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04 Limited Sazabys主催「YON FES 2017」第二回目の開催に向けてインタビュー!

2017/03/16 17:00


日本武道館公演を大成功におさめた04 Limited Sazabysが、バンド主催フェス「YON FES 2017」をモリコロパーク(愛・地球博記念公園)にて開催する。去年の初開催時からチケットがソールドアウトしたが、今年も現時点で2日間のチケットは売り切れとなっている人気ぶりだ。地元名古屋での開催、出演アーティスト、会場の装飾、他ジャンルのクリエイターの出演など、「YON FES」にはフォーリミ4人の思いがたっぷりつまっている。第二回目の開催に向けてメンバー全員に話を聞いた。

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――今日は取材前に会場の図面を持ちながらモリコロパークの下見に行ったそうですね。

GEN「そうですね。メンバー全員とスタッフで行ってきました」

――バンド主催フェスといえど、メンバーがそこまでするという事に驚きました。

GEN「もちろんしますよ。実際の現場に行ってアーティスト側からみてどうなのか、お客さんからみてどうなのかという事はしっかりチェックします」

HIROKAZ「図面だけだと分からない所が結構あって、意外と狭かったりするところもあるんです。そこをどう改善しようかと話し合いました」

――昨年の第一回があったからこそ、より具体的に考えることもできましたか?

GEN「去年は図面を見ていてもあまりイメージが浮かばなかったんですけど、去年があったおかげで今年は色んなアイディアが生まれています。まだこれから具体的に落とし込んでいくので、今後の発表を楽しみにしてください。特に会場の装飾はもっとこうしたかったという思いがあるので、それを実現させたいですね。装飾の予算も去年より増えていると思うので(笑)。これからもフェスを長く続けていく為にも、2年目はすごく大事だと思っています」

――念願だったバンド主催フェスを実現させて、自分たちが思い描いているバンド像にどんどん近づいていっていますか?

GEN「満足してしまったらそれまでだと思うので、バンドに対してもYON FESに対しても、もっともっとこうしたいという気持ちの方が強いですね」

KOUHEI「満たされたら面白いものは生み出せないし、これからもハングリー精神を持ち続けてトライ&エラーをしていきたいです。課題があったとしてもそれをメンバーだけでクリアしているとは思っていなくて。スタッフや関係者の人たち、お客さんなど色んな人を巻き込んで、フォーリミとYON FESをどんどん大きくしていきたいです。YON FESはめちゃくちゃ多くの人たちが関わって成立しているんですけど、これだけの人が1つのことに取り組むって中々ないと思うのでとても嬉しいです。俺たちが中心にはいますけど、フォーリミはただ声をあげただけで皆で作ったフェスだと思っています」

GEN「去年は初開催マジックみたいなものもあったと思うんです。そうした環境に恵まれながらも、僕らと限りなく同じ気持ちで出演者やお客さんとヨンフェスを過ごせた実感があります」

――YON FESの特色といえば同世代のバンドや名古屋バンドをピックアップしたラインナップだと思うのですが、今年はどんな感じになりそうですか?

GEN「同世代というのは大事にしているんですが、去年よりそのカラーは薄くなっています。代わりにここ数年でライブがグッときたバンドをチョイスしているので、一緒にツアーをまわって呼んだバンドばかりです」

HIROKAZ「今年はライブバンドばかりなので、よりライブハウス感がでるんじゃないかな」

GEN「確かにそうだね。フェスだけどライブハウスみたいなヒリヒリ感というか」

――今年は上の世代のバンドも出演しますね。

GEN「先輩たちは同世代以上に僕らを食いにきてくれるというか、“お前らの客をかっさらうぜ”ぐらいの気持ちでやってくれると思うので楽しみですね。ライブは勝ち負けではないですけど、あえてそういう表現をするとしたら、負けてはいないけど勝っているつもりもないバンドだらけなんです。今年は『負けへんで』みたいなガチンコ感があると思います。今のはCrossfaithの真似なんですけどね(笑)。WANIMAもまた何か仕掛けてくるでしょうし。強いですね、今年のメンツは」

RYU-TA「フォーリミのメンバー全員で決めているメンツなので、大好きなバンドしかでないっていうのは本当に嬉しいですね。当日のライブを観てすごく刺激を受けると思います」

――去年はライブペイントのアーティストを呼んだりと、様々なクリエイターが参加しました。今年はどうなるんですか?

GEN「ライブペイントは今年もやります。去年とは違う方にもでてもらおうかなと思っています」

――他にもビレバンなどとコラボしたグッズも大盛況でしたが、そうした様々なカルチャーが混ざり合う場にもなっていましたよね。なぜそうした場所にしたかったのでしょうか?

