知ったりする。自分が思っている以上に大事にしてくれたり、価値を見出してくれる人がいる。このEPを自由に楽しんで聴いてくれると嬉しいですね」

2017年は「弾き語り」「BAND」ふたつのスタイルのツアーを開催。
『馬場俊英 弾き語りツアー2017「遠回り」』は4/15(土)三重県文化会館 小ホール、そして4/16(日)Live House浜松 窓枠。

「今までツアーの中で会場によっては弾き語りというのはあったんですけど、ツアーの最初から最後まで弾き語りというのは初めてで、やや不安があります。技術面というより精神面で(笑)。でも新しい曲も披露したいですし、今、作っている曲も含めて歌いたいなと思いますね。弾き語りは自分のペースで進行できるので、段取りをあまり決めなくてもその時の雰囲気でコントロールしていければと思いますし、何かその土地その土地の時間を作ってエピソードとかも話したり、ゆったりした時間の流れにできたら。ツアータイトルが“遠回り”とあるように、お客さんの生活の流れからちょっと外れて遠回りするような感じで違う時間を楽しんでもらえたらと思います」

『馬場俊英 BAND LIVE TOUR 2017「GOOD LUCK」』は6/10(土)日本特殊陶業市民会館ビレッジホール。

「バンドだから大音量にやるというより、弾き語りの周りに楽器が増えていく感じ。グルーヴとか楽器のアンサンブルはあるんだけれど、歌を中心にしてリラックスして楽しんでもらう、こんなライブにしたいと思います。僕のライブでファンの人同士が仲良くなったり、ライブの日は朝からその土地を観光してランチして最後に会場に向かうなんて人達もいたり、ライブのために仕事を頑張って乗り切る人もいる。ひとりでも、誰かとでも、自分のライブが何か“いい一日”のきっかけになっているんだなと知ると、ずっとそういう場所であり続けたいと思いますね」

最後にメッセージを!

「これから秋に向けて、次のEPシリーズも計画していて制作中です。ツアー中に曲を足したいと思ってますし、新しい曲を年内にお届けしたいと思っていますので、コンサート共々期待していただきたいと思います!」

インタビュー・文:早川矢寿子


「EP4〜I HAVE A DREAM」 Now on sale



馬場俊英 Official Site http://www.babatoshihide.com/
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ライブ情報

馬場 俊英
【名古屋】馬場俊英 BAND LIVE TOUR 2017

2017/06/10(土)
日本特殊陶業市民会館ビレッジホール

馬場 俊英
【岐阜】馬場俊英 弾き語りツアー2017「遠回り」

2017/09/02(土)他
岐阜Club-G
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