GEN「ロックフェスであるのは間違いないんですけど、音楽以外の人も発信できる場所であった方が楽しいかなと。音楽以外のカルチャーも大好きですし、僕らの周りに純粋に尊敬できるアーティストやクリエイターがいるので、そうした人たちをもっと知ってほしいという思いもあります。YON FESに来てくれるという事はただ音楽を聴きに来てるだけじゃなくて、その人の1日をもらって体験しているってことじゃないですか。 だからできるだけ、その人の人生にとって発見があったり、きっかけになる場でありたいですね。その為に素晴らしいアーティストやクリエイターを呼んでいるので」

――これまでも音楽フェスとストリートカルチャーは密接に関わってきましたが、ヨンフェスでしていることはフォーリミの世代のバンドだからできる事なのかなと実際に体験してみて感じました。

GEN「AIR JAMや京都大作戦はめちゃくちゃ尊敬していて影響を受けているんですけど、だからといってそうしたフェスがやっている事をやるのは違うと思います。僕らの色をだしながら、逆に先輩たちが思いつかないような事をやっていきたいですね」

――少し話はズレますが、AIR JAMを主催したHi-STANDARDと昨年ライブハウスで対バンをしました。フォーリミの皆さんは昔からハイスタへの影響を公言していますが、夢のような1日を振り返ってみてどうですか?

GEN「ウチのメンバー全員の夢が叶った日だったので、ライブハウスの入りからソワソワしていました(笑)。メンバーの気持ちがいつも以上に1つになった日だったので、その後のライブはメンバー同士がよりフィットしている感じがしましたね」

RYU-TA「憧れのハイスタと初めてライブをしたので、リハからめちゃくちゃ楽しみました。なんならリハの時点でお腹がいっぱいというか、こんな状態でライブできるかなと思ったぐらいで(笑)。ほとんどハイスタのお客さんだったんですけど、僕らのライブを受け入れてくれた感じがしたので、夢みたいな話だけどできて良かったですね。本当に」

GEN「追いついたとは思わないですけど、やっと届いたっていう感じはしました。ハイスタのVHSで観ていたような熱量のある光景を自分たちのライブで生めていたので、“これは憧れの景色”だなと。僕らがライブをしている時も、ハイスタのライブを観ている時も、お客さんのアガリ方が普段と全然違ったんです。ハイスタをライブハウスで観れるという会場の空気も異質だったので、目に見えない人の感情みたいなものを皆感じるじゃないですか。それがやっぱり一番大事だなって改めて思いました」

――YON FESでもそうした熱量のある光景を生みだしていきたいですか?

GEN「このフェスでは1日に1万人のお客さんが来るんですけど、僕たちきっかけでライブハウスが好きなお客さんが増えた分、そういう子たちをかっこいいお客さんにしたい気持ちはあります。それが僕らの作ろうとしているシーンがかっこよくなる事だと思いますし、それをどんどん広げていくことがシーンをひっくり返すという事なので」

――バンド主催の大型フェスやハイスタとの対バンなど、そうした夢のような出来事をフォーリミは実現させてきました。そうした姿は名古屋シーンのバンドマンにとても夢を与えているのかなと思います。

GEN「バンドマンにも夢を与える存在でいたいし、僕たちはすごいデッカイ事務所に見つけてもらった訳じゃなくココまできました。うだつの上がらないガラガラのライブハウスからちょっとずつお客さんが増えて、ちょっとずつ大きい会場でできるようになってきて。それが地続きとなってYON FESや武道館があるので、結果がでない時があってもその先にちゃんと希望があることは示したいですね。何が正解かはずっと分からないままやっているんですけど、何者でもない僕たちでもこんな大きいことができるようになったので。それができたのは良い友だちがたくさんいるからかもしれないですね。人と人の繋がりを大事に活動してきたら、こんな未来が待っていたというか」

――初開催を経て、YON FESにしかないものって何かあると感じていますか?

KOUHEI「これから新しい時代を作れそうなメンツが揃っていることだと思います。先輩に対しても俺らはこれだけできるんだぞという事を見せたいですし、そうしたらお客さんの中にも“いつか、ああなりたい”と思ってバンドをはじめる人もいるかもしれない。世代交代というとデカい話になりますけど、この世代で日本の音楽シーンを変えるぞみたいな……のにできたらいいなと思っています(笑)」

全員「アハハ(笑)」

GEN「確かにそうだね。言い切っちゃうのも何か変だし、その可能性を感じているフェスです」

――昨年は名古屋を離れて上京しました。はじめて地元を離れてのYON FESとなりますが、名古屋への思いはより強くなりましたか?

GEN「名古屋を離れたからこそYON FESが帰ってこれる場所になりましたね。つまり僕たちにとって帰ってこれる場所ができたから東京に行けたと思うので。もちろん出演アーティストにとっても、お客さんにとっても帰ってきたと思えるフェスにしていきたいです。お客さんがトリのアーティストまで自然に残っているフェスや、アーティストが打ち上げまで出るフェスって、やっぱりそれだけの理由があるんですよね。なので僕らにとってもお客さんにとっても『YON FES』という場所をもっと特別なものにしていきたいです」

インタビュー・文:菊池嘉人


04 Limited Sazabys Official Site http://www.04limitedsazabys.com/
YON FES 2017 Official Site http://yonfes.nagoya/
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